October 30, 2022

好きなスタイルは人それぞれ

最近は第2次ブームと言われています。


キャンプブームです。マンガ「ゆるキャン△」が火をつけたとか、コロナで密を避けてアウトドアに出かける人が増えたなど、いろいろな背景があるようですが、キャンプがブームになっているようです。キャンプにもいろいろなスタイルがあるわけですが、その中にソロキャンプがあります。

基本的に一人でするキャンプです。こちらもブームと言える状態だと言います。有名なタレントを含む、Youtuber がソロキャンプをして動画やSNSで配信するなどしたため、多くのソロキャンパーを生んだとされています。一人で行くキャンプが認知され、その魅力に共感が集まったのでしょう。

Burley
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必ずしもソロキャンプは、自転車でのキャンプとは限りませんが、一人でのキャンプならば自転車でも可能ということで、自転車で出かける人もあるようです。一般的には、自転車のフレーム各所にコンパクトにした荷物を取り付けて運ぶスタイルが多いと思います。

なかには、自転車用のトレイラーを連結する人もあるでしょう。そのぶん多めに荷物を持って行くことが出来ます。1人ですから荷物は最小限とは言え、キャンプ地での過ごし方によって、不便ながらも何かにこだわりたいと思えば、荷物が増えてしまうこともありそうです。

Burley
Burley


ところで、海外では以前から自転車を使ってソロキャンプをする人がいます。レジャーとしてソロキャンプに出かける人以外に、、自転車で野宿をしながら長距離を踏破する旅に出かける人、国境を越え、大陸を横断するような冒険旅行をする人もいます。

1泊や2泊でないとなると、荷物も増えてきます。荷物を全て自転車に積んで行く人もいますが、トレイラーを利用するのが有効な手段となってきます。必然的に使うトレイラーも大きめになります。そして、走行中は荷物を運ぶのに使い、夜はトレイラーの中で就寝しようと考える人も出てきます。

ModyPlastModyPlast

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テント設営が難しい場所でも野営できますし、設営の手間が省けます。自分が寝ていたスペースに荷物を積んで運べばいいのですから、スペース効率の点で優れています。途中で雨に降られたりしても、素早くトレイラーの中に逃げ込めて便利ということもあるでしょう。

いわば、自転車で牽引するキャンピングカーのようなスタイルです。そうなると考え方によって多様性が出てきます。なるべくコンパクトにして走行しやすさを優先にする人、レジャーとしてのソロキャンプなので、居住性や寝心地を優先する人、いろいろ方向性があるでしょう。( ↓ 動画参照)



牽引しやすさを優先するなら、“Cycling Teardrop Trailer”は候補になりそうです。荷物を運ぶだけのトレイラーを少し大きくしただけでコンパクトですが、就寝スペースをとることが出来ます。スペースとしては最低限で居住空間としては簡素ですが、十分に泊まれます。

なるべく居住性を優先したいと考える人には、“Martha e-Bike Trailer”がいいかも知れません。牽引するには大きめですが、ちょっとしたキャンピングカーのような居住性があります。睡眠用のマットレスの長さは、193センチもあり、狭いですが、そこそこ天井も高くなっています。

MarthaMartha

MarthaMartha



ソーラーパネルで充電し、LEDの読書灯までついています。トレイラーの重さは48キロと、キャンピングトレイラーとしては軽量です。長さは長くなりますが、牽引する自転車を電動アシストにするなどすれば、それほど苦も無く走行できるのではないでしょうか。( ↑ 動画参照)

両方の中間をとるとしたら、“Scout Wohnwagen fur Bikes”でしょうか。同社の汎用カーゴトレイラーをベースに、牽引する時はコンパクトでありながら、就寝時は組立式でボディが大きくなるので、十分な就寝スペースが確保できる仕様になっています。キャノピーを広げれば3人泊まれます。

ScoutScout

ScoutScout





硬くて凸凹な地面に寝るのは快適とは言えません。就寝する際に、地面に直接寝ないで済むのは、ほかとも共通のメリットですが、こちらは床面の高さが50センチもあります。濡れた地面と離れるぶん湿気にも強く、快適な居住空間が確保できることになります。( ↑ 動画参照)

GoCamp GoLo Bike”もコンパクトで、それなりの居住性も備えています。こちらはトレイラーではなく、電動アシスト付きのカーゴバイクがベースとなっています。欧米でアマゾンやDHLなと大手の業者が、宅配などに使っているのと同じタイプです。箱型の居住スペースは、野営地で降ろすことも出来ます。

GoLo BikeGoLo Bike

GoLo BikeGoLo Bike



そのままだと、やや長さが足りませんので、就寝時にはリカンベントのシートのほうへ足を伸ばすことになります。車幅は88センチですし、トレイラーでなく一体型のカーゴバイクなので、走行しやすさの点でも有利でしょう。リカンベントなのでペダリングも効率的ですし、ソーラーシステムなども搭載されています。( ↑ 動画参照)、

ちなみに、キャンピング自転車とでもいうべき、特殊なものもあります。“BeTriton”です。以前、Z-Triton だった時にも取り上げましたが、その時よりバージョンアップして、いろいろと改良されています。キャビンのある自転車、ハウスボートトライクです。一番の特徴はボートにもなるので、川や湖を航行できることです。( ↓ 動画参照)

BeTritonBeTriton

BeTritonBeTriton





さらに新しいバージョンとして、“BeTRITON DIY Kit”が誕生していました。水陸両用のキャンピングトライクが、素人でも簡単に組み立てられるようになっています。“BeTriton”と違って、キャビンの中でペダリングするようになっており、操舵席にもなります。もちろん、ここで就寝が可能です。

BeTRITON DIY KitBeTRITON DIY Kit

BeTRITON DIY KitBeTRITON DIY Kit

◇ ◇ ◇

どれも、普通の自転車に荷物を括り付けて運び、テントを張るスタイルとは違い、中で就寝するキャンピングカースタイルということになります。ただ日本では、トレイラーもカーゴバイクも馴染みが薄いですし、自転車の走行空間が乏しいこともあって、必ずしも向いていない面はありそうです。

日本ではあまり聞きませんので、おそらく、これら自転車用キャンピングカーとも言うべきアイテムをキャンプに使っている人は限りなくゼロに近いのではないかと思います。でも今後、日本でもソロキャンプが多様化していくとしたら、選択肢の一つにはなり得るかも知れません。




◇ 日々の雑感 ◇

ハロウィーンを前に賑わう韓国ソウルの繁華街で昨夜、150人以上が死亡し80人以上が怪我をするという大きな事故が起きました。日本でも渋谷では大勢の人が集まりますが過度に密集しないように気をつけたいところです。

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