全国的に晴天でお出かけ日和となり、旅行や行楽地に出かける人で駅や空港、高速道路も混雑しているようです。さて、そんな時期ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、目についたものをいくつかピックアップしてみたいと思います。
【暴走の瞬間】“わざと”はねて逃走か 自転車に黒い車が…
VIDEO
自転車の背後に迫る黒い車。驚きの映像が入ってきました。
名古屋市中区に設置された防犯カメラの映像。自転車の男性が歩道を通過したその直後、黒い乗用車が歩道に侵入。乗用車は街灯と街路樹の間をすり抜け、スピードを上げて自転車の男性を追い掛けます。すると、黒い乗用車は自転車に乗った男性をはね飛ばし、そのまま逃走しました。
警察によりますと、1日午後2時前、名古屋市中区栄の歩道で「乗用車が自転車をひいて逃げた」と通行人から110番通報がありました。はねられたのは46歳の男性で、病院に搬送されましたが、軽傷で命に別状はないということです。
捜査関係者によりますと、近くのコンビニ店で男性と乗用車の運転手が何らかのトラブルになっていたことが分かりました。警察は車が故意に自転車をはねたとみて、殺人未遂の疑いで逃げた車の行方を追っています。(2024/05/02 テレ朝ニュース)
自転車をわざとはねた後に逃走…車がはねた瞬間の映像入手 殺人未遂事件として黒のプリウスの行方追う 名古屋市
VIDEO
愛知・名古屋市で1日、自転車に乗った男性が車にひき逃げされる事件があり、警察は、防犯カメラの映像から、故意にはねた殺人未遂事件として捜査している。
自転車に乗った男性を追いかけるように歩道に進入する車。そのまま猛スピードで歩道を走ると、男性に衝突。
そのまま走り去った。1日午後2時前、名古屋市中区の歩道で、車が、自転車に乗っていた男性(46)をはね、そのまま逃走した。
男性は、右手をすりむく軽傷で、警察は、防犯カメラの映像などから、男性をわざと車ではねた殺人未遂事件として捜査している。
その後の捜査関係者への取材で、男性と車の運転手はともに外国人とみられ、事件直前、近くのコンビニエンスストアでトラブルになり、車で男性を追いかけたとみられることが新たにわかった。防犯カメラの映像などから、逃げた車は黒のプリウスで、警察が行方を追っている。(2024年5月2日 FNN)
このニュースがたくさんのメディアで一斉に報じられています。今一番注目されているようです。自転車の歩道走行は珍しくありませんが、クルマが歩道走行して自転車をはねるという事件です。加害者と被害者は、直前のコンビニでトラブルがあり、クルマは自転車を追っていたようです。
軽傷で済んだのはよかったですが、それは結果です。軽く怪我をさせようと考えたのかも知れませんが、このスピードであっても転倒して打ち所が悪ければ死亡しても不思議ではありません。これは事故ではなく、殺人未遂事件なのは当然でしょう。どんなトラブルか知りませんが、追いかけて殺そうとする狂暴さに驚きます。
「前を見ていなかった」車の運転手のわき見運転か 自転車と車の接触事故 自転車の女子高校生がけが 札幌
VIDEO
2日あさ、札幌市南区で自転車で登校中の女子高校生が軽乗用車にはねられ顔などにけがをしました。軽乗用車を運転していた男はわき見運転をしていたとみられ、現行犯逮捕されています。
午前7時半ごろ、札幌市南区南32条西8丁目付近の豊平川左岸通で、北方向に向かっていた軽乗用車が自転車に乗った女子高校生をはねました。女子高校生は登校中で、顔から出血するなどのけがをして病院に運ばれましたが会話は可能だということです。
この事故で警察は軽乗用車を運転していた64歳の男を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。男は「前を見ていなかった。ぶつかって気づいた」と容疑を認めているということです。(2024年 5月 2日 HTBニュース)
こちらは脇見運転による事故です。前をよく見ずに運転するとは無責任な話ですが、今どきはスマホを見ながら運転していた可能性も高いのではないでしょうか。スマホとは一言も書いてありませんが、スマホを使いながらの運転がいかに事故に直結するか啓発するという点で、もしそうなら原因も報道してほしいものです。
