サイクルロード～自転車への道／事故要因は未然に減らすべき｜信号無視: 電動サイクル: 特定小型原動機付自転車: 歩道走行: 自転車事故多発マップ:

暦の上では立春を過ぎましたが、関東では警報が出されるほどの大雪でした。雪国に比べれば僅かな積雪ですが、各地で交通が混乱したようです。さて、そんな折りですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から目についたものを取り上げてみたいと思います。

「まさか赤信号で」暗い道路で突然…自転車がスピード落とさず車道に

都内を走る車のドライブレコーダーの映像。撮影者は仕事帰りで走り慣れた道を帰宅途中でした。しかし、信号を目の前にした次の瞬間に突然、左側から1台の自転車が…。前を走っていた車は慌てて右に避け、スピードを落としてギリギリで衝突を回避しました。

自転車による危険な走行。映像を確認すると、自転車側の信号は赤にもかかわらず、スピードを落とさずそのまま車道に突っ込んでいます。

撮影者　「まさか赤信号でと考えてもいないので、もう少しタイミングがずれていたらと思うと怖かった」

自転車はその後、何事もなかったかのように走っていきました。自転車が走っていたのは見通しの悪い交差点です。この交差点をスピードを落とさず信号を無視し、突っ込んでいったことになります。

撮影者　「自転車は結構なスピードで出てきた。暗いので近くになってみないと気付かない」

撮影者は…。

撮影者　「あそこの道で2回ほど同じようなことがあった。本当にやめてほしい。自転車の走行マナー向上に努めてほしい」(2024/02/02 テレ朝ニュース)

映像が記録され、テレビのニュースとなるのは少ないかも知れませんが、このような人がいるのは間違いありません。私も目撃することがあります。赤信号なのにそのまま交差点に突っ込むとは、どんな神経をしているのか、私には理解出来ません。事故と紙一重の危険な行為だと思いますが、そう感じていないのでしょう。

見通しが悪いですし、クルマだけでなく出会い頭に歩行者を跳ね飛ばす可能性もあります。横切るのではなく左折ならいいと考えているのでしょうか。赤信号無視ですし、減速も安全確認も無し、おそらく歩行者と同じ感覚で左折しているものと思われます。歩行者感覚で自転車に乗ることの問題の一つと言えるでしょう。

「漕がなくていい自転車」という電動キックボードの対抗馬日本初「座り乗り特定原付」シェアサービス登場バスの代わりにも？

日本最大規模のシェアサイクルサービス「ハローサイクリング」が、フル電動の「電動サイクル」のシェアサービスを始めます。電動キックボードの課題を払拭する“座り乗り”の特定小型原付は普及するのでしょうか。

ペダル？はあるけど漕げない“自転車”

「漕がなくていい自転車」のシェアサービスが始まります。日本最大規模のシェアサイクルサービス「ハローサイクリング」を展開するソフトバンクグループのオープンストリート（東京都港区）は2024年1月24日（水）、フル電動の新しいモビリティ「電動サイクル」のシェアサービス開始について記者会見を行いました。サービスは1月30日から、千葉市とさいたま市を皮切りに展開されます。

この「電動サイクル」は、いわゆる“電動アシスト自転車”ではありません。自転車にあるペダルのようなものは付いていますが、固定式でチェーンもなく、人力で漕ぐことができないものです。「自転車のように座って走行できる電動サイクル」とうたわれています。

2023年7月に誕生した、原付と自転車の中間的な新区分「特定小型原付」に分類される乗りものです。特定小型原付は電動キックボードの区分と思われがちですが、必ずしもキックボードに限定したものではなく、2輪座り乗りタイプの「特定小型原付」のシェアリングサービスは、国内で初めてとのこと。

とはいえ、フル電動の走行しかできない時点で、従来であれば「バイク」といって差し支えないものです。それを「電動サイクル」とした意図について、オープンストリートの工藤智彰社長は次のように話します。

