“Alibaba.com”は中国のＥＣサイトです。January 17, 2024
雪国に選択肢を提供する商品
“Alibaba.com”は中国のＥＣサイトです。 中国を代表するテック企業、アリババグループの運営する巨大ネット通販サイトで、世界２４０余りの国に展開しています。使ったことのある方以外でも、１１月１１日の中国の「独身の日」のセールで、スタート直後から莫大な売上金額が表示されるのをテレビのニュースなどで見たことのある人は多いに違いありません。
アリババ自体はＥＣサイトですが、中国のみならず世界から数多くのサプライヤー企業が出店しており、商品のカテゴリー数は５９００、アイテム数は２億以上という巨大さです。２０１６年にはアメリカのウォルマートなどを上回り、世界最大の小売企業、流通企業となっています。
なにしろたくさんの商品が掲載されており、自転車やその関連用品なども多数あります。なかには日本では売っていないようなものもあって面白いのですが、先日たまたま見かけた、“BIG POWER 48V 2000W Electric snow track”もその一つです。
電動自転車、e-bike の後輪をクローラ（無限軌道）に交換するものです。クローラとは、ブルドーザーのような無限軌道のことで、俗にキャタピラーと呼ばれます。キャタピラーは、キャタピラー社の登録商標です。ぬかるみとか雪上など、道なき道や悪路で抜群の推進力を発揮します。
前輪はスキーの板のような形状のものに交換します。つまり、自転車をベースにしたスノーモービルのような乗り物にすることが出来るわけです。これは雪上での強力なモビリティになりそうです。最近は太いタイヤのファットバイクや自転車用のスパイクタイヤなどもありますが、深い雪では比較にならないでしょう。（ ↓ スノーモービル）
除雪された道や固く締まった圧雪などなら、ファットバイクなどでも雪上走行出来ますが、湿った雪が積もった場所などでは威力を発揮するはずです。ちょうど日本の雪国、降雪量の多い地域で幹線道路以外のなかなか除雪が行き届かない住宅地などの道路では持って来いかも知れません。
雪国での現実的な移動手段としては、冬用タイヤを取り付けたクルマということになるでしょうが、一晩で何十センチも積もってしまうような場所では、クルマもスタックしたりします。もちろん普通の自転車でもタイヤが空回りするだけでしょうが、クローラならば走破できる可能性があります。
似たような商品を過去にも見たことがありますが、もうサイトも無くなっています。普通のＭＴＢ用でしたが、こちらは電動自転車、e-bike に取り付けるようになっているので、より強力な走破力が得られます。写真を見るとペダルもついていますので、電動アシスト自転車でも取り付けられるようです。
湿った雪の降る日本の雪国でも、重機などを除けば、なかなか無限軌道というわけにはいきません。その点でユニークな乗りものと言えそうです。ちなみに、スノーモービルは公道では走れません。ナンバーが取得できないので、スキー場や私有地などの道なき道は可能ですが、ふだんの生活での公道での移動には使えないのです。
このクローラキットを自分の自転車に取り付ければ、雪上での移動手段になりそうです。夏は自転車に乗っても、冬場は乗れない雪国の人でも、これがあればオールシーズン乗れることになります。特にクルマや免許を持っておらず、徒歩しかない学生、高齢者などには貴重な選択肢となるかも知れません。
ただ、このキットが普通のＭＴＢや電動アシスト自転車に取り付けられるのかはよくわかりません。バッテリーなど、何がセットなのかも不明です。ＢｔｏＢでサプライヤー企業がバイヤー企業に向けた商品なのか、サイトにあまり詳しいことは書かれていません。買って試してみる場合は自己責任でお願いします。
アリババ自体は仲介するＥＣサイトなのでともかくとして、サプライヤーは中国企業のようです。聞いたこともない会社ですし、個人的には中国企業にあまりいいイメージがありません。日本で流通する格安・粗悪なママチャリもほとんどが中国製です。安かろう悪かろうと思えてしまうのが正直なところです。
アメリカなどでは、中国製の自転車用バッテリーの発火による火事が相次ぎ、社会問題となっています。純正品を模していたり、互換性があって安いので買ってしまう人が多いようですが、やはり安いぶん粗悪な製品があるようで、それで火事にでもなったら目も当てられません。
最近は日本企業も不正など不祥事が多いので、中国企業を一概に批判出来ませんが、一般論としての中国企業は、ブランド品のコピーから、人気の知的財産のパクリ、詐欺まがいの商品など、悪質な商法、企業は枚挙に暇がありません。アリババに出店していても、玉石混交なのは否めないでしょう。
この商品を購入するのは正直言って躊躇しますが、雪道用の電動クローラキットは、あったら面白そうです。日本の雪国で役に立つかも知れません。どこか日本のメーカーが手掛けるか、日本の信頼できる輸入元が販売してくれないでしょうか。そういう会社が出てくることを期待します。
◇ 日々の雑感 ◇
自民党で派閥解消が議論されてますが、新人教育なら党がやればいいですし、派閥同士で政策の議論なんて聞いたこともありません。結局は総裁選での勢力争いとポストと金です。廃止しなければ国民は納得しないでしょう。
