February 21, 2023

もう少し違う方向があるはず

一昨日は二十四節気の雨水でした。


期間としては、次の啓蟄の前日までが雨水で、空から降るものが雪から雨に代わり、積雪も溶け始める頃とされています。まだ寒の戻りもありますが、少しずつあたたかくなっていきます。さて、そんな時期ですが、最近の自転車関連のニュースの中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。


自転車の高校生がひき逃げか、女性転倒させて死なす…防犯カメラ映像で浮上

ひき逃げ自転車で歩行者の女性を転倒させた後、そのまま逃げて死亡させたとして、千葉県警千葉西署は16日、千葉市花見川区の男子高校生(17)を過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。

発表によると、高校生は14日午後3時55分頃、同区花園で、市道を自転車に乗って右折した際、前を歩いていた同所の関ゆきえさん(93)を転倒させたが、救護せずにそのまま逃げ、死亡させた疑い。

同署は認否を明らかにしていない。

防犯カメラの映像などの捜査で高校生が浮上した。(2023年2月18日 読売新聞)


ここのところ、自転車によるひき逃げのニュースをよく見る気がします。動転して逃げてしまうのでしょうが、過失による事故と、ひき逃げという重罪では後々大きく違ってきます。その後、拘留はせず釈放して捜査を続けると報じられましたが、いずれにせよ逃げてトクをすることはないことを、日頃から肝に銘じたいものです。


【独自】赤信号無視の車が“ひき逃げ” 自転車の10代男性を…一度現場に戻ったのに救助せず立ち去った40代男逮捕



ひき逃げの瞬間を捉えたドライブレコーダー

深夜2台の自転車が横断歩道を渡ろうとしている様子を捉えたドライブレコーダー映像。すると次の瞬間…軽自動車が横断歩道に突っ込み、衝突された自転車が横転した。ところが、軽自動車のドライバーは、自転車に乗っていた人を救護することなく、そのまま立ち去った…ひき逃げの瞬間だ。

事故は2月1日、東京都東大和市の交差点で起きた。

取材リポート:こちらが事故の現場です。この横断歩道を青信号で渡っていた自転車を右折車線を走っていた車がはねました。横断歩道には現場検証の跡でしょうか白い線が残っています。ドライブレコーダーには事故の一部始終が残されていた。

ガシャン!激しい音が…

事故後、被害者を救助することなく立ち去った軽自動車。撮影者は当時の状況を次のように話している。

動画撮影者:もう本当に激しい音がしました。ガシャン!っていうすごい激しい音ですね。止まるそぶりが一切なかったので、そのまま突き飛ばした感じです。

動画の撮影者の話では事故の直前、車側の信号は赤で、信号待ちをしている車も数台いた。そして2台の自転車が横断歩道を渡ると、自転車に乗っていた1人をはね飛ばしたのだ。軽自動車は信号を無視していた。もう1台の自転車に接触はなかった。

一度現場に戻った運転手は再び姿を消した

取材リポート:動画の撮影者は近くの人に119番通報を求め、被害者の救助を行いました。そして被害者をはねた運転手は現場に戻り、被害者に声をかけていたということです

しかし現場に戻った運転手は、すぐにその場から立ち去っていた。

動画撮影者:降りてきて、一度「大丈夫ですか」って言って、多分本人が怖くなったのか分からないんですけれど、僕たちが救助活動しているときに、こっそりいなくなって立ち去ったという感じですね

事故から3日後の2月4日、警視庁は軽自動車を運転していた40代の男を危険運転致傷容疑で逮捕した。ひき逃げの被害者は10代の男性で、一時意識を失ったものの軽傷で命に別状はなかった。(2023年2月16日 FNN)


もちろん、自転車がひき逃げの被害者になる事故も後を絶ちません。加害者は一度戻ったのに、また立ち去るというのも解せない行為です。それだけで、ひき逃げになってしまうわけですから、割りに合わない行動でしょう。被害者の10代男性の命に別状がなかったのは幸いでした。

しかし、死亡事故となってしまい、すぐに救護されていたら命を取り留めたのに、ということもあります。私たちは自転車に乗っていて、いつ被害に遭ってもおかしくないわけですから、せめてひき逃げは許さない、ひき逃げは思いとどまらせる社会へと、摘発と啓発に力を入れてほしいと思います。