こちらも被害者が死亡しても不思議ではありません。運転中に少しスマホを見てしまうくらいと軽く考えている人は多いと思いますが、重大な結果を招く可能性は小さくありません。自転車利用者にとっては、何の落ち度もないのにいきなり人生を奪われかねません。スマホ使用を撲滅してほしいものです。
車道にはみ出しあわや!左折時に…“膨らみすぎた”自転車
VIDEO
“膨らみすぎた”自転車。危険な瞬間です。神奈川県海老名市の県道。前を走る自転車に注目です。次の瞬間、自転車は車道側に大きくはみ出しながら左へ曲がっていったのです。
運転していた男性 「(自転車は)左側をずっと寄せて走っていたので、前の車も安心して抜かしていこうとしたところで急にバッと膨らんだ」
前の車はとっさにハンドルを切り、自転車との接触を回避。対向車線には車も走っていて、もし接触していたら大きな事故になっていた可能性もありました。
運転していた男性 「もし膨らみたいのであれば、車がいるのか確認してもらって車の運転をする人の気持ちも考えてほしいなと思う」(2024/05/02 テレ朝ニュース)
よくあるシーンなのかも知れませんが、ドラレコの画像が投稿されたことでニュースになっています。ドライバーが焦るのも当然でしょう。なぜ、後方も確認せずに膨らんで曲がろうとするのかが信じられません。確認するか、膨らまなくて済む速度に減速すべきでしょう。
このような走行をしていたら、いつ事故になってもおかしくありません。こういう傍若無人な自転車利用者がいるから、クルマのドライバーから自転車が白眼視されるわけで、きちんと法令を遵守し、安全な方法で走行しているサイクリストにとって迷惑な話でもあります。
モペットの「無免」「ノーヘル」「歩道走行」など取り締まりが話題! 同じペダル付きの乗りものだけど「アシスト自転車」とは何が違う?
この記事をまとめると
・ペダルがついているが、電動モーターのみで走行できる2輪車をモペットという
・モペットは法的には原動機付き自転車として扱われるため、運転免許と装備の着用が必要
・最近ではモペットに対する取り締まりが強化されている
モペットと電動アシスト自転車の区別とは?
2024年4月10日に渋谷で行われた取り締りで話題となった「モペット」。この「モペット」とは一体どのような乗り物なのでしょうか。今回は、モペットの概要や法律上における取り扱いなどについて解説します。交通違反で取り締まられないようにするためにも、正しい知識を身に着けておきましょう。
モペットって何?
そもそも「モペット」とは、「電動自転車」や「フル電動自転車」などと呼ばれている乗り物です。警察での呼び方やニュース・報道などでは「ペダル付き原動機付自転車」といわれています。
警視庁の資料によると、ペダル付き原動機付自転車とは、
「道路交通法施行規則第1条の2に規定する大きさ以下の総排気量または定格出力を有する原動機を用い、かつ、レールまたは架線によらないで運転するクルマ(軽車両、移動用小型車、身体障害者用の車、遠隔操作型小型車及び歩行補助車等を除く)であって、当該車に備えられたペダルを用い、人の力によっても走行させることができるものをいいます」
とのことです。つまり、モペットはペダルが備え付けられている原動機付自転車(原付)で、ペダルを漕いで走行することもできる原付となります。
また、モペットは原動機付自転車(原付)という扱いになるため、運転免許が必要となり、ナンバープレートの取り付けや自賠責保険への加入などもしなければなりません。(以下略 2024年4月28日 WEB CARTOP)
ニュースではありませんが、最近よく報じられているモペットの歩道走行などの話題についての解説記事がありました。要は、モペットと電動アシスト自転車が混同されていることが背景にあるということです。ペダルがついていれば、あるいはガソリンエンジンでなければ全て自転車だと思っている人がいるのでしょう。
たしかに紛らわしかったり、間違えやすそうですが、ネットなどで販売業者がわざと誤認させやすくしている可能性も否めません。免許が必要で、ナンバーをとったり保険加入したりと煩雑なモペットに比べて、電動アシスト自転車と誤認させたほうが売れるからだと思われます。
