December 15, 2023

法令違反が何を招くか考える

12月も半ばとなってきました。


12月だというのに西日本などでは20度を超えたり、一転して寒くなる予想もあるなど気温が乱高下しており、体調の維持に注意が必要となっています。さて、そんな季節ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、気になってものを取り上げてみたいと思います。


車のサイドミラーが接触 自転車を運転中…“出血性ショック”男性死亡



車のサイドミラーが衝突。男性が死亡しました。事故は盛岡市で起きました。先月30日午後6時半ごろ、60代の男性が自転車で走行していると、後ろからやってきた乗用車が男性に接触。男性の腰にサイドミラーが当たりました。

男性は病院に運ばれましたが、約2時間半後に死亡しました。死因は乗用車のサイドミラーが腰に当たったことによる出血性ショックでした。警察は運転していた女性から話を聞くなどして事故の原因を調べています。([2023/12/04 テレ朝ニュース)


クルマのサイドミラーが当たるくらいですから、相当に近いところを追い抜かれたのでしょう。危険な行為です。ドライバーにしてみれば、もしミラーが接触しても、ミラーくらいなら双方とも被害は小さいと考える人もあるかも知れませんが、結果は死亡事故です。自転車との車間を空けることの重要性を認識してほしいと思います。


携帯使用の自転車、罰則強化へ 事故増加で、摘発に地域差―兵庫6割、34県はゼロ・警察庁

携帯使用の自転車警察庁は、携帯電話を使用しながら自転車を運転する行為の罰則を強化し、反則金納付で刑事罰を免れる「交通反則通告制度(青切符)」の対象に入れることを検討している。

携帯電話使用に起因する自転車事故は増えているが、摘発件数は地域によって偏りがある。兵庫県警が6割を占め群を抜いて多い一方、34県警では摘発がない。

現在は都道府県の公安委員会規則で禁止されており、違反した場合は5万円以下の罰金が科せられる。同庁は、禁止規定を道交法に格上げし、罰則を強化する方針だ。

背景には、携帯電話使用による自転車事故の増加がある。2013〜17年と18〜22年の5年間を比較すると、原付きや自動車では約1万2200件から約9500件と21.8%減ったのに対し、自転車では295件から454件と53.9%増えた。

違反となるのは携帯電話を保持したり、表示画像を注視したりしながらの運転。自転車に取り付けたホルダーに装着して地図やゲームアプリを注視する場合も対象となる。注視の目安は2秒以上とされる。

昨年1月〜今年9月末の摘発件数は全国で計431件。都道府県別では兵庫が284件と最多で、大阪66件、千葉36件、東京10件。9道府県では一桁台で、残りの34県では摘発がなかった。

兵庫県交通指導課の担当者は「携帯電話使用を特に取り締まるような指示はしていないが、警告を無視されると摘発せざるを得ない。兵庫は人身事故の4分の1が自転車関係で、交差点や一時停止場所での違反に重点を置いている」と明かした。

こうした地域差はほかにもあり、携帯電話と同じく公安委規則で禁止規定があるイヤホン使用の摘発(同期間で計1899件)は、千葉県警が9割を占めている。

警察庁の担当者は「今は理由なき取り締まりはしない。交通事情が地域によって違うため、事故防止に資する取り締まりを、各県で分析してやっている」と話す。(2023年12月04日 時事通信)


日本の警察は都道府県ごとになっていますので、それぞれ交通違反の検挙件数が大きく違うのは仕方ないことなのでしょう。ただ、いくら地域の事情によるとは言え、0件と684件では差がありすぎです。携帯電話使用の自転車についても、危険で事故が増えている以上、取締りを強化すべきではないでしょうか。


耳の穴を塞がない「骨伝導イヤホン」普及進む 自転車乗車時に着用しても良い? 警察に確認すると…

イヤホンこの数年で普及が進んでいる「骨伝導イヤホン」をご存知でしょうか。耳の穴を塞がず、名前の通り、骨を振動させて音を伝えるイヤホンです。

耳の穴を塞がないということで、音量によっては周りの音も聞こえやすいのですが、自転車に乗る時も使って良いのでしょうか? 警察に確認してみると…(中略)