「メーカーとも議論を重ねましたが、表現が難しいカテゴリーです。シェアサイクルのなかで電動モビリティを展開するので、あえて『電動サイクル』としました。このモビリティ（特定小型原付）は『こういう交通ルールのものです』と合わせて周知していきます」

特定小型原付は、16歳以上であれば免許不要で乗ることができます。ヘルメット着用も任意です。最高時速は20km/hですが、最高6km/hのモードに切り替えることで歩道も走行が可能。停止中に手元のスイッチですぐにモードを切り替えられます。

しかし、特定小型原付の創設以降、利用が増えているという電動キックボードでもこのルールが周知されず、速いスピードのまま歩道を走る人も見かけるといいます。これについて工藤社長は、「ルールの誤解が早い段階で広まった」とし、「車道を走ってもらうことが大切。それゆえにバイクに近い車体にしている。カルチャーとして『歩道を走るものではない』ことを作っていきたい」と話しました。(2024.01.25 乗りものニュース)

ソフトバンク系、シェアリングに二輪の特定小型原付き

 ソフトバンク系のオープンストリート（東京・港）は24日、同社の自転車シェアサービスで公道を走れる新たな車両区分「特定小型原動機付き自転車（特定小型原付き）」に分類される電動サイクルの提供を30日から始めると発表した。

自転車と同じような操作感覚で座ったまま運転できる。まずはさいたま市と千葉市の一部地域でサービスを始め、順次提供地域を広げる方針だ。

電動車両メーカーのグラフィット（和歌山市）と共同で開発した電動サイクルは自転車のようにペダルをこぐ必要がない。車道専用モードで最高速度は時速20キロメートルで、1回の充電による走行距離は約40キロメートルになる。シェアリングサービスでは15分ごと200円で利用できる。

特定小型原付きはキックボード型の車両が多い。電動サイクルは自転車型のため、キックボードより車輪が大きく段差を乗り越えやすい。重心が低くなり、安定性も高まるとみている。

電動サイクルにはスマートロックが搭載されている。スマートフォンなどのアプリから車両を予約し、解錠して利用する。スマートロックには走行データが蓄積されるため、将来は走行環境の改善などにも活用できると見込む。

電動サイクルは初期段階ではさいたま市や千葉市など首都圏を中心に200台ほど投入する。提供地域を拡大しながら2024年中に3000台を投入する予定。

ハローサイクリングは全国7400カ所に車両を借りることができるステーションがある。電動アシスト自転車や自転車を貸し出している。(2024年1月24日日経新聞)

カーメイト、自転車のように乗れる特例特定小型原付自転車「e-FREE 01」発売

ペダルをこがなくても自転車のように乗れる電動自転車、特例特定小型原付自転車が各社から販売されたり、シェアリングサービスへの採用が相次いでいます。こういう乗り物が出てくるのは時代の流れなのでしょうけれど、問題はそれが危険な状態を招きつつあることです。

車道走行時の最高時速は２０㎞/hですが、最高６㎞/hのモードに切り替えることで歩道も走行が可能という点です。走行していて、車道を走ったり歩道を通ったりするのでしょうから、いちいち切り替えるのが面倒なのは容易に想像がつきます。つまり、スピードは多少緩めるとしても速い速度で歩道走行する人が出るのは必至です。

電動キックボードなども事故が増えていて問題になっていますが、道交法上の規制が甘すぎるように思います。特に、特例特定小型原付自転車のカテゴリーに分類されると、歩道走行できるという点が問題です。自転車と同じ扱いでいいだろうという考え方なのでしょうが、そもそも自転車を歩道走行させるのが間違いなのです。

「特定小型原動機付自転車」道路交通法違反で県内初の検挙

 一定の基準を満たした電動キックボードなど、１６歳以上であれば運転免許がなくても利用できる「特定小型原動機付自転車」で高松市内の県道の歩道を走行したとして、市内に住む３７歳の男性会社員が道路交通法違反で検挙されました。

