July 03, 2024

自転車関連用品は収斂しない

自転車の周辺商品も進化しています。


パーツやアクセサリなど自転車に関連するグッズは数えきれないほどあります。今まで使われてきたもの、定番の製品でも、新しい機能を追加したり、性能をアップさせたり、より便利に使い勝手をよくしたりなど、さらに進化させようと開発する人たちが大勢います。

近年は素材や加工技術だけでなく、LEDやリチウムイオン電池などの部材、マイコンなどの半導体技術が大きく進化しているため、それらを使った新しい製品が続々と生み出されています。スマホと連携させるものも多く、近年の技術革新が自転車用品の世界にも波及している形です。

UNIT 1 NEONUNIT 1 NEON

もう一つ、クラウドファンディングの普及も製品の開発に大きく貢献しています。大手メーカーでなくても、アイデア一つで製品を世に問い、賛同を得れば資金を調達して製造・販売することが出来ます。スタートアップや個人も含め、自転車用品の開発を目指す主体が増え、世界中に広がったことも大きな要素でしょう。

そうした例を、最近見かけた中からいくつか取り上げてみたいと思います。“UNIT 1 NEON”はヘルメットです。定番中の定番で、ネット通販などでも広く売られています。しかし、これまでより優れたヘルメットを世に問おうという人が後を絶たない分野でもあります。

UNIT 1 NEONUNIT 1 NEON

UNIT 1 NEONUNIT 1 NEON

軽量で、通気性に優れ、規格においても最高の性能が約束されているだけではありません。特徴的なのは、環境負荷に配慮して、モジュール式になっていることでしょう。すなわち、パーツに分かれて組み立て、取り外しが出来るので、必要に応じて部品交換をして使い続けることが出来ます。

最近のヘルメットに多いライト類を内蔵したタイプですが、バックランプやブレーキライト、ウィンカー、バッテリーといった電子部品だけでなく、極端に言えば事故に遭ってもシェルを交換すれば使い続けることが出来ます。使い捨てではないヘルメットなのです。

UNIT 1 NEONUNIT 1 NEON

UNIT 1 NEONUNIT 1 NEONUNIT 1 NEON

衝突を検出して、位置情報を含めたSOSを送る機能もあります。衝突の詳しい状況も記録しますし、NFCタグが内蔵されており、どんな携帯電話でも読み取ることが出来ます。救急隊員や病院で治療する医師が必要とする情報、血液型からアレルギー、連絡先から臓器提供の情報まで何でも記録しておくことが可能です。

ウィンカーは手元のリモコンで操作できますし、ブレーキライトは減速を検出して自動で点灯します。そのほか、さまざまな機能をカスタマイズすることも可能で、スマホから設定できます。今どきのハイテクヘルメットの機能はほぼ網羅していると思います。( ↓ 動画参照)



子ども用のスマートヘルメットをラインナップしているのも特徴でしょうか。大人用と同じようにライト類やNFCタグも内蔵していますし、3歳から10歳まで使えるよう、アタッチシステムやパッドによって調節出来るようになっています。子どもの興味をひくライトの切り替えとかシリコンの追加パーツなども工夫されています。

WIPWIP

WIPWIP

こちらは“Wip”、Weather Protection for Urban Biking と説明されています。要するに雨を避ける風防です。極端に雨に濡れることを嫌う日本人と比べて、比較的欧米人は雨に濡れることを気にしないと言いますが、それでも濡れないに越したことはありません。

いちいち雨がっぱを着込むのも面倒ですし、少しの距離なら、こんなシールドがあれば手軽と考える人もいるでしょう。似たような製品は、これまでにも多く取り上げてきましたが、また一つ製品が提案されています。これを使えば、身体の90%以上が濡れなくて済むという触れ込みです。

WIPWIP

WIPWIP

内蔵された窓状の部分は、よりクリアな視界が確保され、空気力学的な設計と堅牢な構造で、風の抵抗を増やすことなく、高速走行でも優れた性能を発揮するとあります。組み立てや分解は、ポップアップテントのように数秒で完了する手軽さです。

本体は1毀にと軽量で、使用しない時には付属のバッグにコンパクトに収納できます。駐輪時にはハンドルやサドルを濡れないように保護します。一般的なツーリング・トレッキング・シティバイクのほとんどと適合し、取り付けることが可能です。( ↓ 動画参照)







これらの説明がどこまで適切で、どのくらい使い勝手がいいかは使ったことがないのでわかりません。しかし、これまでも散々つくられてきた、この手のアイテムをまた新たに世に問おうというのですから、それ相応の工夫が凝らされているのでしょう。

RayNeo X2RayNeo X2

RayNeo X2RayNeo X2

こちらは、“RayNeo X2”、『世界初のAI搭載の真のARグラス』、です。いわゆる拡張現実で、メガネを通して見える景色の中に、いろいろな情報を表示することが出来ます。自転車に乗りながらであれば、ナビゲーションをはじめ、必要な情報などをリアルタイムに表示させることが出来ます。

軽量で高精細な映像クォリティを実現しており、視界も暗くなりません。なんと言ってもAI搭載ですから、いろいろなことが出来ます。目的地を指定するだけでナビゲーションやルート表示が出ます。相手の顔を追跡して多言語を翻訳したりすることも可能です。

RayNeo X2RayNeo X2

RayNeo X2RayNeo X2

この製品はスマートグラスとしては軽量で、省電力化により長い時間駆動します。さまざまな情報を表示させるだけでなく、没入型のエンターテインメントを楽しめるゲームなども出来ます。各種のアプリと、AIアシスタントで、さまざまな用途に使えるアイテムです。

これで写真や動画を撮影することも可能です。今どき、スマホを使えばいい話ですが、こちらを使えばシャッターチャンスを逃すことなく記録できます。眼鏡のツル(テンプル)部分をタッチすることで操作可能です。自転車の専用用品ではありませんが、自転車に乗っても便利に使えることは間違いないでしょう。( ↓ 動画参照)



ちなみに、これまでのようにスマホを手に持ってチラチラ見ながら走行しなくて済むことになります。ただし、いくら景色の中に情報が映し出されると言っても、それに気を取られてしまえば危険なのは同じです。人間の脳は複数のことを同時に処理するのが苦手です。本質的に出来ないといったほうが正確です。

その意味で、スマホの画面がメガネの中に取り込まれた形だから安全になるというのは正しくないと思います。景色が見えていても、情報などに気を取られると、危険を回避するのが遅れたり、回避できなかったりします。個人的な意見ですが、これはむしろ自転車用には向いていない面もある気がします。( ↓ 動画参照)



どれもクラウドファンディングで資金調達と同時に販売し、多くの支持を受けて目標金額を大きく超えています。AIグラスはともかく、これまであった製品、新しいヘルメットも雨用のシールドにも一定のニーズがあったことがわかります。新しい機能や特徴が受け入れられたのでしょう。

AIグラスが自転車用品として定番になるかは未知の部分ですし、ヘルメットもこれが定番になって、他の製品を淘汰するとは考えにくいでしょう。シールドも皆が使いだすとは思えません。つまり、進化はしても人々の好みやニーズはそれぞれであり、次々と新製品が開発される一方で、それぞれが一つに収斂していくことはなさそうです。


ミズノ公式オンライン|MIZUNO

◇ 日々の雑感 ◇

アメリカ大統領選は先週のテレビ討論会を受けて民主党員からバイデン氏の撤退を求める声が上がり、連邦最高裁判決を受けてトランプ氏の有罪評決の量刑言い渡しが9月になるなど流動しています。どうなるのでしょうか。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 デル株式会社


Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。



 楽天トラベル

 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)