島根県警の担当者 「島根県道路交通法施行細則には、『イヤホン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音または声が聞こえないような状態で車両を運転しないこと』と規定されています。片耳イヤホン、骨伝導イヤホンであっても、規定に該当するような使用は禁止されています」

交通違反になるかどうかは、各都道府県によって異なるそうです。島根県と鳥取県の場合、イヤホンを着けているかが問題ではなく、「安全な運転に必要な交通に関する音または声が聞こえないような状態」だと交通違反になるということです。違反した場合は5万円以下の罰金が科される可能性があるということです。

鳥取島根両県警では、音楽などを聞きながら自転車に乗れば、緊急自動車のサイレン音や警察官の指示の声など、安全運転に必要な音や声が聞こえにくくなったり、意識が音楽などに集中し運転がおろそかになったりして、交通違反や交通事故を誘発する可能性もあるため、音量にかかわらずイヤホンを使用しての運転は控え、安全運転に努めてほしいと呼びかけています。(2023年12月10日 TBSニュース)


イヤホン利用についても各警察ごとで違反となるかの判断が異なっているようです。いくら骨伝導で周囲の音が聞こえていたとしても、コンテンツに集中してしまうと危険回避能力が大きく落ちることが明らかになっています。地域ごとに違うのは混乱を生む原因にもなります。全国一律で禁止と統一すべきだと思います。


放置自転車、見つけたら即座に撤去 大阪・ミナミで試験的にスタート

放置自転車大阪・ミナミでの放置自転車の試験的な対策として、大阪市は11月から「リアルタイム撤去」を始めた。見つけ次第、警告→即撤去するものだ。

11月13日午前10時ごろ。中央区西心斎橋で、「条例に基づいて放置自転車等の撤去作業を行います」というアナウンスが流れた。

市職員が歩道で見つけた放置自転車に赤い札を貼っていった。それと同時にガードレールとつないだチェーンを切るなどし、次々とトラックへと運ぶ。作業中に持ち主が戻ってくると、「ここは禁止エリアだから駐輪場を使って」と一言かけて返却。約10分で、トラックの荷台は自転車15台、電動キックボード1台で満杯になった。

市によると、昨年度の市全体の撤去台数約8万9千台のうち、ミナミ地区周辺は約1万1千台を占めていた。今回のリアルタイム撤去の対象は、大阪メトロなんば駅や南海難波駅、アメリカ村、心斎橋筋商店街などを含む区域。こうした撤去のやり方は東京都や京都市では一般的だが、大阪市内では初めてという。

市は従来、駅前などを放置禁止区域にし、警告札を貼って一定の時間が経った後に撤去している。担当者は「撤去が目的ではない。啓発の意味もあって、撤去まで猶予を設けている」と説明する。ただ、これだと短時間の放置に対しては効果が疑問視されていた。また、ミナミの商店街からは「歩行者の安全のために即時撤去できないか」という声が根強くあったという。

4月、市と地元商店街の関係者らでワーキンググループを設置。9月にミナミの放置自転車1533台について調べると、放置が「1時間未満」は約3割を占めた。さらに約5割は「1〜7時間」で、比較的短時間が目立った。

目的は「買い物」が半分程度で最も多く、次いで「通勤・バイト」が約2割だった。警告札を貼られた後、いったん移動させて、撤去作業後に元の場所に戻す人がいることもわかった。

リアルタイム撤去について、市建設局の利岡裕介課長は「『即座に撤去されるかもしれない』と意識してもらうことで、抑制効果を高められれば」。中央区周防町会長の中村芳弘さん(61)は「撤去してもすぐにとめられる不安もあるが、少しでも減るように期待したい」と話した。

市によると、周辺には市管理の3700台分の駐輪場のほか、民間の駐輪場もある。商業施設を中心に、日中に空きが目立つ駐輪場も少なくないという。担当者は「駐輪場を利用してもらうため、場所の周知や更なる整備が必要かどうか官民で考えていきたい」としている。リアルタイム撤去の対象エリアの拡大も検討していくという。(2023年12月9日 朝日新聞)


