トレーラー(サイクルトレーラー)です。日本で見ることは稀れですが、欧米では旅行や荷物の運搬に使われています。荷物を載せるカーゴトレーラー以外にも、子どもを乗せるキッズトレーラーなどを引く人もいます。不要な時には取り外せる点が、カーゴバイクと比べて利点と言えるでしょう。
クルマで牽引するトレーラーもあります。トレーラーハウスとか、キャンピングトレーラーなどです。モーターボートや車両を載せて運ぶライトトレーラーなども見ることがあります。クルマが牽引するか、自転車で牽引するかの違い、大きさの違いはありますが、トレーラーは牽引される車両です。
前回は、映画の予告編、公式トレーラーを取り上げましたが、実はこのトレーラーも同じです。別のもののように思えますが同じ単語です。映画のトレーラーは牽引されるわけではないのに、なぜトレーラーと呼ばれているのでしょうか。これには理由があります。
映画のトレーラー、予告編は、映画館では本編の前に映されることが多いと思います。でも、20世紀の初めの頃のアメリカの映画館では、今とは違って本編の後に、新作映画の予告編が映写されていたのです。このことから本編の後に、連結されたようだったためトレーラーと呼ばれるようになったと言われています。
アメリカではテレビドラマなどの次回予告もトレーラーと呼びます。こちらは本編の後です。自転車もクルマも映画も、トレーラーは後ろに連結されたものという意味で同じ単語というわけです。さて、今回も自転車映画の公式トレーラーを、もう少し取り上げておきたいと思います。
オーストリアからオーストラリアへ(2021年)
陸路 18,000kmの自転車旅。
WADJDA(2012年)
サウジアラビアに住む少女の挑戦。
少年と自転車(2012年)
日本で聞いた少年の話から生まれた映画。
THE TRIPLETS OF BELLEVILLE(2003年)
フランスのアニメコメディ、アカデミー賞ノミネート。
RISING FROM ASHES(2012年)
アフリカ・ルワンダのサイクリングチームの物語。
Breaking Away(1979年)
少年たちの青春ストーリー、名作映画。
PREMIUM RUSH(2012年)
自転車メッセンジャーが巻き込まれるスリラー。
神さまの轍(2018年)
ロードバイクに魅せられた2人。
Chasing Legends(2010年)
2009年のツールドフランスのドキュメンタリー。
BICYCLE DREAMS(2009年)
レースアクロスアメリカの実話。
THE FLYING SCOTSMAN(2006年)
洗濯機の部品で作った自転車で世界記録を更新したアマチュアの実話。
BEIJING BICYCLE(2001年)
北京で自転車便で働く10代の物語。
2 SECONDS(1998年)
LGBTQのバイクメッセンジャー、ローリーの物語。
RAD(1986年)
小さな町のモトクロッサーがプロと戦うストーリー。
自転車とは関係なくても面白そうなストーリー、名作とされている映画もあります。自転車好きには、余計に共感できるものもあると思います。天気の悪い週末に映画でも見るかと思い立った時のために、トレーラーをチェックしておいてもいいかも知れません。
◇ 日々の雑感 ◇
大谷選手、十分にスゴイですが昨年と比べると多少物足りない感じはあります。そのうち爆発してくれるでしょう。
Posted by cycleroad at 13:00│
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