June 21, 2024

反則金制度は手段にすぎない

今日は二十四節気のひとつ、夏至です。


一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が長い日です。普通の年なら多くの地域で梅雨真っ最中のはずですが、今年は梅雨入りが遅れています。さて、そんな時期ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。


自転車の違反 許さんで

取り締まり強化県警は、自転車による交通違反の取り締まりを強化している。昨年春から全12署に取り締まりの中心となる指導者の「B―CAP(BICYCLE CAPTAIN)」を1人ずつ配置。

自転車が関係する事故は多く、悪質な違反に反則金を科す改正道路交通法が5月に成立した。県警は施行を前に交通ルールの理解を広げたい考えだ。

並走、傘差し ルール周知

「並走したらあかんで」

5月27日早朝、和歌山市西浜の歩道で、和歌山西署員ら10人が、自転車で横並びになって走る高校生らを呼び止めて指導していた。

天気は雨。並走以外でも、「傘差し運転」も指導警告の対象だ。署員は違反の内容を書いたカードを自転車の利用者に手渡し、どの行為がルールに反しているのか伝えた。

B―CAPの松本智彦巡査部長が取り仕切った。各署のB―CAPは、署員に取り締まりのコツなどもアドバイスする。松本巡査部長は「事故を減らすため、街頭で指導し、ルールを周知したい」と語った。

県警は同日、県内の13か所で一斉に自転車の交通違反の取り締まりを実施。県警交通指導課によると、傘を差しながらの信号無視と一時不停止の2件を検挙し、刑事罰の対象となる赤切符を交付した。検挙には至らない違反への指導警告は傘差し運転22件、並走禁止13件、信号無視6件、一時不停止3件――などだった。

同課によると、今年1月〜5月の自転車の交通違反の検挙は76件で、2023年の1年間(25件)の3倍以上となっている。

16歳以上の自転車の交通違反に反則金(青切符)を科す改正道路交通法は5月17日、参院本会議で可決、成立。青切符の制度は公布から2年以内に施行される。現在は指導警告の対象の傘差し運転などが青切符の対象になる可能性がある。

同課自転車等取締指導係の大江飛太警部補は「自転車と自動車の事故では、自転車側に交通違反があるケースが多い。ルールをわかってもらうためにも、さらに取り締まりを強める」と話している。(2024/06/09 読売新聞)



自転車の事故防止へ、「反則金」実施前に取り組み強化 佐賀県警

佐賀道路交通法が5月に改正され、2年以内に自転車の交通違反が反則金制度(青切符)の対象になる。悪質な違反や事故が目立つ中、その防止につなげるのが狙いで、佐賀県警は自転車の交通ルール順守を促す取り組みを強めている。

自転車の利用促進や安全利用の啓発活動を全国で行う「自転車月間」最終日の5月31日、県内10署管内で一斉に、重点的な自転車取り締まりが行われた。

佐賀市神野東1丁目交差点では、午後4時ごろから警察官が歩道に立った。下校時間に重なり、制服姿の自転車利用者が行き交う中、違反の疑いがあれば自転車を止め、必要に応じて、違反への注意を促す自転車用の「指導警告票」を渡していた。

県警によると、この一斉取り締まりで警告票を渡した違反が107件あり、うち最多の52件が横並びで走行する「並進」。一時不停止18件、踏切不停止10件と続いた。

県警のまとめでは、県内の交通事故は減少傾向で、2023年までの5年で事故件数は5040件から3144件に減った。一方、このうち自転車事故は400件前後で増減し、23年は全体に占める割合が12・90%と、ここ5年で最も高くなった。23年は自転車の信号無視や一時不停止、無灯火などの違反の疑いで40件を検挙したという。

また、過去5年間の自転車事故計2152件を月別に集計すると、10月が219件と最多で、9月の164件から急増。県警の笠原哲・交通部長は先月24日の定例会見で、「日没時間が早まり、暗くなるのと、帰宅や買い物などで交通量が増える時間帯が重なるためと考えられる」と話した。

過去5年の自転車事故のうち、過失割合が大きいなどで「第1当事者」に自転車側がなったのは287件。その53%を高校生以下が占めた。このため、県警は「新学期から1カ月がたち、気が緩みがちになる」として、5月に広報啓発を実施。自転車マナーアップのモデル校の指定、通学時間帯の一斉街頭指導を実施。ほかにも、シミュレーターを使った体験型の交通安全教育、自転車ヘルメットの着用促進活動などを行っている。

今後もこうした取り組みを続け、自転車への反則金制度が設けられることを見据え、法改正の内容の周知にも努めるという。(2024年6月11日 朝日新聞)



青切符自転車の「青切符」導入前に該当する乗り方に警告 京都



自転車の「青切符」 導入でどう変わる?