以前も予告のニュースの段階で取り上げましたが、大阪での放置自転車の即時撤去が始まったようです。迷惑な駐輪を正当化するつもりはありませんが、クルマの違法駐車でも、適用まで時間的な猶予があります。取り締まる側の懸念も理解しますが、個人的には「即時」はやりすぎだと思います。

迷惑な駐輪は問題ですが、それだけ市民の駐輪ニーズが多いのも事実でしょう。それを放置自転車はマナーの問題、放置自転車イコール悪、美観の問題などとして、放置自転車の撲滅そのものが目的化してしまっている側面もあるでしょう。結果として、駐輪のニーズということに意識が行っていない気がします

本来自治体は、市民のニーズに応えるのが仕事のはずです。迷惑駐輪の撤去の必要性はわかりますが、結局は撤去と駐輪のいたちごっこです。毎年莫大な税金が撤去費用に投入されています。その観点からも、即時撤去ではなく、その場への駐輪スタンドの整備など、迷惑にならない駐輪の形を考えるべきではないでしょうか。


歩行者に文句をつけてトラブル 通れないことに立腹か…自転車の自称35歳の男が22歳と19歳の姉妹に暴行、姉にけがさせる

歩道走行10日夜、北海道岩見沢市で、自転車が通れないことに腹を立てて、歩道にいた22歳と19歳の姉妹に暴行を加え、けがをさせたとして自称35歳の男が逮捕されました。

傷害と暴行の疑いで逮捕されたのは、住所や職業、年齢が自称の岩見沢市に住む35歳の無職の男です。男は10日午後6時ごろ、岩見沢市4条1丁目で歩道を歩いていた滝川市の22歳と19歳の姉妹に対し、引き倒したり、顔を殴ったりする暴行を加え、22歳の姉にけがをさせた疑いが持たれています。姉は、唇を切るけがをしました。

当時、姉妹は両親と4人で歩いていたところ、後ろから自転車に乗ってきた男が4人に文句を言ったことで、口論となっていました。姉妹の母親が警察に「男の人に暴行された」と通報し、男は駆けつけた警察官にその場で逮捕されました。

取り調べに対し、自称35歳の無職の男は「2人とも殴打したが、引き倒してはいない」と話し、容疑を一部否認しています。警察は、歩道に4人がいたため、自転車の男が通れずに腹を立てたとみて、事件の詳しいいきさつを捜査しています。(2023/12/11 北海道新聞)


おそらく、歩道走行の自転車が歩行者を追い抜けなかったために起きた事件だと思います。論外の行為ですが、歩道が歩行者優先だと思っていない人は少なくありません。自転車は原則車道走行ということを徹底すると同時に、歩道が歩行者優先ということも、もっと周知徹底していくべきだと思います。


自転車盗まれ→フリマアプリで発見、被害者執念の追跡 高校生2人逮捕

窃盗電動アシスト自転車を民家から盗んだとして、大阪府警和泉署は28日、窃盗の疑いで、いずれも大阪府和泉市の16歳と17歳の男子高校生を逮捕、送検したと発表した。2人は転売目的で盗んだという趣旨の供述をし、容疑を認めているという。

同署によると、持ち主の男性(39)がフリーマーケットアプリで自身の自転車が出品されているのを発見。購入希望者を装ってやり取りを重ね、自転車が和泉市内の集合住宅の敷地内にあることを特定したという。

逮捕、送検容疑は、共謀して11月上旬、同府岸和田市の民家から電動アシスト自転車1台(約19万円相当)を盗んだとしている。

男性からの情報をもとに、署員が張り込んだところ、男子高校生(17)が姿を現した。2人の自宅などからは、電動アシスト自転車が5台見つかっており、同署が調べている。(2023/11/28 産経新聞)


フリマアプリの普及等により、換金が簡単になって犯罪としてのハードルが下がっています。高校生も小遣い稼ぎくらいの感覚だったのかも知れません。しかし立派な窃盗です。逮捕送検され、どのような罰やその後に影響を受けるのか、青少年の非行防止のため全国の学校で、もっと啓発を図るべきだと思います。