去年７月に改正道路交通法が施行されて以降、香川県では初めてです。３０日午前８時前、高松市香西東町にある県道で、出勤中の３７歳の男性会社員が「特定小型原動機付自転車」で歩道を走行しているのを取り締まり中の警察官が見つけました。

「特定小型原動機付自転車」は、表示灯や速度など一定の基準を満たした場合は特例として歩道を走れますが、警察によりますと、男性が乗っていたものは、基準を満たしておらず、歩道は走行できないということです。

男性は「歩道を走行できないことは知っていた」などと話しているということで、男性には、反則金が科されます。

警察によりますと、去年７月に改正道路交通法が施行されて以降、「特定小型原動機付自転車」に関する交通違反での検挙は県内では初めてだということです。

県警察本部は「『特定小型原動機付自転車』のルールを正しく知った上で、原則として車道を走り、信号や一時停止は守るなど基本的な交通ルールの順守を徹底してほしい」としています。(01月30日　NHK)

実際に、違反も検挙されています。免許も不要なので、自転車と同じ感覚で乗り、歩道走行をする人が増えるのは明らかでしょう。今はまだ少ないとしても、今後増えて検挙も間に合わなくなるのは必至です。そして歩道上で歩行者との事故が多発することになるのが懸念されます。

｢ゴツくてカッコいい｣｢無保険で安い｣…新宿や六本木に大量出没する｢違法モペッド｣乗りの危険なホンネ

 今年1月、ペダル付き原付きバイク「モペッド」を無免許で運転し、70代女性をはねたとして24歳のアルバイトの男が書類送検された。

自転車評論家でジャーナリストの疋田智さんは「歌舞伎町や六本木ではこうした『電ジャラス自転車』が多く見られる。今後、電動サイクルのシェアサービスが広まると、より事故リスクは高まるだろう」という――。(中略)

「楽しい電動サイクル」は危険と引き換え

電動サイクルは絶対にヒットするだろう。私も試乗したが、乗ってみると楽しいからだ。まるで遊園地の遊具のようなもので、パワフルで、楽ちんで、自由自在。ちょっとしたスリルまである。そして便利だ。しかも無免許OK。そのうえ合法。

だが、それらの快適性、利便性は、すべて「事故の危険性」および「歩道弱者への脅威」「道路の混乱」と引き換えだ。

そもそもで言うなら、ナンバープレートのついた電動バイクを、なぜ歩道に乗せるのだろうか。どこのバカがこんなものを無免許でも合法としたのか。私には本当にワケが分からない。

政府の中に、悪者の首領でもいて「日本の交通をカオスに引きずり込んでやれ、事故を増やせ、歩道の高齢者やベビーカーを引っかけろ、障碍者も轢いてしまえ」と考えているようにしか思えない。

冒頭に紹介したような電ジャラス自転車による事故は、また必ず発生する。一刻も早く対策をとるべきだろう。少なくとも歩道通行は早急に禁止すべきであり、何より電ジャラスたちの暴走運転を取り締まるべきだ。(2024/02/05 プレジデント)

少し前にも別の記事を取り上げましたが、自転車評論家の疋田智さんが懸念を表明しています。私も同感です。前半で違法な電動モペットの問題を指摘している部分は省略しましたが、免許も不要で合法的に歩道を走行できる『楽しい電動サイクル』とあるのは、『特定小型原動機付自転車』のことです。

早晩、この電動サイクルに乗る人が増え、時速６キロより速いスピードで歩道を走行する光景はありふれたものになるでしょう。歩行者との事故も増えるはずです。これは誰が考えても想像がつくことなのに、なぜ歩道を走行を許可したのか解せないのは私も同じです。

これがたくさん歩道を走行するようになっても、パッと見ただけでは普通の自転車と見分けがつかないでしょう。見分けがついたとしても、街にあふれるようになれば取締りは追いつかないに違いありません。すでに使われ始めているので排除は出来ないまでも、歩道走行は早急に禁止すべきだと思います。

