September 24, 2022

ふだん考えてない事が起こる

秋の全国交通安全運動が行われています。


9月21日(水)から30日(金)までの10日間、この時期に毎年恒例で全国同時に行われる活動です。街頭に立つ警察官を見かけた人も多いかも知れません。さて、そんな時期ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、気になったものをいくつかピックアップしてみたいと思います。


大型トラックにはねられ自転車の男性死亡 追い越しの際に接触か



北九州市小倉南区で12日朝、自転車に乗っていた高齢とみられる男性が大型トラックにはねられ、死亡する事故がありました。( ↑ 動画参照)

北九州市小倉南区上吉田で12日午前6時前、大型トラックの運転手から「自転車の男性と接触事故を起こしました。相手は意識がありません」と警察に通報がありました。

この事故で、自転車に乗っていた70代くらいの男性が病院に搬送されましたが、男性は約2時間半後に死亡が確認されました。

現場は片側2車線の直線道路で、警察はトラックが自転車を追い越す際に接触したとみて、事故の原因を詳しく調べています。(2022/09/12 FBS福岡放送)



横転した自転車の高齢女性に接触し逃走か…55歳男を逮捕 被害者は首を骨折する大けが

接触し逃走9月17日の夜、大阪府四條畷市の府道で73歳の女性が大けがをしたひき逃げ事件で、警察は19日、55歳の会社員の男を逮捕しました。

ひき逃げの疑いで逮捕されたのは、大阪市鶴見区の会社員・塚田睛生容疑者(55)です。警察によりますと、塚田容疑者は9月17日(土)午後7時すぎ、四條畷市中野新町の府道を乗用車で走行していた際、自転車で横転した女性(73)に接触しけがをさせたにもかかわらず、救護せず逃走した疑いが持たれています。

女性(73)は首の骨を折る大けがをし、病院で治療を受けています。警察によりますと、付近の防犯カメラの映像から塚田容疑者が浮上したということで、取り調べに対し塚田容疑者は「自転車を追い抜いたが接触はしていません」と容疑を否認しています。(2022/09/19 MBSニュース)


クルマと接触して死傷する自転車利用者が後を絶ちません。後の方の記事の容疑者は、更にひき逃げに問われています。接触していないと思ったとしても、追い抜いた結果として女性が転倒したのであれば、救護する義務があるでしょう。そのまま走り去っていいわけがありません。

実際にギリギリを抜いて行くようなドライバーもいれば、慎重に間隔をとって抜くドライバーもいます。つまり、自転車を追い抜いても、接触しない限り何の影響も及ぼさないと思っている人もいれば、不用意に追い抜いて、もし転倒でもされたら危険と思っている人もいるということでしょう。

ふだん自転車に乗らない人ならば、間隔をとらずに追い抜くことがどういうことか、抜かれた影響でどうなるかなんて考えてもいないのでしょう。しかし、そのことで相手を死傷させ、事故の当事者として刑事罰や民事上の損害賠償の義務を負いかねないということを念頭において運転してほしいものです。

クルマのドライバーの中には、車道を走る自転車なんて邪魔だと、上から目線の人が少なくありません。しかし、結果として事故を起こせば重い責任が及びます。そもそも、道路はクルマだけのためのものではありません。そんな気になっている人も多いと思いますが、交通弱者へ配慮する義務があることを自覚すべきでしょう。


車道を自転車が“逆走”…停止求めた警察官と衝突し乗っていた32歳男性が骨折 停止に応じず歩道を走行中



名古屋市中区で12日未明、車道を逆走する自転車と警察官が衝突し、自転車の男性がケガをしました。( ↑ 動画参照)

警察によりますと、12日午前3時20分ごろ、名古屋市中区新栄3丁目で、車道を自転車で逆走する男性(32)を見つけた愛知県警千種署の男性巡査部長(34)が停止を求めました。

男性は停止に応じず、歩道を走行して警察官と衝突、右ひざの関節を骨折するケガをしました。男性巡査部長(34)もひざを打つ軽傷を負いました。

愛知県警千種署の伊藤由美子副署長は「現時点では適正な職務執行と判断しています」とコメントしていて、警察は自転車の男性が道路交通法違反や公務執行妨害の疑いもあるとみて調べています。(2022/09/12 東海テレビ)