各地で自転車の交通違反の取り締まりを強化しているとのニュースが報じられています。まだ最大で施行は2年先になりますが、各県警は自転車の交通違反が反則金制度(青切符)の対象になる前に、青キップの導入に向けて交通ルールの徹底を図りたいと考えているようです。

京都今までも、いくらでもルール徹底の機会はあったはずですし、図るべきだったわけですが、ここへ来て急に、各地の県警が取締りを強化していることに、多少の違和感を感じざるを得ません。取締りが悪いわけではありませんが、なぜ急に取締り、指導警告を強化しているのでしょうか。

自転車の取締りの実効性を上げるために青キップを導入したのですから、施行されてから取締りを強化してもよさそうなものですが、今の時期に通常の取締りでなく強化しています。やはり、青キップが始まってから取締りを強化し、反則金をたくさん稼いでいると思われたくないのでしょうか。


放置自転車も不正駐車も「実力行使」が一番? 恐ろしい「勝手にロックしちゃう」サービス 効果てきめん

勝手にロック街の放置自転車を市民が通報し、停めた人に断りなく車輪をロックしてしまうという新サービスが展開され、効果を挙げているといいます。不正の防止には、「監視の目」そして「実力行使」、今後重要になるのかもしれません。

市民の「社会貢献」で「勝手にロック」

自転車や新モビリティ、まちづくりに関する展示会「バイシクル-E モビリティ シティエキスポ」(主催:ライジング出版)が、東京都庁近くの新宿住友ビル2024年6月5日から6日まで開催。ここで、異色のサービスが紹介されていました。放置自転車に対し、「勝手に車輪ロックかけて動けなくする」というサービスです。

このサービスは名古屋市のITコンサルティング会社「サイバーG」によるもの。ブースには「NO MORE 不正駐輪」などと書かれたパンフレットと、サービスを展開する場所に設置する不正駐輪の警告看板、そして自転車のチェーンロックなどが置かれていました。サービス名は「CPG(サイバーパトロールG)」。

「敷地内の不正駐輪には損害賠償金と諸経費を徴収する」旨を看板で周知。かけたロックは看板のQRコードを読み込み、スマホから対応料金を支払うと外せるというIoTを活用した仕組みです。その料金は5000円ほどというので、たまったものではありません。

しかもこれは、市民による「監視」「取締り」を活用した仕組みです。「CPGサポーター」に登録した人が、システムを通して確認された不正車両にロックをかけ、CPGへ報告。前出した対応料金の一部は、その人に報酬として支払われるといいます。

担当者によると、主婦やフードデリバリーの人がCPGサポーターとして登録し、副収入を得ているケースがあるそうです。

このCPGのサービスは、商業施設などの民地や私道を想定。民地だからと警察にも行政にも対応が難しかったところで効果を挙げているといいます。すでに約200か所で導入され、東京渋谷でも放置自転車を激減させた事例があるそうです。

「よく駐車場で『不正駐車は1万円頂きます』などと書いてあるのを見かけますが、あれって実際はほとんど泣き寝入りせざるを得ないんです」と担当者。公道以外なら、自動車向けのサービスも展開できるかもしれないといいます。(以下略 2024.06.10 乗りものニュース)


各地の警察署が、自転車の施錠を呼びかけるために、勝手にロックする方策を進めているという報道は何度も見たことがあります。これはそうではなく、民間の業者が放置自転車に勝手にロックするというものです。当然ながら、私有地への放置自転車ということになるでしょう。

逆に私有地の場合は警察や行政が手を出せないので、このようなサービスが出てきたようです。効果が上がっているとあります。ただ、行政に撤去されても取りに行かない人が大勢いるわけで、看板に書いてあっても放置駐輪するような人が、5千円も払わされるのならと、そのまま放棄して支払わない人が続出しないのでしょうか。


「歩行者感覚の人が多い」増える自転車の交通事故 改正道交法は事故減の“救世主”になるのか?