犬のリードに絡まり転倒事故、飼い主と自転車の過失割合は２対８　自転車の男性2500万円支払いで和解

 散歩中の犬のリード（引き綱）に絡まって転倒した自転車に腕を引っ張られてけがをしたとして、飼い主の女性が、自転車を運転していた男性に約６９００万円の損害賠償を求めていた訴訟は１日までに、大阪高裁で和解が成立した。

一審の神戸地裁は自転車側に約１５７０万円の支払いを命じたが、高裁は過失を重く捉え、自転車の男性が解決金２５００万円を支払うことで合意した。

裁判を巡っては、犬の飼い主、自転車愛好家の双方の立場から、相手のマナー違反を指摘する意見が続出。インターネット上でも大きな論争となった。

一審判決は原告、被告の双方に過失を認めたものの、「慎重な運転が求められる場所だった」と自転車側の安全配慮義務違反を大きく捉え、過失割合を原告３、被告７としていた。原告代理人によると、高裁は割合を２対８とする和解案を提示し、双方が受諾した。

一審判決によると、事故は２０１５年４月、宝塚市の武庫川河川敷遊歩道で発生。犬を連れた女性の近くを男性のロードバイクが通過した際、リードとロードバイクのチェーンが絡まって男性が転倒した。リードを持っていた女性も右腕を引っ張られて、まひが残った。(2024/2/1　神戸新聞)

たまに、このようなトラブルが起きているようです。この事件の詳細はわからないので、どちらが悪いとは言えませんが、河川敷の遊歩道で、自転車と歩行者が混在しているのが、いわゆる歩道走行と一緒で問題の背景にありそうです。いずれにせよ、こういう事故が起きうることを想定して、気をつけて通行したいものです。

自転車事故多発エリアが一目でわかるマップを公開群馬県

 相次いでいる中学生や高校生の自転車事故を減らそうと、群馬県は事故が多発しているエリアが一目でわかるマップを作成し、インターネット上で公開しています。

群馬県は１万人あたりの通学時の自転車事故の件数が中学生・高校生ともに高い状況が続いていて、おととしの民間の調査ではともに全国ワースト１位になっています。

このため、群馬県は事故防止につなげようとおととしまでの５年間に県内で発生した中高生の自転車事故の情報をまとめ、事故が多発しているエリアが一目でわかるマップを作成し、今月１８日からインターネット上で公開しています。

このマップでは、自転車事故が多発しているエリアは濃い赤色で示されていて、特に事故が多く発生した地点には星のマークが記されています。そして、星のマークの部分をクリックすると、発生件数や「右折時」など、事故が起きた状況を確認することができます。

県道路管理課は「通学で自転車に乗る中高生に加え、車を運転するドライバーにも事故が多発しているエリアを知ってもらうことで、事故の減少につなげたい」としています。(01月26日　NHK)

このように、新規に公開されるとニュースになりますが、既にお住まいの地域の事故多発マップが公開されているかも知れません。もしあったら、一度見ておくことをお勧めします。近所のよく通る場所が上がっているかも知れません。注意すべき場所を頭に入れておくことで、事故のリスク軽減に役立つ可能性があります。

今春から中学生の子どもが自転車通学。ママ友に「自転車保険に入るべき！」と言われたのですが、どんなメリットがあるのでしょうか？

子どもが自転車通学をする場合は、自転車保険に入ったほうがよいのでしょうか。ママ友同士で自転車保険に入るか入らないか議論になることもあるでしょう。

また、自転車保険についてよく分かっておらず、本当に加入したほうがよいのか悩んでいる人もいます。自転車保険に加入するかどうかは、概要やメリットを知ってから決めることが大切です。

本記事では、自転車保険の概要や加入するメリットなどを解説します。(以下略 2024.01.23 FINANCIAL FIELD)

自転車保険については、自転車乗車時の保険ということで、自分の怪我のためと考える人が多いようです。しかし、それは健康保険などもあるので、重要なのは賠償責任保険です。もし自分や家族が自転車に乗って事故を起こし、多額の損害賠償が生じた時のためです。１億円近い判例もあるので検討すべきだと思います。

