自転車関連だけでも毎年たくさんの話題があって、取り上げきれないのが残念なのですが、そんな中からいくつかまとめて記事にしておきたいと思います。それぞれ単独では取り上げなかった話題ということになりますが、今年もさまざまな出来事がありました。
イギリス在住の、David Graney さんは今年9月10日、チャリティライドでロンドンからブライトンへ向かっていました。もともと健康には自信を持っていましたし、その日の体調もすこぶる良く、体調不良の前兆となるような症状は全くなかったのですが、途中の上り坂で突然の心停止に陥りました。
そのまま亡くなってもおかしくない事態でしたが、彼は強運でした。なんと、彼の後方を30人の医師のグループが走行していたのです。ロンドンのセントジョーンズ病院の小児科医師のグループは、前方で自転車ごと転倒する、Graney さんを目撃、即座に心肺蘇生を開始しました。
しばらくして心臓は鼓動を再開し、ブライトンの病院へ空輸されました。無事回復し、現場での心肺蘇生処置が早かったことで後遺症も残らずにすむ見通しです。後ろを医師たちが走行しているなんて幸運は、そうあるものではありません。Graney さんは、彼らにはいくら感謝してもしきれないと話しています。
少し前に、イギリスで警察官が通行人の自転車を借りて、麻薬の密売人を追跡して逮捕するというニュースがありました。このようなニュースが日本のメディアで取り上げられるとは思いませんでしたが、似たような事例は、時々起きています。( ↑ 動画参照)
同じイギリスはハンプシャー州ゴスポートで、同じような事態が発生しました。しかし、その時にいたのは子どもでした。なんと警察官は、子供用の自転車で強盗犯を追跡、無事逮捕しました。子ども用の自転車でも、走るよりは速かったようです。警官は子供用自転車で追跡するという行動に、自分でも笑ってしまっています。
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プロのMTB選手で、YouTuber でもある、Sam Pilgrim さんは、オリジナルな自転車を制作して楽しんでいます。ただでさえ、シングルトラックを幅のある3輪のダートバイクで走破するのは困難ですが、それに飽き足らずダートジャンプバイクを4輪に改造し、走行動画をアップしています。( ↑ 動画参照)
今年のハロウィンでは各地でいろいろな仮装をした人が見られました。でも、その中でも大いに注目されたのが、映画スターウォーズに出てくる、スピーダー・バイクです。なんと本当に浮いているように見えます。SNSに投稿された動画は、大きな話題となりました。( ↑ 動画参照)
こちらの公開された監視カメラの映像にも反響がありました。まるで、自転車にゴーストが乗っているかのようです。これには、ぞっとした人も多かったようです。幽霊?、超自然的現象?、何かのトリック?、議論が巻き起こりました。ペダルが動いているように見えないのは、何かが乗っているからとの主張もありました。( ↑ 動画参照)
シンガポールを訪れたアメリカ人観光客がショッキングな光景を目撃しました。なんと、1万5千ドルもするピナレロのロードバイクが、路上に放置されていたからです。言うまでもなく、アメリカだったら、あっという間に盗まれるのは間違いありません。まさにカルチャーショックだったようです。
この投稿には多くの返信があり、シンガポールでは重い刑罰が課されるため犯罪が防がれている、小さな国なので逃げ隠れが出来ない、何千台もの監視カメラが見張っている、スタバでラップトップを1時間放置しても盗まれなかった、などさまざまな声が載せられています。
旅行と言えば、2010年から世界中を自転車で旅をしているスイス人の家族がいます。なんと一緒に旅する娘は10歳と6歳です。つまり、旅の途中で生まれたわけです。13年間で9万キロ以上を走破していますが、まだ途中です。その家族が今年、日本を訪れています。
学校には行ってませんが、英語とフランス語が読めて、今はドイツ語と日本語を勉強中です。娘たちは、生まれながらにしてノマドということになりますが、学校になんて行かなくても、旅の中でいろいろな人に会い、各国の文化を体験し、学校では学べない、たくさんの大切なことを学べていると言います。( ↓ 動画参照)
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あらためて、世の中にはいろいろなサイクリストがいるものです。そして信じられないような、あるいは絵にかいたような出来事もおきています。もちろん、それは今年に限ったことではなく、また来年もさまざまな出来事が起きるでしょうし、サイクリストたちのエピソードが聞けるに違いありません。
◇ 日々の雑感 ◇
自民党の裏金問題、ダイハツの認証不正、損保大手のカルテル、うなぎの産地偽装、軒並み嘘がバレてますね。
Posted by cycleroad at 13:00│
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