June 26, 2022

時代が変われば常識も変わる

働き方が変わってきています。


勤務先に出社せず、自宅などで仕事を行うテレワーク、リモートワークが一般的になってきました。パンデミックによって緊急避難的に行われたケースが多かったわけですが、その後に出社できるようになっても、この働き方でも十分に可能なことに気づき、また気に入ったという人も少なくないようです。

もちろん、テレワークにそぐわない仕事もありますし、やはり出社して顔を合わせて仕事をしたほうがいいと考える人も多いと思います。顔を合わせていないと微妙なコミュニケーションが取りづらいとか、人間関係が築きにくい、社内の情報が伝わってこないのが不安ともらす人もいます。

このあたりは職種や会社によってもまちまちでしょう。ただ、アメリカなどでも、どちらがいいか論争になっていたり、リモートワークを認めないなら退職するという人が増えていると言います。少なくともリモートワークが一定の広がりを持ったことで、これまでの働き方を見直す動きになったのは確かでしょう。

オフィスオフィス

すでにパンデミックのロックダウンの最中から将来のオフィス需要を見越して面積を減らす会社もありましたし、感染がおさまってもテレワークを続けるところは少なくありません。先日は日本でもNTTが原則自宅勤務、リモートワークを標準とし、出社は出張扱い、日本中どこに住んでもいい制度の導入を始めています。

日本の場合、満員電車による通勤をしなくてもいいのもメリットでしょう。すでにリモートワークの定着を見越す一方、日本の住宅事情を勘案して、サテライトオフィスや、カフェなど、第三の仕事場所を提供するようなビジネスも出てきています。

まだ一部に限られますが、テレワークが前提となれば、どこに住んでもいいわけで、勤務先に近い都会に住むのではなく、郊外へ引っ越す人も出てきています。居住環境が向上し、子育てにもプラスと考える人も増えているようです。通勤時間がなくなり、家族と過ごす時間も増えることになります。

リモートテレワーク

自宅で仕事をしていると、子どもやペットなどの邪魔が入ったり、声がうるさかったり、集中できないこともあるに違いありません。そこで、自宅内に設置する個室防音ブースのようなものも発売されています。テレワークを前提として、仕事部屋がとれる間取りに住みなおす動きもあるようです。

どこでも仕事が出来るとなると、必ずしも自宅にいる必要はありませんし、カフェや貸しスペースに行くだけではありません。アウトドア派なら、屋外で仕事をしようと考える人も出てくるでしょう。休暇を兼ねて、いわゆるワーケーションというのもありますが、毎日バケーションというわけにはいきません。

そこで自宅から少し足を伸ばし、風通しの良い川辺の涼しい木陰とか、誰も来ないような林の中で集中して仕事をするのも良さそうと考える人も出てくるでしょう。ノートパソコンに予備のバッテリー、テザリング用のスマホなどがあれば、アウトドアでも仕事は出来るはずです。

BasaltBasalt

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もし私がそれをするならば、なるべく最小限の必要な機材をバックパックにでも入れ、自転車で出かけると思います。お弁当と水筒を持って行くかも知れませんが、なるべく荷物を少なくすれば自転車でも可能でしょう。自転車ならば、クルマが入っていけないような穴場の場所へも入って行けそうです。

しかし、同じ自転車で行くにしても、アメリカあたりだとスタイルが違ってくるようです。こちら、Mokwheel 社の、“Basalt”は、世界で最初の“Power Station Ebike”と位置付けています。ファットタイヤをはいた電動アシスト自転車、e-bike ですが、単なる e-bike ではありません。

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960Whの大容量バッテリーを搭載したパワーステーションです。大きなモバイルバッテリーに乗っていくようなものでしょうか。一回の充電で80マイルという航続距離があるだけでなく、バッテリーとしてさまざまな電気機器に電力を供給することが出来ます。

インバーターを搭載していて、AC、DC電源として、USBから家庭用コンセントまで、さまざまな電流・電圧・機器に対応するだけでなく、市販のソーラーパネルに接続することで、発電と蓄電も可能です。この電源があれば、ノートパソコンを7回充電できます。

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スマホなら充電100回分です。ポータブルの冷蔵庫なら15時間、テレビは13時間など家電も使えます。いつでも冷えた飲料を飲んだり、音楽を聴いたり、コーヒーメーカーでコーヒーを入れることも出来ます。おにぎりなんて握って行かなくても、その場で調理すら可能というわけです。( ↑ 動画参照)

クラウドファンディングで販売・資金調達していますが、まだ30日以上残して目標金額の6倍以上を達成しています。もちろん、テレワーク用に限ったものではありませんが、自転車のこのような使い方を支持する人は少なくないようです。アメリカ的と言えばアメリカ的でしょうか。( ↓ 動画参照)

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サイクリストなら一般的に、なるべく余計なモノは省き、少しでも軽くしたいと考えると思います。荷物もそうですが、自転車本体だって軽いに越したことはありません。しかし、昨今は多少重くても、そのぶん大容量のバッテリーを積んで電動で走ればラクだし、出先でも電力をガンガン使えるという考え方が増えているようです。

キャンプなどアウトドアに行ったら不便なのは当たり前、その非日常性がいいのであって、家にいる時と同じように電化製品を使おうと考えるなんて論外、今まではありえなかったと嘆く人もあるに違いありません。しかし、働き方だけでなく、自転車の使い方も変わってきているようです。







◇ 日々の雑感 ◇

まだ6月というのに関東などでも猛暑日の場所が続出です。これは自転車で出かけるにも熱中症リスク大ですね。

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