July 09, 2023

世の中を大きく変えうる技術

これは革命だと言う人もいます。


生成AIの、“ChatGPT”です。今さら私がここで言うまでもありませんが、世界的に高い関心を集め、大きな話題となっています。インターネットの登場や、スマホの普及に匹敵する、あるいはそれ以上の革命をもたらす技術だと指摘する人もいます。

昨年の11月に登場し、月間アクティブユーザー数が史上最速、2ヶ月も経たずに1億人に達し、その成長の速さにも驚きが広がります。この、OpenAI による大規模言語モデル(LLM)によって、AIの知能が人類の能力を上回るとされるシンギュラリティが早まるとの声まであります。

ChatGPTChatGPT

私も使ってみましたが、なるほど言われるだけあります。文章の要約とか表計算ソフトの操作、プログラミングといった面倒な作業は、飛躍的に生産性がアップする可能性があるでしょう。すでに、世界中でその活用法を開発したり、実用化に向けた競争が始まっています。

教育の現場で使わせるべきか議論になっていますし、司法試験にも合格するとか、いろいろな仕事がなくなるといった話題にも事欠きません。一方で、公開されたWeb上の情報を収集するので著作権の問題が指摘されますし、誤った情報も使うので、平気で嘘をつくAIとも言われています。

ChatGPT e-bikeChatGPT e-bike

人間が書いたのと見分けのつかない自然な文章を生成しますから、偽情報を流したり、SNSなどを使って世論操作やプロパガンダの流布に利用されるといった懸念もあります。悪用されれば世界的な混乱を引き起こしかねませんし、サイバー攻撃などへの利用も警戒されています。いずれにせよ大きな関心の集まる技術です。

そして、とうとうと言うか、遂にと言うか、自転車にも搭載すると発表するメーカーが登場しました。Urtopia”というメーカーが、見本市の、“EUROBIKE 2023”で、自社の電動アシスト自転車に、世界で初めて“ChatGPT” を統合すると発表しました。

ChatGPT e-bikeChatGPT e-bike

これだけ話題の技術なのですから、ある程度予想されていたことですが、早くも搭載を宣言するメーカーが現れたかという感じです。同社の e-bike にスピーカーを内蔵し、“ChatGPT”を統合してライダーに対し、個人ツアーのガイドを提供するというものになるようです。

たしかに、自転車の乗っている時、音声による指示でガイドや道案内をしてくれれぱ、便利な場面はあるでしょう。すでに、“Apple Health”や、“Strava”などとも連携させているので、健康データなどをモニタリングしてアドバイスしたり、トラックをAIと共有したりするようになるのかも知れません。

ChatGPT e-bike

なるほどガイドやナビゲーションといった分野には、“ChatGPT”が有効に使えそうです。知らない街を訪れた時には便利でしょうし、その観光スポットの説明とかまでしてくれれば親切です。見所を外さないですむとか、個人の好みにあったルートを紹介してくれるならば有益ということもあるでしょう。

現時点で、この機能がどのようなものになるかはわかりません。果たして“ChatGPT”が、自転車の乗り方を根本的に変えるようなものになるのでしょうか。今後の、生成AIの進化にもよりますし、自転車用に特化した専用アプリの登場なども考えられます。ただ、現時点ては、どのようなものが出てくるかは想像の域を出ません。

ChatGPT e-bike

たしかに、今現在の“ChatGPT”の使われ方から考えると、ビジネスなどの分野では仕事のやり方が大きく変わることは十分に考えられます。しかし、自転車の分野においては、自転車が変わるような使い方がされるようになるとは、今のところ私には想像出来ません。

ガイドやナビは有効でしょう。観光地での旅行客向けなどには重宝されるかも知れません。ただ、普段の生活では、知らない場所へ行くにも現状のナビがあれば十分です。よほど退屈なルートなら、会話の相手になるかも知れませんが、走行中に“ChatGPT”が必要な場面は多くなさそうです。





ツーリングの計画を立てるには使えるでしょう。ただ、それは出かける前に済ませたいところです。走行中にお腹が空いたから近くの店などを探索する場合はあるとしても、必ずしも“ChatGPT”を使う必要はないと思われます。今あるスマホの地図アプリと音声認識でも事足ります。

すでに、“Siri”“Google Assistant”とか、“Alexa”といったAIによる音声認識サービスはあります。自転車乗車中は、音声による操作が便利ですが珍しくはありません。多少案内が賢くなるにしても、“ChatGPT”を使った場合に、どれほど違ってくるかは定かではありません。

ChatGPT e-bike

その仕組みからして、少し古い時点の情報が使われていることや、平気でウソをつかれるのも困ります。ネット通販などのレコメンド機能を重宝している人ならともかく、走行中にお勧めの店とか、いちいち10%割引のクーポンがあるなどと言われるのも煩わしいかも知れません。

“ChatGPT”の自転車用機能に特化したアプリが出れば、必要な時に使ってみたい気もしますが、わざわざ自転車に統合する必要性は薄い気がします。“ChatGPT”は便利だとしても、あくまで大規模言語モデルですから、言葉や文章を使うような場面以外では、それほど画期的とは言えないようにも思えます。

ChatGPT e-bike

ビジネス、仕事の面ではとても役立つ部分があると思いますが、自転車の乗車中にまで必要でしょうか。あまり親和性は高くない気もします。もっと画期的な使い方が開発されれば別ですが、ツアーガイドやナビゲーションといった用途に限られているうちは、それほど大きな変化には至らないように思えます。

もちろん、私は専門家でも何でもないので、素人の感想に過ぎません。AIの進化には目を見張るものがありますから、新たなAIが登場すれば変わってくるかも知れません。ただ、今の様子を見る限り、“ChatGPT”が自転車を大きく変えるようなものにはならなさそうです。もし違ってきそうならば、また記事を書くことにします。




◇ 日々の雑感 ◇

地域によっては連日のように大雨となっていますが、関東などでは雨雲予想を見ながら、出かけられそうです。

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