詳しい事情はわかりませんが、制止しようとして接触したのですから、警察官も停止させようとして、何らかのアクションをとったものと思われます。制止するのは職務としても、接触して怪我を負わせるような方法が、はたして正当化されるものだったか、適正な職務執行だったかが問われたのでしょう。

自転車の男性は逆走が違反と認識していなかった可能性があります。しかし、そうであっても警察官の制止を無視すれば、公務執行妨害に問われても文句は言えません。もしかしたら、知っていて警察官が徒歩だったため逃げようとしたのかも知れません。いずれにせよ、警察官の制止を振り切るのは愚かということになりそうです。


「フル電動自転車」無保険で酒を飲んだ運転の男性 書類送検へ

ペダルをこがなくてもモーターの力だけで走れる「フル電動自転車」などと呼ばれる車両を無保険で酒を飲んで運転したとして警察は、16日徳島市の30代の男性を書類送検する方針です。
こうした車両は法律上、原付きバイクと同じで公道を走るには自賠責保険の加入が必要で警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、ことし5月、徳島市佐古一番町の市道で、市内に住む飲食店経営の30代の男性が、「フル電動自転車」などと呼ばれる車両をナンバープレートや方向指示機をつけずに運転しているのを、パトロール中の警察官がみつけました。

警察官が調べたところ、自賠責保険に加入していなかったほか、呼気からアルコールが検出され、警察は16日、男性を自動車損害賠償保障法違反と道路交通法違反の疑いで書類送検する方針です。

「フル電動自転車」は外見上は電動アシスト自転車に似ていますが、高性能のモーターが搭載されていて、ペダルをこがなくても走ることができます。

このため、法律上は原付きバイクにあたり、公道を走る際は運転免許のほか、ナンバーレートなどの取り付け、それに自賠責保険の加入が必要で、警察が注意を呼びかけています。(9月15日 NHKニュース)


フル電動の自転車は、自転車ではなく原付バイクの扱いを受けます。ナンバーなしで乗っていること自体が違法であり、当然のように無保険で、さらに飲酒運転とは何重にも違反です。どこまで認識していたかは不明ですが、フル電動自転車の法的な取り扱いについては、もっと周知も必要と言えそうです。


自転車泥棒に心当たりは 被害者恐怖「こんな身近で」

自転車泥棒16日午前1時ごろ、東京・調布市の住宅に設置された防犯カメラの映像。男が、携帯電話を触りながら歩いている。駐車場の前に来ると、足を止め、自転車をのぞき込む。

すると、携帯電話をポケットにしまい、少し周りを見渡したあと、手前の自転車に手をかけ、動かそうとする。しかし、何かに気づいたのか、自転車から離れた。バイクが通り過ぎるのを確認していたとみられる。

その後、再び駐車場へ戻ると、奥にあった黒い自転車に乗り、その場を去っていった。被害に遭った女性によると、最初に手をかけた自転車は子ども用だったため、大人用の黒い自転車をとったのではないかという。

被害に遭った女性「怖いですよね。まさかこんな身近であると思わなかった」

犯人について、心当たりは...

被害に遭った女性「まったくないです。『あった、乗っていっちゃおうかな』みたいな軽い気持ちだったのでは」

女性は、被害届を提出。警察が捜査している。(2022年9月19日 FNNニュース)


被害に遭った女性は、自分の身に起こると思っていなかったのかも知れません。ただ残念ながら、自転車が盗まれるなんて日常茶飯事であり、全く珍しいことではありません。もし今まで被害に遭ったことがなかったとしたら、それは幸運だっただけということになるでしょう。無施錠ならばなおさらです。

今まで警察に届けても、検挙は見込めないことが多かったのではないでしょうか。警察も件数も多いので手が回らなかったり、なんの手掛かりもなければ捜査も難しいだろうことは理解できます。しかし、映像があれば、検挙の可能性は向上するかも知れません。

軽い気持ちだったとしても、立派な窃盗犯です。可能な限り、警察も検挙してほしいと思います。近年は防犯カメラなどが普及し、映像が残る事例が増えています。被害に遭って映像がある場合は、積極的に届け出ることで検挙数が増えれば、抑止効果にもつながるのではないでしょうか。