そのあたりの事情を知っていて、故意に間違えたふりをして乗る人もあると思いますが、知らずに購入して乗ってしまう人もあるはずです。相応にスピードが出るので、買ったとたんに自損事故で死亡した事例もあります。このあたりの違いと、違法となることの周知徹底が求められるのではないでしょうか。
危険!迷惑!“ひょっこり運転”自転車との事故で自動車に責任は? 驚くべき専門家の答えとは
車道を走っている自転車が突然、対向車線に飛び出す“ひょっこり運転”をする人物が千葉県内で相次いで目撃されている。
目的は定かではないが、こうした迷惑極まりない運転を取り締まることはできないのか。
また、万が一、対向車にぶつかるなどして事故が起きた場合、車の運転手も責任を問われるのか。交通事故に詳しい専門家に聞いた。
ひょっこり運転の目撃が相次いでいるのは千葉県の柏市やその周辺。ニュース映像などによると、自転車で車道のセンターライン付近を走り、対向車が来るとセンターラインを超えて車の前に一瞬、ぶつかるかのように飛び出すなど、危険極まりない運転をしている。
金髪など、外見には共通した特徴があるが、同一人物かは分かっていない。(以下略 2024/04/29 AERA)
こちらもニュースではありませんが、最近よく報じられている、いわゆる“ひょっこり運転”の解説記事が載っていました。故意なのは明らかであり、ドライバーにとっては迷惑この上ない話です。とっさに避けたために事故を起こしたり、他の歩行者などと事故になってしまう危険もあります。
しかも厄介なのは、ドライバーは、この行為のいわば被害者であるにもかかわらず、事故になれば責任を問われる可能性がある点でしょう。過去には同様の事例で実刑判決も出ているのに、模倣犯が出るのも不思議です。なんとか検挙して、このような行為に歯止めがかかることを期待したいところです。
「怒る気もしない」夜の住宅街で無灯火自転車が逆走 車道の真ん中をフラフラと…正面衝突の危機回避 茨城・つくば市
茨城・つくば市で23日、車道を逆走する自転車が目撃された。車のドライバーが事前に危険を感じて停車していたため、正面衝突を避けることができたが、自転車はライトもつけておらず、危険な状況だったという。
悠々と逆走…直前で車避け走り去る
茨城・つくば市で23日、車道を逆走する自転車を車のドライブレコーダーが捉えていた。逆走自転車が現れたのは、ほとんど人通りがなくなった、午後10時ごろの閑静な住宅街。車道の真ん中を悠々と逆走すると、直前で車を避けて、そのまま去って行く。
車の運転手は「チラッと自転車みたいな黒いものが見えて、徐々に減速していって、怖くなって車を止めていたんだけど、向こうの方はなんか手を上げて、なんか悪かったみたいな感じでやっているんです」と話している。
「怒る気もしない」一歩間違えば大事故に
車のドライバーが事前に危険を感じて停車していなければ、正面衝突にもなりかねない危ない状況だ。その上、逆走していた自転車はライトをつけていない。
一歩間違えば大事故という自転車に、車のドライバーは「ちょっと声も出なかったですね。怒る気もしないというか…。今後は二度としないでいただきたいです」と話した。(2024年4月26日 FNN)
こちらは、先ほどの“ひょっこり運転”とは違うと思いますが、傍若無人な走行をする自転車利用者が報告されています。このような人が増えているのでしょうか。こういう行為も、ドライバーが自転車利用者への不信感を深める原因となっていると思います。
なぜ「逆走ママチャリ」がここまで炎上したのか…自転車が絶対に「右側通行」で走ってはいけないワケ
なぜ自転車は左側通行で走らなければならないのか。自転車評論家でジャーナリストの疋田智さんは「交差点において、右側通行する自転車はクルマにとってもっとも視認しにくく、距離が近い。中でも、歩道を右側通行する自転車は最高に危険だ」という――。
右側通行は自転車の最もメジャーな事故原因
今年4月、ドライブレコーダーに映るママチャリ主婦が炎上したことがあった。交差点を右折したママチャリがクルマの正面にやってきて、ドライバーを恫喝し、車線に居座ったというやつだ。その姿は「迷惑自転車の典型」とされ、ネットでプライバシーまでさらされるというヒドいことになった。