歩行者感覚自転車の交通違反に反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)による取締りを導入する改正道路交通法が5月17日、参議院本会議で可決、成立した。

改正法は、携帯電話の使用や一時不停止、信号無視など113の違反行為を対象に、16歳以上による交通違反に対して適用する。2年以内での施行が予定されており、自転車の取締り現場に大きな影響があるとみられる。

交通事故全体に占める自転車関連事故の割合が増加し、実効性のある取締りが必要であるとともに、反則金納付で簡易迅速に違反処理を終結することで、違反者・警察双方の負担軽減を図る狙いがある。

自転車利用者にとって、交通ルールを守り安全第一で走行しなければいけないことに何ら変わりはないが、改正法による取締り強化はどう影響するか。自転車のルールやマナーの啓発などに取り組んでいる一般財団法人日本自転車普及協会の専務理事・田中栄作氏と理事・栗村修氏に話を聞いた。

●事故増加の主要因「高齢化社会ではないか」

改正法が可決された背景として、交通事故の発生件数が減少傾向の中、自転車に関する事故割合が増加していることがある。警察庁の統計によると、2023年に自転車乗車中の死者数は346人と(前年比+7人)と2015年以来8年ぶりに増加に転じるなど対策が求められている状況だった。

田中氏は、自転車の事故割合が増加している理由について、コロナ禍が落ち着いたことによる外出する人の増加、自転車を利用したデリバリーサービスの普及などを挙げつつ、「主要因は高齢化社会ではないか」と指摘する。

「若い人にはなんてことない自転車との接触も高齢者であれば大怪我につながってしまう。運転する側も高齢化しているため、若い人なら避けられる歩行者や障害物にも接触しやすい。その結果、他者を怪我させたり自分自身が怪我をしたりなども多くなっていることが事故件数の増加を招いていると思います。

近年普及している電動アシスト自転車も、少しペダルをこいだだけでも簡単にスピードが出るため、ちょっとした接触でも怪我をさせてしまいます」(田中氏)

栗村氏は、事故が起こりやすい要因として「自転車に乗っている時の心理状態も影響しているのでは」と語る。

「街中で自転車に乗っている人は比較的急いでいる印象があります。せっかく自転車に乗っているのだから、少しでもはやく目的に辿り着きたい。歩行者よりもむしろ自転車の方が信号などを無視しているように感じます。

加えて、自転車は一度立ち止まると、ペダルをもう一度強く踏んでこぎ始めなければいけません。そのことが億劫なため、立ち止まるべきところで立ち止まろうとはなかなか思えない。自転車は事故を引き起こすリスクを多く含んでいる乗り物と言えます」(栗村氏)

●法改正による取締り強化「当然の対応」

青切符による取締りを導入する改正法の成立について、田中氏は「事故が増えている以上、政府は当然の対応をしたと思う」と前向きに捉えている。

「改正法によって自転車に関する新しいルールが追加されるわけではなく、以前から存在するルールを破った場合の取締りが強化されるだけです。

ルールを守らない自転車利用者はここ最近増えており、私たちとしてもマナー講習を積極的に実施してはいるのですが、そもそもルールを守らない人はマナー講習に参加しません。ルールを守らない自転車利用者にルールを守らせるために取締りを強化する方向に動くのは致し方がないです」(田中氏)

栗村氏も「歩行者感覚で自転車に乗っている人は依然として多い」とし、「ただ、自転車は“車両”。そのメッセージを伝える意味で、改正法の影響力に期待している」と法改正をポジティブに受け止めている。(以下略 2024年06月10日 弁護士ドットコムニュース)


青キップ導入の改正道交法についての記事が載っていました。事故の増加の主要因が高齢化社会だとは考えていませんでした。児童・生徒の事故も多いですが、たしかにそのような面があるのかも知れません。私も再三書いてきましたが、『歩行者感覚の人が多い』のはその通りでしょう。

急いでいるかは別として、一度スピードが出ると止まりたくないのは誰もが考えるところでしょう。このような中で、いかにルールを守らせる環境をつくるかということだと思います。それは、青キップの制度が導入されれば実現すると安易に期待出来ないのではないでしょうか。

記事にもありますが、やはり自転車を車両として乗る環境が必要でしょう。車道を車両として走行していれば、赤信号で止まるのは当然という感覚になると思いますし、一人だけ逆走するようなことは出来なくなるはずです。海外の事例を見てもそうですが、これによって、ある程度秩序がもたらされることが期待されます。

