サイクルロード 〜自転車への道
世界の都市で自転車が選ばれ始めている。さまざまな角度から自転車の話題を。
June 18, 2023
時と場合に応じて形を変える
自転車で運びたいものはいろいろあります。
メッセンジャーバッグなどを背負ったりするほか、運ぶものに応じてバッグやカゴなどを取り付ける人もあると思います。でも、大きな荷物を運ぶには、やはりカーゴバイクということになるでしょう。子どもを乗せる場合も含め、運びたいものはいろいろあります。
日本では、普通の自転車に子ども用シートを取り付けるのが一般的でしょう。2人の場合は前後に取り付けている人も見ます。欧米でも、シートを取り付ける人はいますが、不安定で落下などのリスクがあるため、チャイルドトレイラーや、シートを取り付けたカーゴバイクを使う人も少なくありません。
そして、運びたいものや量などが変わる場合があります。子どもであれば成長しますし、人数が増えることもあるでしょう。趣味の道具などを運んだり、仕事で荷物を運ぶような場合にも、対象物が変わったり、大きさや量が変わることもあるに違いありません。
イタリアのメーカー、
Fabriga
社の、
モジュラー電動カーゴバイク
はユニークです。モジュール式になっていて、パーツを組み替えて使うことを前提にした自転車です。1つのコアユニットがあり、それにさまざまなモジュールを取り付けたり交換したりして、機能を拡張させることが出来ます。
子どもが1人の時と、2人になった時でシートの数を変えることが出来ます。シートに座れる年齢と、もっと小さい時とでは、乗せ方も違ってくるでしょう。木製のパーツが印象的ですが、ドライブトレインを覆うことで、子どもの足が巻き込まれたりすることを防げます。
電動アシスト機構を組み込んだり、電動でないブラケットを組むことも可能です。子どもを乗せる必要がなくなったら、荷物を載せるカーゴバイクにすることも出来ます。子どもを乗せたり、荷物を載せたりするのにはフレームが長く、いわゆるホイールベースが長いので安定するのが特徴です。
一方で、あまりフレームが長いと収納などで邪魔になることもありますから、フレームを折りたたむことも可能です。子どもと荷物を同時に乗せたり、荷物の種類によってカーゴスペースを変えることも出来ます。自分の用途に合わせて、自在に変化させることが可能なのです。( ↓ 動画参照)
家族構成やライフスタイルの変化に対応するモジュール式で、折りたたみ式の電動アシストカーゴバイクなのです。きちんと手入れして、その時その時の必要に応じて組み替えて使っていけば、何十年も使うことが出来るとしています。自転車ごと買い替えなくて済むのはリーズナブルです。
ビジネスや運搬の仕事をする上でも、運ぶものが変わる場合があります。必要に応じて組み換えたいというニーズもあるでしょう。
XYZ 社のカーゴバイク
も、あらかじめいろいろと変化させて使うことを想定しています。あらゆるニーズに応えるため、事実上、無限に構成を変化させることが出来ます。
この会社の製品に関しては、ずいぶん前にトライクのカーゴバイクとして取り上げたことがあるのですが、写真のような4輪の製品も含め、さらに自由度が高まっています。さまざまなパーツ、アクセサリーが用意されており、モジュール式で自由に組み合わせることが可能です。
カーゴバイクと言っても、普通にダンボールに入った荷物を運ぶとは限りません。荷台の大きさや枠だけでなく、もっとイレギュラーなものを運ぶニーズがあるはずです。例えば、漁港や市場などで、フレームの幅をはるかに超える大きなマグロを運ぶことだってありえるでしょう。
自転車でも、意外に重い荷物を運ぶことが出来るものです。家具などを運ぶのも珍しくありません。引っ越しをカーゴバイクでする人もいるくらいです。漕ぎだしは多少重くても、走りだせば問題ありません。そして近年は電動アシスト機構があるので、なおさら重くても大丈夫です。
もちろん、フォークリフトやターレーなど、エンジンや電動で動く運搬車を使うケースも多いと思います。しかし、近年は音がうるさくない、排気ガス臭くない、そして温暖化ガスを排出しないという利点から、あえてカーゴバイクを使う人も増えています。
渋滞を避けられたり、配送先で駐車スペースを探す必要がない、細い道など小回りがきくといったメリットもあります。地球環境への配慮という点で、企業イメージがアップする効果も見逃せません。欧米では、宅配便などでもカーゴバイクを利用する会社が増えています。
このモジュラー式の、eカーゴバイクなら、運ぶ荷物の大きさや形状が変わっても、モジュールを組み替えれば対応できます。いちいち買い替える必要はありません。その点でリーズナブルですし、その荷物専用に組み替えれば、安全に運びやすくなるなどのメリットもあるでしょう。
子どもを乗せたり、荷物を運んだりするのに、カーゴバイクは持ってこいです。ただ、何を運ぶかは人それぞれです。子どもの人数も違うでしょうし、一緒に買い物をして荷物を積みたい場合もあるでしょう。それぞれのスタイルに合わせて組み換えができるカーゴバイクというのは、よりユーザーフレンドリーと言えそうです。
◇ 日々の雑感 ◇
忘れている人も多いと思いますが今日は父の日です。母の日より話題にならず、父の日の存在感は薄いですね。
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Posted by cycleroad at 13:00│
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