「後方確認を怠った」タクシー運転手がドア開け自転車の男性に接触 男性は転倒後に隣車線のバスにひかれ死亡 東京・目黒区

後方確認東京・目黒区の路上で自転車に乗っていた男性が前方に停まったタクシーの開いたドアに接触、転倒し、その直後、後続のバスにひかれて死亡しました。

17日、午後6時55分ごろ、目黒区下目黒の「目黒通り」で29歳の男性が運転するタクシーが東から西に向かって走行中、乗客を乗せるため路肩に一時停止しました。男性運転手が乗客の荷物を積み込むためにタクシーの外に出ようと運転席のドアを開けたところ、後ろから自転車で来た63歳の会社員がドアに接触し、転倒しました。

会社員はその直後、右隣の車線を走ってきた路線バスにひかれ、病院に運ばれましたが死亡しました。会社員はヘルメットを被っていませんでした。タクシーを運転していた男性は「後方確認を怠った」と話しているということで、警視庁は事故の原因を調べています。

現場は片側2車線の道路で道幅は狭くなく、事故が起きた夕方の時間帯は交通量が多いということです。(2023/02/18 TBS)


こちらの事故も、いつ起きても不思議ではありません。タクシーの運転手は、後方確認を怠ったと話しているそうですが、そのミスによって、人ひとりの命が失われてしまったわけですから、責任は重大です。現場は夕方の時間帯の目黒通りです。

交通量が多いので、むやみにドアを開ければ、後続のクルマと事故になりかねないので、後方確認は当然するはずです。プロのドライバーなのに、なぜそんな不注意な行動をしたのか不思議です。被害者は、タクシーが止まれば、乗客は乗降りするとしても、運転手が降りてくるとは思わなかったのかも知れません。

そうでなくても、客がいると思えば強引に左側に寄って、急停止することも多いのがタクシーです。街を走行していて危険を感じたことのあるサイクリストは多いのではないでしょうか。こういう事故も起こりかねないということも頭に入れて、タクシーの停車には気をつけたいものです。


安全基準超の電動アシスト自転車販売 会社に罰金30万円

安全基準超電動アシスト自転車に、安全基準を超えるアシスト力をつけた製品を、法律の適合品のように見せかけてネット販売したとして書類送検された京都市の会社に対し、京都簡易裁判所は罰金30万円の略式命令を出しました。

略式命令を受けたのは、京都市中京区にある自転車販売店「京の洛スク」の運営会社「THE NeO」と50代の代表取締役です。

会社と代表取締役は、電動アシスト自転車の安全基準を大幅に超える強力なアシスト力をつけた製品についてインターネット上に「すべてがスゴイ電動アシスト自転車」などと消費者を誤認させる広告を表示したとして、先月(1月)、不正競争防止法違反の疑いで書類送検されていました。

これについて京都区検察庁は今月(2月)1日に略式起訴し、これを受けて京都簡易裁判所は15日までに、▼会社に罰金30万円、▼代表取締役に罰金20万円の略式命令を出しました。電動アシスト自転車の安全基準を超える製品は、法律上は原動機付き自転車に該当し、公道では▼運転免許や▼ナンバープレートなどが必要です。

急加速したりスピードが出すぎたりするおそれがあるうえ、そのまま乗ると道路交通法違反などに問われる可能性もあるとして警察は注意を呼びかけています。(2月15日 NHK)


これは、消費者を誤認させるだけでなく、危険な自転車を販売した面もあります。購入者に道交法違反をさせるだけでなく、スピードが出すぎるなどして事故になる危険性もあるでしょう。そう考えると、単なる不正競争防止法違反でいいのかという疑問もわきます。

罰金も30万や20万では安すぎるでしょう。この金額で再犯を思いとどまるでしょうか。この会社だけでなく、違法な電動アシスト自転車や、キックバイクなどを売る業者は少なくないと言われています。単に消費者誤認にとどまらず、消費者に危害や加害者にする恐れがある製品については、もっと別の法律で取り締まるべきです。


まぶしい自転車のライト、危険訴える声あり…規格は最近変更になった

まぶしい冬の朝はまぶしい。太陽の位置が低く、出勤時に光が顔を直撃する。前が見えず、歩いていて危険を感じることがある。夜も、まぶしさを感じることがこのところ増えた。こちらは季節を問わない。自転車のヘッドライトだ。スポーツ自転車だけでなく、街乗り用のいわゆる「ママチャリ」でも、一瞬周囲が見えにくくなったことがある。