すなわち、青キップは法令遵守を促す手段とはなりえるでしょうが、やはり必要なのは車道を車両として走行するという当たり前のことが実現する環境、その為のインフラ整備ということになると思います。歩道走行していては、歩行者感覚が抜けるはずがありません。まず車道走行の徹底の実現が求められるのではないでしょうか。


歩道で自転車同士がぶつかり、女子中学生重傷 相手の男走り去る ひき逃げ事件で捜査 猪名川

ひき逃げ11日午後4時50分ごろ、兵庫県猪名川町差組の県道で、同町の中学3年の女子生徒(15)が自転車で歩道を走行中、前から走ってきた自転車の男とぶつかった。

生徒は転倒して右手首を骨折する重傷を負ったが、男はそのまま走り去った。県警川西署はひき逃げ事件として調べている。

同署によると、生徒は友人と5人でそれぞれ自転車を運転し、前から4番目を走っていた。前から3人は男の自転車をかわしたが、生徒は気付くのが遅れて接触した。男は「大丈夫か。気をつけろ」と言って生徒を救護しなかった。男は30代後半から40代前半ぐらいだったという。(2024/6/12 神戸新聞)


自転車同士の事故であっても、そのまま走り去れば「ひき逃げ」になります。このケースでは被害者は重傷なのですから、救護するのは当然でしょう。自転車だから「ひき逃げ」は適用されないと思っている人もあると推測されますが、例え軽傷でも走り去ったら「ひき逃げ」だと、もっと周知する必要があるのかも知れません。


自転車でも事故を起こせば報告義務がある

報告義務さる6月11日午後5時頃、兵庫県内の歩道上で、自転車同士が衝突する事故が起きました。この事故により、転倒した女子中学生が重傷を負いましたが、ぶつかった男性は救護を行わず、そのまま立ち去ったようです。

道路交通法第72条には、「交通事故の場合の措置」として、負傷者を救護したり、警察官へ報告したりしなければならないことが定められています。

「自転車は関係ない」と思われるかもしれませんが、自転車は「軽車両」ですので、自動車と同様、報告義務があることをしっかりと理解しておきましょう。

そして、事故を起こした際はもちろんのこと、事故にあった場合にも正しい措置がとれるように従業員や家族等とも知識を共有してください。(シンク出版 2024.6.14)


自転車同士の事故であっても、走り去ったら「ひき逃げ」ですが、同時に警察へ報告する義務もあります。例え怪我がたいしたことがなかったり、両者で同意したとしても、そのままその場を離れれば、道交法に定められている報告義務違反になることも踏まえておきたいところです。


「お前信号無視だからな」転倒した高校生に言い残し立ち去る…事故当時の信号は?



「お前、信号無視だからな」と言い、立ち去りました。10日午前7時半ごろの札幌市。自転車に乗っていたのは登校中の17歳の男子高校生。

横断歩道を渡っていたところ、左折をしてきた白いワゴン車と接触し、転倒しました。すると、ワゴン車から運転手が降りてきます。

そして、男子高校生に対して「お前、信号無視だからな」と言い放つと、警察へ連絡することなく立ち去ったのです。この男子高校生に取材をすると…。

男子高校生 「事故当時、横断歩道の信号は青だった」  男子高校生は幸い軽傷で、警察は信号の状況を調べるとともにワゴン車の行方を追っています。(6/12 KHB)


こちらは自転車同士ではなく、ワゴン車と自転車です。例え自転車側に非があったとしても、そのまま立ち去ればクルマは当然「ひき逃げ」です。相手のせいにしても理由にならず、卑怯というだけです。自転車側も、事故になれば気が動転して冷静ではいられないと思いますが、相手のクルマのナンバーは確認したいものです。


自転車「逆走」が招く重大事故 ドライバーには「一時停止無視のママチャリ」も恐怖

重大事故日本は過去に二度、交通戦争と呼ばれた時代を経験している。戦後、自動車が急速に普及し死者数が1959年に1万人を超え、1970年まで増え続けた時。その後、減少傾向にあった交通事故死亡者数は増加、1988年にふたたび1万人を突破し第2次交通戦争と呼ばれた。