私はこの人の住所や夫の勤務地など、ネットでさらし者にするのは最低だと思う。正義を笠に着て私憤を満足させる。そんなのはただの私刑(リンチ)だろう。しかも、今回の事象には「通学路」「時間帯」の事情まであったという。
それは前提として、この主婦がここまで叩かれた理由のひとつには、「逆走」があると考えざるを得ない。逆走すなわち右側通行の自転車は、ものすごく迷惑で危険だからだ。それはイメージとしての「正面衝突になって危ない」というだけじゃない。それはむしろ小さな理由で、右側通行は自転車の最もメジャーな事故の主な原因なのである。(以下略 2024/05/02 PRESIDENT Online)
少し前に取り上げてましたが、逆走ママチャリの動画が炎上した事件について、その背景に逆走があったのではないかと解説する記事がありました。逆走の上に信号無視で、事故になりかねない危険な行為を棚に上げて、ドライバーに対して逆ギレしているように見える動画でした。
この件を取り上げて、「逆走」がなぜ危険なのかを解説しています。この点については、このブログでも以前から再三指摘していることであり、まったく同感です。対クルマに限らず、自転車同士が見通しの悪い交差点で出会い頭に衝突する事故の原因にもなっています。
自転車評論家の疋田智さんは、『諸先進各国に較べて日本の自転車の事故率がかくも高い最大の原因は、実は「日本の自転車だけが左右デタラメ」という、ここにある。』とまとめています。自転車の右側通行こそが諸悪の根源とも書いています。
たしかにその通りで、日本では自転車利用者の多くが逆走を悪いとも思っていないのが問題だと思います。私は、この事態をもたらしているのは、やはり自転車の歩道走行だと思います。歩道走行するぶんには、道路全体の左右どちらを通行しようが許されています。
このため何かの理由で車道に出た時、交差点を曲がった際など、無意識にも逆走になってしまっています。『どうしても右側通行したいなら、降りて押して歩道を行きなさい。それならあなたは歩行者だ。降りて押すのがイヤなほど目的地が遠いならば、向こう岸に渡って左側通行しなさい』とありますが、意識せずの逆走も多いはずです。
仮に逆走を意識していたとしても、右側通行になるからといって、素直に押し歩きをするとは到底思えません。やはり諸悪の根源は歩道走行であり、これを止めない限り問題は解決しないでしょう。日本だけが左右デタラメなのは、日本だけが自転車を歩道走行させているからです。
逆走が多くの事故の原因となっており、問題という点には同意します。警察はヘルメット着用になど力を入れるより、逆走の根絶に力を入れるべきです。ヘルメットを着用しても事故は起きます。事故が起きた時の被害軽減策に過ぎません。しかし逆走を根絶すれば、事故そのものが確実に減るはずです。
基本的にヘルメット着用などは個人が考えるべきことで、警察が限られた力を投入するのは違うと思います。例えば、自転車大国として有名なオランダでのヘルメットの着用率は0.5%以下、200人に1人いるかいないかです。オランダ人は、日常生活の中の自転車での移動に、明らかにヘルメットの必要性を感じていません。
自転車は当然車道走行しており、相対的に事故原因が少ないからです。日本は歩道走行にしたばかりに逆走が蔓延し、それが原因となって事故が起きています。それをヘルメット着用推進で減少させようというのは筋違いです。まず逆走をなくせば、事故そのものを減らせるはずです。それが警察が本来すべき仕事でしょう。
たしかに、これまで半世紀も歩道走行をさせてきた結果、無駄に広い歩道がある一方、車道に自転車の走行空間が乏しく、危険に感じる場所があることは確かです。警察庁も国土交通省も歩道走行から方針を180度転換することを表明し、これを早急に変えるとしていますが、遅々として進んでいないのが現状です。
だから依然として歩道走行という面はあるでしょうが、それを座視していれば事故は減りません。原則車道走行を徹底し、車道にその余地のない場所、通行が危険な場所に限って歩道走行を認めることとし、そこだけ表記して許可する形にしたらどうでしょうか。警察が取り組むべきは、事故被害の軽減より事故の発生防止です。
これ違反? セーフ? 自転車専用通行帯に左寄せ・駐停車してもいい?