アリババ自体はＥＣサイトですが、中国のみならず世界から数多くのサプライヤー企業が出店しており、商品のカテゴリー数は５９００、アイテム数は２億以上という巨大さです。２０１６年にはアメリカのウォルマートなどを上回り、世界最大の小売企業、流通企業となっています。
なにしろたくさんの商品が掲載されており、自転車やその関連用品なども多数あります。なかには日本では売っていないようなものもあって面白いのですが、先日たまたま見かけた、“BIG POWER 48V 2000W Electric snow track”もその一つです。
電動自転車、e-bike の後輪をクローラ（無限軌道）に交換するものです。クローラとは、ブルドーザーのような無限軌道のことで、俗にキャタピラーと呼ばれます。キャタピラーは、キャタピラー社の登録商標です。ぬかるみとか雪上など、道なき道や悪路で抜群の推進力を発揮します。
前輪はスキーの板のような形状のものに交換します。つまり、自転車をベースにしたスノーモービルのような乗り物にすることが出来るわけです。これは雪上での強力なモビリティになりそうです。最近は太いタイヤのファットバイクや自転車用のスパイクタイヤなどもありますが、深い雪では比較にならないでしょう。（ ↓ スノーモービル）
除雪された道や固く締まった圧雪などなら、ファットバイクなどでも雪上走行出来ますが、湿った雪が積もった場所などでは威力を発揮するはずです。ちょうど日本の雪国、降雪量の多い地域で幹線道路以外のなかなか除雪が行き届かない住宅地などの道路では持って来いかも知れません。
雪国での現実的な移動手段としては、冬用タイヤを取り付けたクルマということになるでしょうが、一晩で何十センチも積もってしまうような場所では、クルマもスタックしたりします。もちろん普通の自転車でもタイヤが空回りするだけでしょうが、クローラならば走破できる可能性があります。
似たような商品を過去にも見たことがありますが、もうサイトも無くなっています。普通のＭＴＢ用でしたが、こちらは電動自転車、e-bike に取り付けるようになっているので、より強力な走破力が得られます。写真を見るとペダルもついていますので、電動アシスト自転車でも取り付けられるようです。
湿った雪の降る日本の雪国でも、重機などを除けば、なかなか無限軌道というわけにはいきません。その点でユニークな乗りものと言えそうです。ちなみに、スノーモービルは公道では走れません。ナンバーが取得できないので、スキー場や私有地などの道なき道は可能ですが、ふだんの生活での公道での移動には使えないのです。
このクローラキットを自分の自転車に取り付ければ、雪上での移動手段になりそうです。夏は自転車に乗っても、冬場は乗れない雪国の人でも、これがあればオールシーズン乗れることになります。特にクルマや免許を持っておらず、徒歩しかない学生、高齢者などには貴重な選択肢となるかも知れません。
ただ、このキットが普通のＭＴＢや電動アシスト自転車に取り付けられるのかはよくわかりません。バッテリーなど、何がセットなのかも不明です。ＢｔｏＢでサプライヤー企業がバイヤー企業に向けた商品なのか、サイトにあまり詳しいことは書かれていません。買って試してみる場合は自己責任でお願いします。
アリババ自体は仲介するＥＣサイトなのでともかくとして、サプライヤーは中国企業のようです。聞いたこともない会社ですし、個人的には中国企業にあまりいいイメージがありません。日本で流通する格安・粗悪なママチャリもほとんどが中国製です。安かろう悪かろうと思えてしまうのが正直なところです。
アメリカなどでは、中国製の自転車用バッテリーの発火による火事が相次ぎ、社会問題となっています。純正品を模していたり、互換性があって安いので買ってしまう人が多いようですが、やはり安いぶん粗悪な製品があるようで、それで火事にでもなったら目も当てられません。
最近は日本企業も不正など不祥事が多いので、中国企業を一概に批判出来ませんが、一般論としての中国企業は、ブランド品のコピーから、人気の知的財産のパクリ、詐欺まがいの商品など、悪質な商法、企業は枚挙に暇がありません。アリババに出店していても、玉石混交なのは否めないでしょう。
この商品を購入するのは正直言って躊躇しますが、雪道用の電動クローラキットは、あったら面白そうです。日本の雪国で役に立つかも知れません。どこか日本のメーカーが手掛けるか、日本の信頼できる輸入元が販売してくれないでしょうか。そういう会社が出てくることを期待します。
自民党で派閥解消が議論されてますが、新人教育なら党がやればいいですし、派閥同士で政策の議論なんて聞いたこともありません。結局は総裁選での勢力争いとポストと金です。廃止しなければ国民は納得しないでしょう。
Ａｍａｚｏｎの自転車関連グッズ
Ａｍａｚｏｎで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。
Posted by cycleroad at 13:00│Comments(0)
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