July 23, 2022

自転車生活を安全便利にする

スマホは必需品という人は多いでしょう。


日常的に持ち歩いてSNSを使ったり、何かを調べたり、写真を撮ったり、決済をしたり、ゲームをしたり、その他いろいろな用途で使っていると思います。たくさんのアプリを入れている人も多いでしょうし、便利すぎて、もはや手放せない人も多いに違いありません。

自転車で出かけた時にもアプリを使う人は多いのではないでしょうか。サイクリスト向けのアプリも、もはや当然のようになっています。例えば経路案内、ナビゲーションアプリも、メジャーなものからマニアックなものまで多数あって、気軽に使えるようになっています。

このブログでも、これまでにいろいろ取り上げてきました。具体的な名前は省きますが、高機能なサイコン・アプリや、各種のデータやGPS連動でルートなどを記録するロガー、それらをコミュニティで共有できるサイクリスト用のSNS、消費カロリーを計算してくれるものもあります。

シェア自転車を使うためのアプリを入れている人もあるでしょうし、自分の自転車のロックを共有するアプリもあります。最近は自転車用のグッズ、例えば自転車用のドライブレコーダー、盗難対策のロックや追跡装置、自動通報装置などを専用アプリでコントロールするものも増えています。

スマホが登場する前と比べたら、何かと便利になったと感じている人は多いのではないでしょうか。自転車生活のスタイルが変わったという人もあるはずです。そして、サイクリストが使うのに便利なアプリは、さらにいろいろなものが登場してきています。

bikedappbikedapp

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MyVeloFit”は、自分を写真撮影することで、AIで適切なライドポジションを判定してくれる、フィッティングアプリです。身体の細かなサイズや関節の可動域なども分析して、詳細な解析を行います。もし適切でない部分があれば、例えばクランクやステムの長さを変えるなどの解決策が得られるわけです。

ライダー、一人ひとりに適したフレームサイズを教えてくれるアプリでもあります。ちょうど、アパレルのネット通販のアプリで、自分の身体を計測して適切なサイズを示してくれるものがありますが、そんなイメージに似ています。つまり、ネット通販でスポーツバイクを購入する時に役立ちます。( ↓ 動画参照)

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ハンドルまでの距離とか、サドルの僅かな高さのズレだけで、身体のどこかに痛みが出ることがあります。自分では、どこが悪いのか、何が原因かわからないような場合でも、フィッティングの診断によって解決するかも知れません。逆に言うと、故障の防止にもつながることになります。

リアルの店舗でも、これを使えば専用の機器など無しにフィッティングサービスを提供することも出来るでしょう。最初にきちんとサイズを測ってセットアップしても、乗っている間に身体が慣れたり、可動域が広がったりして、調整が必要になる場合もあるはずです。

MyVeloFitMyVeloFit

MyVeloFitMyVeloFit

アメリカ・ミシガン州を本拠とする企業、biked 社は、専用アプリ、bikedapp によって、オンデマンドの自転車修理・メンテナンスサービスを展開しています。アプリで簡単に修理の予約や、そのための引き取り、配送を依頼することが出来ます。出張サービスも依頼できるわけです。

自宅の近くにバイクショップがない人、ネット通販などで自転車を購入したけど、自分で組み立てられない人などにも対応してくれます。自転車をショップに持ち込んで、修理や調整作業の間、ずっと待っていなくてすむのもメリットと言えるでしょう。( ↓ 動画参照)

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自分で修理が上手く出来ない人、定期的にメンテナンスをして快適に乗りたいけど、その時間をとれない人、いろいろなニーズがあると思います。アプリから依頼して、決められた日時にピックアップしてくれ、修理・調整してくれ、また指定日時に届けてくれるのですから、これは便利です。

配達員保険システム

東京・中央区を本拠とする日本の企業、CACは、社会問題になっているフードデリバリーサービス配達員による危険運転問題を解決するため、配達員の運転情報と連動する保険システムを開発しています。日本版のGPS、準天頂衛星システム、「みちびき」とブロックチェーン技術を利用しています。

スマホアプリを使って、走行中の自転車の位置情報を取得・処理・判定し、例えば配達推奨ルートからの逸脱や、逆走などの交通違反や危険な走行をリアルタイムで取得しスコア化します。これによって配達員が加入する保険料などに、走行データの評価を反映することが可能になります。

配達員保険システム

これもまた、違った意味で興味深いアプリです。フードデリバリーの配達員が歩道を爆走したり、時間を短縮するため首都高速に侵入したり、実際に死傷事故を起こしたりして問題になっています。配達時間が短ければ報酬が増えるという構造的な問題もあって、事故やトラブルが絶えません。

これもアプリによって改善できる可能性が出てくるわけです。現在は想定していないようですが、一般の自転車利用者にまで対象を拡大できないものでしょうか。もし一般の人にも拡大できたら、交通ルール違反にペナルティを与えるなどして、今の混沌とした自転車走行の秩序を確立するのに役立つかも知れません。

配達員保険システム

もちろん、配達員と違って、一般の人には、このシステムを使うインセンティブがありません。例えば、駅前の月極駐輪場の利用権が与えられるとか、地元自転車店の無料整備券がもらえるとか、何か考える必要があります。でも、ルールを守って乗ればメリットがあることで利用が広がれば、秩序の確立に貢献するでしょう。

これからも、まだまだいろいろな自転車用アプリが登場してくるに違いありません。自転車生活を便利にするだけでなく、社会の安全に寄与するようなものも期待されます。個人的には、通信会社が出来るのにやらない、自転車に乗りながらの無用なスマホ利用を出来なくなるアプリを実現してほしいものです。




◇ 日々の雑感 ◇

大谷翔平選手の2桁勝利&2桁本塁打はお預けでした。単なる通過点で達成は時間の問題だとは思いますけど。

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