福井県の旅館に自転車好き専用ルーム登場　玄関から愛車運び入れ可能、工具も完備

 福井県敦賀市名子の旅館「敦賀さざなみリゾートちょうべい」に自転車愛好家向けのコンセプトルームが完成した。

愛車を部屋に持ち込んで保管や整備ができたり、海を一望できるジェットバスで輪行の疲れを癒やしたりと自転車旅の拠点としての仕掛けが盛り込まれている。

同旅館は嶺南６市町を結ぶ若狭湾サイクリングルート（愛称・わかさいくる）沿いに立地。県が推進するサイクルツーリズムを促進しようと、３月の北陸新幹線敦賀開業に合わせ、同ルートを楽しむ自転車愛好家向けの部屋を整備した。

コンセプトルームは「輪（りん）の間」。自転車の「輪」や仲間の輪、海のマリンから名付けた。約４０平方メートルで、定員２～４人。専用の玄関から愛車を運び入れることができ、室内に４台分、玄関外に２台分、館内通路に２台分の自転車スタンドがある。メンテナンス用工具も備え、整備もできる。

部屋専用のジェットバスルームは、敦賀湾を眺めながらくつろげる癒やしの空間となっている。ヨガマットや、マッサージ用のローラーなども備える。「輪の間」専用のレンタサイクルとして英国製折り畳み自転車もあり、滞在中は市街地や敦賀半島観光に利用することも可能。

女将の山本敬子さんは「自然の中を走り、海の見えるお部屋で愛車と一緒にくつろぐ。『輪の間』を拠点にして、サイクリストの皆さんに自転車ならではの敦賀の旅を楽しんでもらえたらうれしい」と話している。

県観光連盟の「観光地域づくり推進事業補助金」を活用し先月２５日に完成した。料金は素泊まり１人１万６千円から（２人利用時・税込み）。問い合わせは敦賀さざなみリゾートちょうべい＝電話０７７０（２３）７８１８。(2024年2月3日福井新聞)

このような旅館やホテルはまだまだ僅かですが、時々ニュースになります。部屋に直接運び入れは難しいとしても、旅館の中に屋内保管でき、盗難や水濡れを防げるだけでもサイクリストの目をひくと思います。そんな宿泊施設が増えていくことを期待したいものです。

パナソニックが未来の自転車を開発展示　パナソニックサイクルテックとデザイン

 パナソニックとパナソニックサイクルテックは2~4日の3日間、京都市中京区の新風館で未来のサイクルモビリティ「Loit(ロイト)」を展示している。

ロイトはパナソニックデザイン本部FUTURE LIFE FACTORY(FLF)とパナソニックサイクルテック商品企画部デザイン課の担当者が連携しデザイン。ペットや相棒のようなモビリティに仕上げた。

ロイトは昨年4月からの両社のプロジェクトによって誕生。テーマを「道草」に決めて、開発を推進。「サイクルモビリティが寄り道の提案をし、持ち主が乗ってくれる際は嬉しそうに動くなど様々な合図を人間に送る」―これをコンセプトに12月にデザイン化。2カ月間で実物が完成した。

テーマの道草の言葉でよく使われる「道草を食う」の由来は馬が道端に生えている草を食べて進行が遅れてしまうことに由来する。この気ままさや奔放さからしか生まれない時間や体験に注目し、デザインのほか質感や動作にもこだわった。

サイクルモビリティのサドルは振動し、鼓動を打っているような感覚に動き、ハンドルは停車中に自動で左右に動く。ボディは柔らかい素材を採用し、生き物と接する時のような親しみを感じられるように仕上げた。ペダルも走行中のアシストに変化を持たせ、重さで意思を伝えるような動きをする。

初日には、新風館を訪れた観光客や地元の人がロイトに乗車。その動きやデザインに「面白い」などの声が上がったという。展示会場ではロイトのほか、サドルやハンドルなどの各パーツも展示。未来の自転車に多くの人が興味を示していた。(2024.02.02 電波新聞)