自転車の無灯火なくそう 交通マナー向上呼び掛け 奄美市

無灯火奄美市教育委員会生涯学習課は20日夜、自転車の無灯火運転防止などを呼び掛ける「交通マナーアップキャンペーン」を、同市名瀬の市街地で行った。

奄美署員や小〜高校の教員、児童生徒の保護者など約50人が参加。4班に分かれて、通行する自転車へ注意を呼び掛けた。

秋の全国交通安全運動(21〜30日)に関連した取り組み。開会式では村田達治教育長が「これからの季節は子どもたちの帰宅時刻と夕暮れが重なるため、自転車の無灯火が心配される」と述べ、児童生徒の安全確保や自転車運転時のマナー向上へ取り組みの意義を強調した。

参加者は▽名瀬郵便局前▽永田橋交差点前▽県立奄美図書館前▽金久中学校前|にそれぞれ移動。横断幕を掲げ、午後7時すぎから約1時間、自転車の安全運行を促す声掛けを行った。

奄美署によると、管内で昨年発生した自転車関連の事故件数は55件で、今年は8月末現在で46件が発生。午後4時から同6時の間に多発する傾向にあり、夕暮れ時の事故が目立つ。

キャンペーンに参加した新元こず恵さん(46)は「注意を素直に聞いてくれる子たちが多いように感じた。声を掛けることで安全運転を意識してくれたら」と話した。(2022年09月23日 南海日日新聞)


無灯火への啓発も行われています。ライトを点灯させるべきとはわかっていても、あまり違反として意識されないことも多いと思います。しかし、そのことで前方を歩く歩行者がよく見えずに接触して死傷させたり、自らもクルマからの視認性が悪くて事故に遭う要因にもなります。

自転車に乗っていて、無灯火で逆走してくる人もいます。危険であると共に腹立たしい行為です。都市部なら街灯があるので大丈夫と考える人がいますが、明るい場所ばかりとは限りません。たまたま暗がりを通った時に、相手から視認されにくく事故になることもあります。そうした危険への理解も徹底させてほしいと思います。


車線の右側“ギリギリ”…自転車逆走「事故が心配」



神戸市内の映像です。前の車が急にブレーキを踏みました。その直後、車線の右端に自転車の姿が見えました。自転車は、道路の端ギリギリの所を走り抜けていきました。( ↑ 動画参照)

撮影者:「自転車が逆走してるなというのは、すぐに分かりましたね。通り過ぎた後にUターンもできないんで、あの交通量だと。引き返すこともできないと思うので。この後、事故が起きてないかと心配ですね」(2022/09/21 テレ朝ニュース)


クルマを運転していた人は焦るでしょう。対向車線が完全にセパレートされているような幹線道路だと、通常の対面通行の道路と勘違いして、左側通行をしようとした可能性はあります。しかし、クルマが対向してくることで、すぐに違うとわかるはずです。交通量が少ないならともかく、多い道路のようです。

それを平気で走行しているということは、たまたま左側通行していただけで、ふだん逆走していても気にしない人なのでしょう。つまり、自転車の車道走行が徹底している国では原則として起きない走行、日本独特の危険な現象ということになりそうです。クルマを運転する人は、こういう可能性まで頭にいれておく必要がありそうです。


自転車かごから雨がっぱ盗んだ罪で起訴の男 自宅から360枚押収

雨がっぱ自転車のかごから雨がっぱを盗んだとして、大阪府警は、大阪市東住吉区桑津1丁目の新聞販売所従業員、依田淑雄(よしお)容疑者(51)を窃盗の疑いで逮捕したと22日に発表した。容疑を認めているという。

阿倍野署によると、依田容疑者は「雨がっぱを着ている女性を見て、下着姿と同じように感じて興奮した」と供述。自宅からは約360枚の雨がっぱが押収され、すべて盗んだものだと話しているという。

署によると、依田容疑者は1月11日、大阪市阿倍野区の駐輪場で、自転車の前かごから雨がっぱ一式(1万円相当)を盗んだ疑いがあるとして6月に窃盗容疑で逮捕され、起訴された。家宅捜索の際、自宅の床を大量の雨がっぱが埋め尽くしていたという。府内では2013年ごろから、自転車の前かごから雨がっぱなどを盗まれる被害が相次いでおり、署は依田容疑者が大阪市と東大阪市で100件を超える事件に関わったとみている。