「光以外何も見えない」…ネットにも数多くの書き込みが

インターネットには、「光以外何も見えない」「まぶしすぎてかえって危険」「下を向けてください」といった書き込みが数多くある。

読売新聞の投書欄にも同様の声が掲載されていた。「最近の発光ダイオード(LED)は目に痛いぐらい光が強く、自転車のライトでさえ、迫ってくるように見えます。強い光の中に入ると、見えなくなります」(2018年4月)、「(車のライトで)目がおかしくなりそうなくらいです。自転車もライトによってはまぶしさを感じます」(18年7月)――。

自転車のライトがまぶしいとけんかになり、けがを負わせた事件も報道されている。電球が主流だったころは、自転車の直ぐ手前を照らす程度の光量だった。しかし、ここ10年くらいで、ライトの主要部品となるLEDと充電池が著しく進化した。車のヘッドライト同様、自転車のライトもより明るく、より広く照らすことができ、自転車走行の際の安全性は向上している。

ただ、本来は安全に走行するための自転車用ライトが、正しい知識で取り扱われないことにより、対向する人や車を 眩げん惑わく するケースもあるようだ。「最近の自転車用ライトは明るくなり、規格に応じたライトを、的確に取り付ける必要性を、メーカーとしても痛感しています」

まぶしい自転車用ライトなどの国内トップメーカー「キャットアイ」(大阪)社長・津山晃一さんは話す。同社の担当者に、自転車のライトについて解説してもらった。

道交法やJIS規格…ライトを巡る決まりはある

まずは、ライトを巡る決まりについて。道路交通法は、自動車や自転車は、夜間(日没時から日の出までの時間)に、前照灯などの灯火をつけなければならないと定めている。他の車両などとすれ違う場合、交通を妨げるおそれがあるときは、灯火を消したり、灯火の光度を減じたりしなければならない。

自転車の灯火については、各都道府県の公安委員会が規則を決めている。例えば、大阪府の場合は、「白色か淡黄色で、夜間前方10メートルの距離にある障害物を確認できる明るさのある前照灯」となっている。地域によっては、前方5メートルとするところもある。

「実は、自転車のライトについては、JIS(日本産業規格)の内容が最近変更になりました」と同社担当者。ライトが明るくなり、対向する人や車に配慮する配光パターンが追加されたり、自転車のライトの取扱説明書に、「調整が不適切だと対向者の目を眩惑させる可能性についての注意」「灯火装置の適切な取り付け法」を明記することが必要といった項目が盛り込まれたりした。2021年に改正されている。

自転車用ライトを正しい角度で取り付ければ、相手を眩惑することはないが、あと付けのライトでは各自での調整が必要で、誰もが正しい角度で使用するのは、難しいのが実情という。そのため「キャットアイ」では、上側の光をレンズカットした商品を増やし、用途にあったライトを選択ができるように、ラインナップを強化している。担当者が強調するのは、走行する環境に合わせたライト選びが重要だということだ。

「夜でも街灯などで明るい場所を走る」「通勤や通学で比較的長い距離を乗り、周囲へのまぶしさに配慮したい場面が多い」「郊外で街灯が少ない道を走ることが多い」といったシーンを考慮し、ライトの明るさなどを選ぶ。 「車体のメーカー、ライトなどのメーカー、ユーザーの3者が問題意識を持つことが必要。啓発活動や情報発信も続けていきたい」と担当者は話す。

「自転車に乗っている人は、『まぶしさ』を意識して」

最近は、夜間でもライトを点滅させている自転車をよく見かける。夜間は、前方の障害物が確認できるよう、点滅ではなく点灯した状態で使わないと危険で、注意が必要だ。街を行く自転車を見ていても、歩行者がライトをどう感じているかは無頓着のようだ。

自転車の問題に詳しい東海大学准教授・鈴木美緒さんは「自転車に乗っている人は、人や車がまぶしさを感じている可能性があることを意識してほしい。まぶしさで距離感がつかめなくなる。歩行者らの思いがけない動きに対応できるよう走行スピードなどにも注意を」と話す。

まぶしい警視庁は昨年、自転車による重大事故を防ぐために、罰金などの対象となる「赤切符(交通切符)」を交付する運用を始めている。4月には改正道路交通法が施行され、大人にもヘルメット着用が努力義務とされる。自転車を取り巻くルールも徐々に変わっていく。

