一方で、必ずしも必要としない自転車用品もあります。人によって何を使うか、使わないかは分かれると思いますが、今まで使っていなかったもの、考えていなかったものでも、商品の提案を見て、これはあってもいいかなと思う場合もあるのではないでしょうか。
こちらは、“
Envelope ”、自転車用の保管カバーです。自転車を家の軒先に置いている人や、室内保管している人などいろいろだと思いますが、特にカバーをかけていないケースが多いと思います。バルコニーなど、雨が吹き込んできかねない場所なら、ビニールなどの素材のシートをかけている人はあるかも知れません。( ↓ 動画参照)
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こちらは、単なるシートではなく、その名の通り封筒のような形状で、簡単に広げて自転車を保管することの出来るカバーです。画像を見てもらえればわかる通り、ワンタッチで広がります。それでいて自転車の形に沿っていますから、それほど場所をとるわけではありません。
これを使えば、自転車の保護にもなりますし、ホコリ除けにもなります。特に室内保管などの場合は、自転車の汚れで家の壁などを汚すことも避けられます。玄関や廊下などに置いてあっても、通りがかりに自分や家族の洋服を汚したりすることもないでしょう。( ↓ 動画参照)
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フレームと後輪をカバーする、少し小さめのタイプもあります。そのまま押して動かせるのも便利かも知れません。クルマを使って、自宅から離れた場所を出発地としてツーリングする人もあると思いますが、自転車を載せる時に使えば、クルマの内部を汚さないですみます。
もしかしたら、輪行袋などに入れて保管する人もあるかも知れませんが、いちいち分解して組み立てるのも多少面倒でしょう。このような保管専用のカバーがあってもいいなと感じる人もあると思います。そんな人が少なくなかったのか、クラウドファンディングに成功しています。
似たような発想ですが、こちらは“
Coastal Bike Gloves ”、タイヤやグリップ、ペダル部分などだけを覆うように出来ているコンパクトなカバーです。必要な部分だけカバーをするというスタイルです。これならば、よりスタイリッシュで、室内に置いた場合の見た目の圧迫感も少ないでしょう。( ↑ 動画参照)
ツーリングなどから帰って来た時、必ずしも洗車をしてから室内保管するわけにはいきません。ただ、汚れを家の中に持って入るのもはばかられます。そこでこのカバーを使うわけです。カバーはウォッシャブルですから、汚れたら、後から洗えばいいだけです。
もちろん室内の汚れを防ぐ一方で、クッション性のある素材なので自転車の保護にもなります。タイヤを外して運ぶ時のフォークの先端なども含め、弱い部分をカバーします。やはりクルマに積み込んだり、折りたたみ自転車を運ぶ時などに取り付けても使えるでしょう。
こちらは、“
Extract Water Filter ”、サイクリストが水分補給に使うボトル用の浄水フィルターです。これを使えば、川の水とか泥水でもフィルターで浄化して飲むことが出来ます。出先で飲料を確保しようにも、水道などが無いような場所でも水の補充が可能になります。
強力なフィルター機能を発揮しますが、普通のボトルのフタくらいの大きさしかないため、ボトルホルダーにもボトルが収まります。フィルターによる浄水機能を使わない時に、単なるフタとして使っても問題にならない大きさと言えるでしょう。
もちろん、日本国内を走るぶんには、少し行けばコンビニや自販機があって、飲料が手に入らないという場所は限られると思います。飲料が買えなかったとしても、公園や何かの施設などに水道くらいはあるでしょうし、日本の水道なら、そのまま飲めます。
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便利そうで、あまり使う機会はないと考える人も多いに違いありません。ただ、今年元日に起きた能登半島地震で孤立した集落や断水している様子などを見ると、災害用として活躍する場面があるかも知れないと思ってしまいます。自転車用品と防災用品を兼用できるという考え方です。
こちらもクラウドファンディングで資金調達を目指していましたが、締め切り間近で目標の1/3程度となっており、達成は難しそうです。サイトで、もっと災害対策の面を強調してもよかったと思いますが、それが響く可能性があるのは、災害大国・日本くらいなのかも知れません。
こちらは、必ずしも自転車用品ではありませんが、自転車に載せておいても便利というグッズです。超軽量バッグ・“
Nanobag 7.0 ”、実用的な大きさのバッグになるのに、たたむと常識外れのコンパクトさになります。これならばポケットに入れておいても邪魔にはならないでしょう。
こちらも必要性は人によると思いますが、ふだんは使わないけれど、イザという時にサドルの裏にでも忍ばせておけば便利と思う人はいるでしょう。特にバッグなどは持たず、何も背負わずに出かけ、出先で思わぬ荷物を運ぶ必要が出来た時などです。
ママチャリならば前カゴなどに積んだり出来ますが、スポーツバイクの場合はそうもいきません。荷台すらないので、例えば急に買い物を頼まれても対応が困難だったりします。レジ袋を買って使う手もあると思いますが、今どきマイバッグのほうがスマートです。
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郊外を走行していたら、道路端で突然、野菜の無人販売所を見つけた時など、レジ袋が買えないこともあるでしょう。そこまでの準備は不要と考える人もいるでしょうし、実際に滅多に使わないかも知れませんが、あっても邪魔にならない大きさというのがポイントと言えそうです。
こちらも、一定のニーズはあったようで、昨年12月にクラウドファンディングは成功しています。私が自転車用にと考えただけで、一般的には自転車用ではなく、普通に徒歩や電車で出かけたり、通勤・通学などの際、バッグに入れておけば便利と思った人があったのでしょう。
取り上げた4つは、自転車用の定番の商品、必須のアクセサリーではありません。同様の目的のものを使っていない人は多いでしょう。無くても困るわけではありません。ただ、見てしまうと、あってもいいかな、あったほうが便利かなと思ってしまう人もあるのではないでしょうか。
◇ 日々の雑感 ◇
台湾総統選で頼清徳副総統が勝利、香港の二の舞を避け民主主義を守るという選択でしょう。ただ、同時に行われた立法委員選で民進党は過半数をとれず難しい政権運営になりそうです。中国の出方も気になるところです。
Posted by cycleroad at 13:00│
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