府警では、事件の発生を受け、犯人を「かっぱ男」と呼んで行方を調べていた。だが、雨で証拠が残りづらかったこともあり、捜査は難航。昨年10月、雨がっぱが盗まれた大阪市阿倍野区の駐輪場付近の防犯カメラに不審な人物の顔が映っていたことから、容疑者が浮上したという。依田容疑者は「自宅に侵入して下着を盗むより、自転車から雨がっぱを盗む方が被害届を出されるリスクは低いと思った」と説明しているという。(2022年9月22日  朝日新聞)


おそらく雨の日に雨がっぱを載せている場合が多いでしょうから、必要な時に使えず迷惑な話です。以前、自転車のサドルばかりを盗む窃盗犯が検挙されたことがありますが、今度は雨がっぱです。変質者と言わざるを得ませんが、何が盗まれるかわからないものです。


横断歩道での自転車=歩行者扱い!? 結局、いったいドライバーはどうすりゃいいのか!

横断歩道での自転車横断歩道の歩行者から「どうぞ」と譲られたので進行したら歩行者横断妨害で捕まったという件で、すでに警察が謝罪していることはすでにベストカーWebでの記事でも紹介した。

では、クルマを運転するドライバーとして横断歩道での自転車と歩行者の違いとはどういった部分にあるのだろうか?この件について、国沢光宏氏にしっかりと線引きしてもらった。(中略)

■歩行者横断妨害にもふたつの例外が存在する

まず、自転車は歩行者じゃなくて軽車両であるということ。これ、大原則です。言うまでもなく軽車両の優先権は自動車やバイク同士と同じ。横断歩道にいる自転車であっても、歩行者じゃなく軽車両ということになる。

従って道交法的に自転車に優先権はなく、横断歩道であってもクルマやバイクが自転車に道を譲る義務はなし。「歩行者の安全を担保するための違反」と言う位置づけの歩行者横断妨害にならないです。

ただし、例外がある。自転車を降りて押している状態。これ、歩行者扱い。自転車だけでなくバイクを押している人も歩行者だ。

ちなみに自転車を押しているという判断基準はキチンとある。まず、サドルに腰をかけていないことと、両足が付いていることのいずれか。両足を付いていてもサドルに腰かけていたら「運転中」ということで軽車両扱いになる。自転車から降りてないと歩行者じゃないワケ。

横断歩道での自転車もうひとつの例外は13歳未満の子供(小学生を想定)と70歳以上の高齢者。私は乳幼児を乗せている自転車もここに入れてもいいと思う。

これらのケース、歩道の走行が条件なしで認められている。横断歩道を通行できる権利を持つため、扱いは歩行者。「年齢なんてわからない」と思うかもしれないが、横断歩道で停止できるよう義務づけられている。低い速度域で見たら明らかにわかります。

ということで軽車両である自転車に優先権はなく、横断歩道で待っていても、ましてや歩行者の移動速度の5倍で横断歩道に向かって走ってくる自転車は常識的に考えたって優先義務などないことが誰にもわかるだろう。

もちろん、横断歩道の自転車を見てドライバーが止まるのは自由なのだけど、後続車が走っていたら意味のない停車を迫ることになり、道交法の基本理念である「交通の円滑な流れ」を乱す。

■「自転車横断帯」がある場合は自転車が優先権を持つ

さて。ここから普通の横断歩道と違うケースとなります。『自転車横断帯』はどうか? 横断歩道の横に設けられており、自転車でこの横断帯のある交差点を通行しようとしたら、指定の場所しか走れない(歩道も車道も通行禁止)。

その代わり、自転車横断帯を走行している自転車はクルマやバイクに対する優先権を持つ。クルマやバイクは自転車の通行を妨げちゃいけないのだった。

道交法第38条第1項にある「又は横断しようとする歩行者等があるときは」の“歩行者等”に自転車が含まれるという拡大解釈をするケースも見かけるが、この“歩行者等”は自転車横断帯の自転車を示す。

何度も書くが、軽車両は歩行者ではない。タイヤ付きの乗り物で歩行者になるのは、セニアカーや車椅子、乳幼児用の手押し車のみ。車幅70cmを超える人力車やリアカーも含まない。

横断歩道での自転車ただ、自転車横断帯は急速に減ってきている、信号のない横断歩道だと危険になるためか設定されておらず。信号のある交差点で自転車が走ってきているのに止まらないドライバーなんていないと思う。

いや、自転車に優先権のない横断歩道であっても、すでに横断歩道を走行していれば誰だって止まる。円滑な流れと同等になっている道交法の「交通の安全」を守らなくちゃならない。

■ドラレコを設置して証拠は確保せよ!