JR線路に自転車投げ込み貨物列車と衝突させたか 容疑者逮捕

自転車投げ込み東京・豊島区のJRの線路に陸橋から自転車を投げ込み、貨物列車と衝突させたとして、27歳の容疑者が逮捕されました。調べに対し、「酒を飲み過ぎて思い出せない」と容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、東京・北区の職業不詳、難波周三容疑者(27)です。警視庁によりますと、ことし10月25日の午前3時すぎ、豊島区内のJRの線路に陸橋から自転車を投げ込み、午前5時半ごろ、走ってきた貨物列車に衝突させたとして、列車往来危険と威力業務妨害の疑いが持たれています。

衝突した列車は緊急停止し、JR東日本によりますと、並行して走る山手線で最大で26分の遅れが生じ、およそ3200人に影響が出たということです。運転士にけがはありませんでした。

投げ込まれた自転車は、ことし6月に盗難届が出されていたもので、当時、容疑者が乗っていたとみられています。調べに対し、「酒を飲み過ぎて記憶がなくなり思い出せない」と容疑を否認しているということです。(12月07日 NHK)


線路に自転車を投げ込む事件は時々起きますが、列車往来危険罪には重い刑罰が課せられます。もし死亡事故になれば大勢の命が失われる危険もあります。損害賠償も含め、軽率な犯行がいかに深刻な結果を招くか、割りに合わない行為かをもっと広く認識させる啓発が必要とされているのではないでしょうか。


ペダルを回さず猛スピードで走り去る…危険すぎる「電ジャラス自転車」を、なぜ警察は野放しにするのか

電動自転車原付より速いのに、無免許で歩道を爆走している

街中でペダルを回さずに爆走する「電ジャラス自転車」が増えている。毎日12kmの通勤に自転車を使ってきた「自転車ツーキニスト」の疋田智さんは「道交法の改正で、一般的な電動アシスト自転車よりもハイパワーな電動サイクルが、無免許でも歩道を走れるようになってしまった。

違法なフル電動自転車やペダル付きバイクも増えており、取り締まりが必要だ」という――。(後略 2023/12/13 プレジデント)


電動自転車ニュースではありませんが、最近よく問題として取り上げられる電動自転車などについての記事がありました。長い記事なのでリンク先で読んでいただくとして、その問題点について論じています。まず、違法なものを事実上野放しのようににしている警察に苦言を呈しています。

そして、法改正によって新たに登場してきた電動キックボードにサドルをつけたもの、電動サイクルについても問題を指摘しています。ペダルがなく、フル電動、無免許でも乗れて歩道走行まで可能という厄介で危険な乗り物となっています。歩道は時速6キロまでですが、守られているとは言えません。

このような電動モビリティを許可してしまった結果、日本の道路をカオスで危険なものにしたこと、これは道交法改正の痛恨の大改悪だとしています。全く同感です。すでに、場所によっては街で危険な状態になりつつあるわけで、法律の修正や販売などに対する規制、そして取締りを厳に進めてほしいものです。


車道と歩道の板挟み 自転車通行帯の実態は

自転車通行帯街中でよく見かける青い表示。車道に示されている自転車の「通行帯」です。道路の制限速度や交通量によって3種類に分かれているのを知っていますか?

自転車は、この上を通ることになっていますが…自転車通行帯について取材をすると、ある実態がわかってきました。

自転車通行帯は3種類

自転車通行帯は、平成28年に国土交通省と警察庁が策定したガイドラインで3種類の形態が定められています(中略)ところが、このうち9割以上のおよそ114キロに渡って整備されている「車道混在型」は、国のガイドラインに定められた形態での整備ができていないというのです。(中略)

ガイドライン通りに整備ができない、その理由は

大阪府では、2025年度までに整備を予定している残りの80キロについても、ほとんどが「車道混在型」で、ガイドライン通りに整備にするのは難しいといいます。(中略)

難しい整備、どう解決する?