一方で、夜間、無灯火の自転車にも時々出くわし、ぎょっとする。自転車は左側通行がルールだが、逆走しているケースも見かける。そもそも、自転車が安全に走るには狭い車道が多い。自転車は、健康作りや環境面などから今後もますます活用が進むだろう。危険を招きかねない要素は少しでも減らしたい。(2023/02/17 読売新聞)


たしかに、対向してくる自転車のライトが眩しいと感じたことはあります。これがクルマのライトであれば、教習所の時からハイビームの危険性を学びますが、自分の自転車のライトが眩しくて迷惑をかけているなんて、思いも寄らない人は多いに違いありません。

最近のLEDが明るくなっていることは確かですし、前方を照らす照度は高くなくても、見るとやたら眩しいLEDもあります。メーカーは取り付け方への注意喚起や、上方への照度のカットなどの対応が必要でしょう。あまり話題になっていない問題なので、一般への啓発も必要だと思います。


「東京を自転車天国に」 小池都知事の人気取りっぽい発言が、意外と的外れじゃないワケ

「東京を自転車天国にしたい」という小池都知事の発言

自転車天国「東京都を自転車天国にしたい」という小池百合子都知事の発言は、2022年5月31日に都内で開かれた、都の自転車政策を考える都政報告会兼勉強会(以下、都政勉強会)で飛び出した。

この都政勉強会では他にも、サイクルロードレース「Tour of Japan」(※2022年は、信州飯田、富士山、相模原、東京の4ステージで開催)を、「世界中のサイクリストが憧れる、世界○大レースと呼ばれるようなサイクルロードレースに育てていけるように、皆さんにもご協力いただきたい」という発言も飛び出した。

一見、小池知事の人気取り発言にも思える。

都政勉強会の半年後となる2022年11月23日、東京都は「臨海部レガシースポーツイベント」を、9億円を投じて実施した。この催しのメインイベントとなった、レインボーブリッジの高速道路部分を通行止めにして行われたサイクリングイベント「GRAND CYCLE TOKYO」についても、一部では「小池知事の人気取りのために自転車を利用しやがって…」といった声もあった。(2023.2.14 メルクマール)


長い記事なので、全体はリンク先で読んでいただくとして、私は小池都知事の目指すのは、海外の都市が目指す自転車の活用とは全く違う文脈だと思います。昨年の首都高を通行止めにしてのサイクリングイベントもそうですが、自身の人気取りと言われても仕方ないでしょう。

つまり、自転車イベントの盛んな都市を、自転車天国と言っているのです。都民に自転車を活用してもらい、環境負荷や道路渋滞を減らす、健康増進につなげるといった考えはありません。まず自転車インフラを整備し、都民の安全を図るという意図もないでしょう。

自転車天国自転車通行空間の整備が26億円に対し、自転車のイベント及び大会等開催に向けた計画策定が20億円です。海外と比べて極端に少ないのもそうですが、イベントとインフラ整備が同程度の予算です。この程度の金額でインフラ整備が進むわけがありません。

スポーツ面での振興を否定するつもりはありませんが、ロンドン、パリ、ニューヨークなどの都市が掲げる自転車政策とは全く乖離していると言わざるを得ません。イベントの経済効果に期待しているようですが、それは一過性の小さなもので、インフラ整備がもたらす経済効果の比ではないことも理解していません。

パリなどは、この1〜2年でも大きくシフトしているのに、道路整備には何十年もかかるというのも的外れですし、都民の自転車に対する愛情を育むという目的も、イベントをやれば済むというものではありません。ツッコミどころ満載ですが、世界の多くの都市が自転車の活用を進めているというのとは、大きくズレていると言えるでしょう。


参考:自転車ブームの熱が冷めても、持続的な利用が減らない都市の共通項



普通に自転車持ち込んでる!? 電車で“チャリ通”が日常 車社会のローカル私鉄

群馬のローカル私鉄、上毛電気鉄道は、通常運賃で自転車を車内へそのまま持ち込めます。いまでこそ自転車を持ち込めるサイクルトレインの運行が増えてきていますが、ここではすでに“日常”です。

「電車に自転車」が当たり前の光景 チャリ通・チャリダーいらっしゃい

電車に自転車群馬県前橋市の中央前橋駅と桐生市西桐生駅を結ぶ上毛電気鉄道は、ワンマン列車が走る典型的なローカル私鉄のひとつで、駅もほとんどが無人です。しかし、同線にはひとつ大きな特徴があります。通常運賃で、自転車を持ち込めるということです。