以上。道交法の解釈を紹介した。横断歩道の横に停車している自転車には、前に紹介した例外を除いて優先権はなし。クルマ側が止まらずに通過しても何ら問題はない。もし警察の取り締まりを受けたら、ドライバーは止まらなかった理由をキチンと述べればいい。

ただ、証拠は必要になると思うので、やはりドラレコは必ず付けておきたい。ドラレコあるのにキップを切られたら動画を公開し、皆から募金してもらって弁護士に連絡です。(2022年9月21日 ベストカー)


ニュースではありませんが、要はドライバーとして、横断歩道に歩行者が立っていれば止まる義務がありますが、自転車ならば止まる義務はないという話です。ただし、自転車横断帯がある場合と、自転車を降りて押している場合、13歳未満の子供と、70歳以上の高齢者は別としています。

歩行者に道を譲られて検挙された事例があったため、このような記事が出されたのでしょう。実際には、細かい例外を瞬時に判別したりすることはないと思います。ただ、一応、横断歩道を自転車で渡ろうとしていても、クルマとしては止まる義務がないということは、知っておいていいかも知れません。


自転車「ながらスマホ」の危険を体験/埼玉県



秋の全国交通安全運動にあわせ、自転車に乗りながらスマートフォンを操作する「ながらスマホ」の危険性を学ぶVR体験会が、さいたま市北区で開かれました。( ↑ 動画参照)

この体験会は、自転車に乗った時の「ながらスマホ」をなくそうと、KDDIなどが始めたプロジェクトの一環として開かれました。

体験では参加者がVRのゴーグルを装着し、普通の自転車に乗った時と「ながらスマホ」の時の視野を比較したり、歩いてきた歩行者に気付いてブレーキをかけるまでの反応速度を確かめたりしました。

参加者は、普段はなかなかできない「ながらスマホ」の視野を体験しながら、その危なさを実感していました。(9/22 テレビ埼玉)


「ながらスマホ」をして自転車に乗る人を見るのは日常茶飯事です。そうした啓発すべき人ほど、VRゴーグルなんか装着しなくても、実際に周囲が見えていない実感がわかっているはずです。「ながらスマホ」の視野の体験が普段できない人は、「ながらスマホ」をしない人ということになり、啓発対象としてチグハグな気がします。

KDDIなど通信会社は、「ながらスマホ」をなくそうと本当に思うなら、もっと有効な手が打てるはずです。内蔵の加速度センサーやGPSを使って、自転車移動しながらだと画面が写らないようにすればいいだけです。こういう施策が、さも安全に取り組んでいるとアピールするための「まやかし」に見えるのは私だけでしょうか。




◇ 日々の雑感 ◇

日本列島は連休のたびに台風で悪天候に見舞われています。スッキリとした秋晴れの休日が欲しいところです。

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この記事へのコメント
cycleroadさん,こんばんは.

自転車の逆走が多いのは,自転車通行可(歩行者優先)の併用歩道で自転車が左右両方向に通行可とされている点にあります.これが道路交通法上の最大の不備欠陥です.

しかも(以前にも触れたかと思いますが)片側にだけ不必要に広過ぎる歩道を付け,そをを歩行者も自転車も一緒に使わせる道路がしばしば見られます.特にこれが,橋やトンネル等で多いようです.さらに今なお,自転車は歩道通行を前提にした道路の整備が続けられています.

こういう無責任この上ない道路の状況では,「自転車は車道の左端に近い左側通行」という道交法の基本ルールなど,誰も信じないでしょう.
Posted by マイロネフ at September 25, 2022 21:53
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
自転車は車両であるのに、左側通行が意識されないのは、日本の自転車の歩道走行という交通行政の失敗なのは間違いないでしょうね。その状態で車道走行もするので、逆走が増えるのも当然です。
車道走行の原則を徹底すべきであり、そのために自転車の走行空間が足りないとするならば、今までの歩道走行という方針のため、無駄に広げられてきた歩道を削ってでも、本来あるべき姿に戻すべきだと思います。
Posted by cycleroad at September 27, 2022 14:00
 
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