現状の日本は人口そのものが減少する傾向にあり、救急医療の発達もあって交通事故による死者数の総数は減少を続けているが、自動車以外の移動手段、とくに自転車はその手軽さと一部の違反に対する認識の甘さが仇となり2026年までの青切符導入にまで至った。人々の生活と社会の変化を記録する作家の日野百草氏が、自転車「逆走」についてレポートする。

自転車の逆走で、また悲しい事故が起きてしまった。

6月11日、群馬県前橋市。16歳の女子高校生が車道を自転車で右側走行中(「逆走」警察発表)に乗用車と衝突、警察によれば乗用車は左前方が損傷していたことから自転車の「逆走」と判断された。

実際に現場を見れば市道に専用歩道はなく車道外に退避することができない。白線と側溝の間は雑草も生い茂り一部は車道まではみ出ている。この国は自転車の走る環境が整備されていないと言われて久しいが、それでもこの車道を自転車で逆走されては乗用車の側も厳しい。女子高生は通学の途中だった。

大変悲しい事故。しかし事故に至らずとも、こうした自転車の「逆走」は日本全国、ごく当たり前に見かける。

どんなに自転車が悪くてもドライバーの人生が狂う

「自転車からすれば歩行者感覚なんでしょうね。でも車を運転する側からすれば怖いなんてものじゃない」

同じく関東、地方によく見られるトラック休憩OK、広大な大型車対応のコンビニエンスストアの敷地で食事中のトラックドライバーに話を聞く。10トントラックがとても頼もしくかっこいいが、この車格で走行中に逆走自転車など来たら、状況によってはどうにもならないのではないか。

「そこを何とかするのも仕事だけど、正直なところ逆走は勘弁してもらいたいです。いや、一時停止無視とか信号無視とか自転車には普段からヒヤヒヤさせられているけど、逆走自転車がこちらに来ると『ああ、またか』ですよ。(以下略 2024.06.16 NEWSポストセブン)


逆走や一時停止無視についての記事が載っていました。逆走や一時停止無視は危険ですし、事故の大きな要因です。ドライバーにしてみれば、『どんなに自転車が悪くてもドライバーの人生が狂う』というのも確かでしょう。一般的には過失割合が自転車の10:0になることは、まずないと言われています。

その意味で、自転車に乗らない人、ドライバーにとっても自転車の通行秩序を確立させるのは重要であり、決して他人事ではないわけです。自転車に乗らないから関係ないと考える人もあると思いますが、自転車の車道走行空間の整備や、そのことによる通行秩序の確立はドライバーのためでもあると考えるべきでしょう。


もし機関車トーマスが自転車屋さんに転職したら……? おもちゃの“トーマス”を再利用する光景に「これは天才」「目が死んでるよ…」



子どもが遊ばなくなった「機関車トーマス」のおもちゃを、意外すぎる方法で再利用する動画が、X(旧Twitter)で約1万件のいいねを集めるほど話題です。

新しい職場は自転車ショップ

話題になっているのは、自転車ショップで働くXユーザー・いわむら(@rockvillage_Q)さんの投稿。「子供が使わなくなった為〜って出品されてた機関車トーマスをお迎え」と添えて、職場でセカンドライフを得たトーマスのおもちゃを紹介しました。

トーマスが再就職先は、まさかの「振れ取り台」という設備。「シーラントを巡らせる生体パーツとしてのセカンドライフを過ごしてもらいます」と、チューブレスタイヤにパンク防止のために注入する“シーラント剤”をまんべんなく巡らせる仕事に励むトーマスの姿を披露しています。トーマス、キミはもう二度と線路を走ることはないんだ……。

トーマスの意外すぎるセカンドライフに、Xでは「これは天才」「令和No.1のライフハック」などの反応が寄せられた他、無心で働くトーマスの姿には「見てごらん。トーマスの目が死んでるよ…」「走り続ける定めなのさ!(地獄)」などツッコミも入っていました。(2024年06月15日 ねとらぼ)


よくこんな利用方法を思いついたものです。自転車店でこんな光景を見たら、思わず笑顔になってしまうでしょう。ただの汽車のおもちゃではなく、顔のある「機関車トーマス」のおもちゃだからこその面白さ、癒し効果と言えるかも知れません。


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◇ 日々の雑感 ◇

この原稿の予約投稿の時はまだでしたが関東なども梅雨入りしたようです。サイクリストには憂鬱な季節ですね。

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