この春、新入学や就職で、新しく自転車通勤や通学を始めた人もあるでしょう。コロナをきっかけに自転車での移動に切り替えた人もあると思います。もちろんママチャリならば普通に外に起きますが、スポーツバイクに乗り始めて、どこに保管しようかと考えた人もあったはずです。
ほかの人がどうしているのか調べるなどして、たどり着くのは室内保管でしょう。初めて室内保管する人は違和感があると思いますが、慣れです。私も室内で複数台の自転車を保管していますが、最初はともかく、今は全く気になりません。家族からも最初は抗議されましたが、今では話題にもなりません。
ただ、室内に置くとどうしても邪魔になることも多いでしょう。一般的なスタンドなどで普通に横置きすると、けっこう場所をとります。広いお宅ならいいですが、邪魔にならずに取り出しやすい場所と考えると、置き場所に困ることも多いのではないでしょうか。
壁にバイクホルダーを取り付けて、吊り下げる方法もありますが、賃貸住宅の場合は壁に穴をあけられなかったりします。縦置きのスタンドもありますが、単独で直立させておくのは不安定だったり、スタンド部分が場所をとったりします。都会で一人暮らしを始めた人など、悩むところかも知れません。
スポーツバイクを室内保管するのは、欧米も同じです。海外でも、都市部だと必ずしも住宅事情がいいとは限りません。保管方法の悩みは同じなのでしょう。ドイツの“
Riders Gonna Ride”というブランドから、新しい自転車の収納ソリューションとして“
BIKE BOX”というモジュラー型のストレージユニットが発売されています。
このブランドは、マウンテンバイクにルーツを持つライフスタイルブランドです。ウェアとかアクセサリーなと、各種の関連アイテムを扱っています。自転車生活に必要な、あるいは欲しくなるアイテムの一つとして、自転車の室内保管用のアイテムを提案しています。
“
BIKE BOX”には、自転車用のロッカー、ラック、ウォールブラケットなど、いくつかバリエーションがあります。組立式になっており、自分の部屋の事情に応じて吊り下げる場所もカスタマイズできます。自転車だけではなく、ウェアやカバン、アクセサリから身の回りの品なども自由に収納出来ます。
自転車だけでなく、スノーボードとか、スキー板、ブーツなど、他のスポーツ用品を置いてもいいでしょう。棚板やバーなどのパーツを組み合わせ、自分の好きなように組み立てたりレイアウト出来ます。このストレージの外側にバイクホルダーを取り付ける形でも、安定して吊り下げられます。
これは、なかなか便利そうです。自転車がきちんと収納されているように見えるので、初めての室内保管の人でも、違和感が少ないかも知れません。場所もとらず、ヘルメットや他の用品も含めて収納できて、部屋もスッキリ片付くでしょう。壁に穴を開けなくても吊り下げることが出来ます。
日本でも少しずつスポーツバイクに乗る人が増えてきました。でも、割合から言えば、日本ではママチャリに乗る人が圧倒的に多いのは確かです。自転車を室内で保管する人がいるという事実も、まだまだ認知されているとは言えません。室内保管のための家具なども一般的に売られてはいません。
例えばイケアあたりが組み立て家具として扱ってくれると、選択肢が増えてサイクリストも助かります。ニトリあたりが、自転車の室内保管用の家具などを扱うようになったら、日本でもメジャーになってきたと言えるのでしょう。今後のスポーツバイク人口増加を見据え、室内保管ニーズに目をつける企業は出てくるでしょうか。
◇ 日々の雑感 ◇
大阪府職員に続き、大阪市でも1000人超の職員が多人数飲み会をしていました。これでは感染も急増するでしょう。職員にも徹底できない府知事や市長がどの面下げて休業や自粛を強いるのか、市民が怒るのも当然です。
Posted by cycleroad at 13:00│
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