都市部の交通環境は日々進化しており、その一環として”自転車専用通行帯”の設置が進んでいます。自転車専用通行帯とは、自転車の安全な走行環境を確保するために、道路の一部分を自転車のみが使用できるように指定したレーンのこと。
「自転車レーン」や「自転車専用レーン」などとも呼ばれており、道路の左側または道路の特定の場所に設けられ、青色のレーンと白色の文字/マークで明確に自転車専用と区分されています。
この専用レーンはその名の通り自転車しか走行できず、クルマはもちろんのことバイクや原付なども走行不可能なので、もしも走行してしまった場合は取り締まりの対象になってしまうようです。では、自転車専用通行帯を利用して左折時に左寄せしたり、駐停車したりといった行為も、何かしらの違反が適用されてしまうのでしょうか。
自転車専用通行帯に左寄せ・駐停車するのは違反になる?
道路交通法第34条では、「車両は、左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分を通行して)徐行しなければならない」と定められています。(以下略 2024/04/30 自家用車WEB)
まだ遅々として進んでいませんが、“自転車専用通行帯”を一部で見るようになりました。しかし、その道交法上の扱いは、周知徹底されているとは全く言えません。せっかく通行帯を整備したのなら、その実効性を上げ、自転車の安全性向上に配慮することも考えてほしいところです。
自転車を追い越すには黄色の実線を踏んじゃう! 違反を避けるために延々遅い自転車の後ろを走る……必要はなかった!!
この記事をまとめると
■ある状況下での「自転車を追い抜ける・抜けない」の議論は激論が交わされる
■道交法で黄色い実線がある道路上での自転車や電動キックボードの追い越しは可能と明記されている
■法律上の追い越しは可能だがまわりの交通状況を見てから安全に追い越すことが大事
黄色の実線は踏んだらダメというわけではない
さまざまな場面で激論となる自転車を抜く・抜かないの議論。今回は、この議論に終止符を打つべく、道路交通法に明記されていることをまとめました。実際の運転でも役立つ知識となるため、しっかりと理解しておきましょう。(以下略 2024年5月1日 WEB CARTOP)
道交法には、道路のセンターラインが黄色の実線の場合は追越し禁止、または追越しのための右側部分はみ出し禁止というルールがあります。ただその追越し対象として自転車が含まれていないという指摘です。つまり、黄色の実線からはみ出さないために、自転車が追い越せない人がいるかも知れないということのようです。
対向車などとの兼ね合いはありますが、はみ出せれば、黄色の実線だろうとはみ出して自転車を追い越している人が多いとは思いますが、もしかしたら、そのために追い越せずにイライラしている人もいるのでしょうか。あるいは、はみ出さないことに注意するため、自転車の間近を追い抜く形になっているのでしょうか。
そのような人がどれたけいるかはわかりません。しかし、この解説記事のように追い越し禁止を自転車を含むと解釈していて、そのために自転車が追い抜かれる時に危険に晒されているとしたら本末転倒と言わざるを得ません。自転車を追い越すなんて普通のことのように思いますが、なるほど可能性はあるかも知れません。
◇ 日々の雑感 ◇
パリ五輪の最終予選を兼ねたサッカーU-23アジア杯で日本が優勝。しかし五輪を逃した強豪国は多いですね。