ロードバイクを折りたたんだり、専用の袋に入れて持ち込む輪行ではなく、走行可能な状態でそのまま自転車を持ち込めます。こうした列車は「サイクルトレイン」と呼ばれ、いまでこそ大都市の路線でも、自転車の愛好家向けに運行が増えてきていますが、ここではもはや、日常の風景となっています。

上毛電鉄がサイクルトレインを実施したのは2003年から。駅員さんに聞いた話によると、利便性の向上と、赤城山麓サイクリングコースを使うロードバイカーの利用促進という狙いがあったそうです。2両編成の後部車両のみに自転車を持ち込め、着席もできますが、自転車が倒れないように手でささえている必要があります。

持ち込み時間は、平日に関しては中央前橋8時00分発から、西桐生7時47分発から、それぞれ終電まで。土休日および春・夏・冬休みは、終日持ち込みが可能です。夏祭りや行事などによる混雑時は断られる可能性もあるそうですが、基本的には予約なしで利用できます。乗ってみると、休日でもロードバイク以上にママチャリのような普通の自転車が多く、通勤・通学で利用されていることがわかります。

現在このサイクルトレインは年間約4万回以上の利用があるそうです。群馬県は2021年の自家用乗用車の世帯当たり普及台数が全国4位というクルマ社会、そのローカル私鉄としては、注目すべき数字ではないでしょうか。なお、中央前橋駅、大胡駅、赤城駅、西桐生駅では、無料で自転車の貸し出しも行っています。

ちなみに、上毛電鉄は古い鉄道施設がよく残っていることでも知られます。大胡駅の駅舎や電車庫などは登録有形文化財・県近代化遺産に登録されているほか、1928年の開業に際して造られたデハ100形電車は不定期で臨時運行されることもあります。有人駅の場合、改札で切符をパンチされるのも、今ではなかなか体験できないことかもしれません。(2023.01.22 乗り物ニュース)


いわゆる観光客向けのサイクルトレインではなく、日常生活のなかでの自転車持ち込みが、ローカル私鉄では普通だという記事です。たしかに、上毛電鉄だけではなく、関西などの私鉄でも同様のことが普通になっているというのは、以前から聞く話です。

私も、どこが実施しているか、全て知っているわけではありません。ただ、それはもっと地元以外の人にも広報してもいい気がします。ツーリングで出かける都市部のサイクリストが、コースの一部に組み込めるようになると面白いですし、観光客の集客にもつながるかも知れません。


西鉄が自転車積載用バスの運行開始へ



自転車をそのまま持ち込こむことができるサイクルバスの運行を西鉄が4月から始めます。サイクルツーリズムの高まりを受け、西鉄が九州で初めて走らせる「サイクル・カーゴ」。今年秋の「ツール・ド・九州」などサイクリングレースの選手輸送などでの需要を見込んでいます。

西鉄が400万円ほどかけて貸切バスを改造し、最大、自転車18台と21人を運べるようにします。また16日に開催された西鉄の社長定例会見では、北九州市八幡東区平野地区のおよそ1万600坪を再開発すると発表しました。

JR八幡駅から1キロほど南に位置する皿倉山のふもとに、戸建て住宅72区画と商業エリアを整備する計画で年内に着工する予定です。一方、林田社長は福岡市地下鉄七隈線の延伸に伴うバス路線について「完全に路線がなくなるというよりは、供給する本数の調整をしていくことが本筋」と語りました。ダイヤの発表は来月上旬の予定です。(02/16 九州朝日放送)


サイクルバスの運行も少しずつ聞くようになりました。西鉄もレースの選手輸送の需要だけではなく、もっと一般の観光やサイクリングのニーズがあるのではないでしょうか。人気コースを効果的に接続したり、バスを利用することで日帰り日程に組み込めたりすれば、一般のニーズも掘り起こせそうです。










◇ 日々の雑感 ◇

G7で未訪問は日本だけとなり、岸田首相はウクライナ・キーウを訪問したがっているそうですが、国会への事前報告などがネックのようです。湾岸戦争でトラウマになったように、後々他の西側諸国の非難を浴びないためにも行かせるべきではないでしょうか。むろん手ぶらというわけにはいかないので、何か持たせる必要がありますが。

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