ヒト型ロボット、玩具やペットのロボットもあれば、産業ロボット、倉庫などで荷物の移動や品出しをする自律走行ロボット、レストランの配膳ロボットを見ることもあります。家の中でも、自動で掃除してくれる掃除ロボットを使っている家庭もあるでしょう。( ↓ 動画参照)
ロボットの種類は増えており、進化を続けています。例えば、掃除ロボットにしても、登場した頃は、自動で障害物を避けて走行するとは賢いと思いましたが、今となれば珍しくもありません。むしろ段差が大きいと乗り越えられなかったり、違うフロアへは移動できないのが不便に感じたりします。( ↓ 動画参照)
その
掃除ロボットが階段を上り下りするなんて考えてもいませんでしたが、それは素人が思いつかないだけで、そのような開発をしている会社もあります。私が知らなかっただけですが、すでにクラウドファンディングサイトで資金調達にも成功し、製品化されています。( ↓ 動画参照)
四足走行ロボットも、初めて開発された時にテレビで見て驚きましたが、いまや身近なところでも実用化が進んでいます。公道を移動して荷物を運ぶ自動走行ロボットも実用化に向けた実証実験に入っているようです。日本では物流などで人手不足の問題が顕在化しており、急速に浸透していくのかも知れません。( ↓ 動画参照)
では、自転車はロボット化するのでしょうか。言い換えれば、無人走行、自動走行する自転車が登場してくる可能性はあるのでしょうか。荷物の配達などであれば自転車である必要はありませんが、自転車が自動走行すれば、少なくとも自転車シェアリングでは重宝するはずです。
どこの都市のシェア自転車も多かれ少なかれ、自転車の偏在が問題になっています。自転車が出払ってしまうステーションと、止めきれないほど集まってしまうステーションが出てしまうのは、駅前などにニーズが偏るので、ある意味、構造的に仕方ない現象です。
その偏在を解消するのに人手がかかります。トラックに積んで運んだりする必要があるわけですが、なかなか効率的に偏在を解消するのは難しく、コスト高の元凶となって、シェア自転車の運営が破たんする原因になる場合も少なくないと言います。自動走行できれば、この問題が解決できる可能性があります。
ただ、個人的には考えにくいと思っていました。少なくとも2輪では簡単ではないでしょう。周囲の障害物などを検知することは出来ても、信号待ちすれば転倒しかねませんし、意図的に横から押されて転倒すれば、起き上がるのは困難です。3輪ならばともかく、2輪は困難と思っていました。( ↓ 動画参照)
しかし、この動画を見て、技術的には可能なのかも知れないと思うようになりました。こちら、“
Ringbot”は1輪ですが、見事にバランスをとったり、方向を変えたりしながら自動走行しています。さらに、倒れても起き上がっていることにも驚きます。
これが、すぐに実用に結びつくかはわかりません。2輪にしたり、人間が乗れる大きさにして実用的に立ち上がれるか課題もあるでしょう。ただ、ロボット技術も日進月歩なので、乗用も出来る2輪の自転車ロボットが出来ても不思議ではありません。素人には思いつかないようなブレイクスルーが起こるかも知れません。
2輪にするのではなく、逆にシェア自転車を1輪にするアイディアもありえるかも知れません。ほかにも、ジャイロ機構、いわゆるジャイロ効果を使ってバランスをとる自転車を、模型レベルですが開発している人もいます。これでバランスをとって転倒を防ぐことも考えられます。( ↓ 動画参照)
自転車の自動走行については懐疑的でしたが、案外近い将来、もしかしたら意外な方法で実現しないとも限りません。人が乗った状態での自動運転は簡単ではないと思いますし、あまり意味もない気がしますが、無人で自動走行する自転車であれば、自転車の使い勝手が良くなる可能性があります。
先ほど述べたように、シェア自転車に使えば再配置も出来ます。ステーションの無い場所でシェア自転車を乗り捨てて、車庫へ自動で回送させることも出来るでしょう。逆に、必要な時に必要な場所へ呼ぶことも出来るかも知れません。少なくともシェア自転車には使い道がありそうです。( ↓ 動画参照)
無人走行の自転車がビュンビュン走っていたら危険に感じますが、ごく遅い速度で車庫へ帰って行くくらいなら、そのうち慣れて、何とも思わなくなるでしょう。もちろん、全く実現しない可能性もありますが、自転車もロボットの一種となって、生活の中に浸透する未来もあり得ないことではないのかも知れません。
◇ 日々の雑感 ◇
台風一過で少しは気温が下がるかと思いきや関東でも猛暑に戻ってます。まだまだ残暑にはならないようです。
Posted by cycleroad at 13:00│
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