自転車通行帯ガイドライン通りに整備をするにはどうすれば良いのでしょうか。道路環境の整備に詳しく、国のガイドラインの策定にも携わっている、大阪公立大学大学院の吉田長裕准教授に聞きました。

通行帯の整備は、全国的な課題となっているといいます。その中でも、車線を50センチ狭めたり、路肩のスペースを活用したりして、なんとか1.5メートルの幅を確保しているケースや電柱をなくして通行帯を整備しているケースがあるということです。

このほか、複数車線があっても交通量が減っている道路では、1車線を自転車用に使うことも検討してほしいと話しています。また、通行帯の整備が進められなくても、制限速度を落とすことで重大な事故を防ぐことはできると指摘しています。

国土交通省の会議では、ガイドラインの改訂に向けて話し合いが進められていて、通行帯の整備の事例や課題について情報収集した上で、整備のステップの具体例を示すことができるように検討が重ねられているということです。(以下略 2023年12月1日 NHK)


自転車通行帯などの自転車の走行空間を取り上げた記事がありました。整備が進んでいないのは、スペースが無いというお決まりの議論ですが、ここでは、クルマ用の車線の1車線を自転車用に使うことも検討してほしいと指摘しています。この点については賛成です。

クルマ用に2車線あったら、2車線をクルマで使わなければという固定観念が道路整備する側にあります。長年、クルマの増加に合わせて苦労して拡幅してきたので、その思い込みが消えないのでしょう。しかし、先進国では、多くの都市でクルマの流入を抑制するためにも、クルマの車線を減らす方向に転換しています。

2車線あっても、駐停車車両で実質1車線のようになっている場合も多いですし、とにかく「クルマ優先」の固定観念に凝り固まっているのが問題です。環境負荷を減らす観点からも、クルマの利用を減らして、そのぶん自転車に使って、専用レーンで事故も減らすという世界的なトレンドを見習っていくべきだと思います。


自転車ルール周知へ看板 松本市深志2のスクランブル交差点 松本市・松本署が設置

自転車ルール周知松本市の松本駅前通り(あがたの森通り)にある深志2丁目の歩車分離式スクランブル交差点で、自転車が歩行者の間を行き交い危険な状態になっている問題で、松本市と松本警察署が13日、ルールを周知する看板を設置した。

市と松本署は9月にも同交差点で大規模な交通安全指導を行ったが、状況はあまり変わっておらず、改善には時間がかかりそうだ。

車道に自転車専用レーンのある南側と東側に設置し、15日に北側にも追加する。看板には「自転車レーンを通行中の自転車は自動車用の青信号で通行可」と記してある。

9月の交通安全指導の後、「ルール通りに進行する自転車は若干増えた」(市自転車推進課)。しかし依然として多くの自転車が本来走ってはいけない歩道を走り、歩行者用の青信号で交差点に進入して縦横無尽に横切っている。同課はヘルメットの着用も含め、高校にもルールの周知への協力を求めており、「今後も継続的に取り組んでいきたい」としている。

同交差点に接続する歩道は全て「自転車通行可」ではなく、自転車は一部の例外(13歳未満、70歳以上、障害者、交通状況によってやむを得ない場合)を除き、車道左側を走行しなければならない。車道を走行している場合は車道側の信号に従う。歩道が「自転車通行可」や例外に該当して歩道を走行している場合は歩道側の青信号に従うが、歩行者の妨げになるおそれがある場合は自転車を降りて渡る必要がある。同交差点は歩行者が多く、自転車のマナー意識の向上が求められる。(2023/12/14 市民タイムス)


自転車の利用者が、クルマ用と歩行者用の都合のいいほうの信号に従って進行するため、横断する歩行者が危険にさらされているのは松本市だけではありません。このような看板を立てて、ルールの徹底を図りたいと考えるのは警察として当然のことでしょう。

ただ、文章で書いてあっても、停車しないことには読めない、あるいはそもそも読まないと思います。気がつかない人もあるでしょう。そこで、欧米などで見かけますが、自転車の形のランプを使った信号を導入してはどうでしょうか。形をみれば自転車は赤信号だと一目でわかるはずです。

もちろん、松本市だけで導入するのではなく、こうした傾向は全国にあると思うので、新たに自転車用の信号を採用し、必要ならば法律改正し、何に従うべきか明らかにして遵守を促すわけです。自転車が身勝手な信号に従って危険となっている交差点に、順次導入していってはどうでしょうか。







◇ 日々の雑感 ◇

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