August 23, 2024

自分が欲しいものに気がつく

自転車を便利にするアイテムがあります。


自転車本体や専用のパーツ以外にも、個人の好みで使うアクセサリーとか自転車用品などがたくさん売られています。万人が選ぶものではないけれど、ニッチなニーズを満たすもの、ユニークなアイディアで痒い所に手が届くもの、個性を表現したり感性に訴えるものなど、その種類も多く数え切れないほどの製品があります。

次から次へと新しい製品が登場するため、それらを取り上げればキリがないのですが、最近見かけたものの中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。まずはこちら、“BellBeats”、自転車本体のブランドとして有名な、Trek 社が発売した製品です。

BellBeatsBellBeats

見た目の通り、自転車用のベルです。ただ従来のような金属を打ち鳴らすベルでなく、電子的なベルです。自転車の警笛として使用するベルの音が出る点では同じですが、広い周波数帯をカバーする音で、周囲が騒がしい場所でも、確実に相手に伝わる工夫がされています。

通常のベルとしての音だけでなく、いろいろな効果音も内蔵しており、場合によって使い分けるようなことも出来ます。単なる警告音だと不愉快に感じられて、トラブルになることもありますが、効果音やメロディなどで接近を控えめに知らせて、危険を防ぐような使い方も出来るわけです。

BellBeatsBellBeats

BellBeatsBellBeats

さらに、スピーカーとして使えるようになっています。行く先へのナビゲーションを音声で再生することも出来ますし、好きな音楽を流すことも出来ます。イヤホンをして自転車に乗る人は多いですが、耳をふさぐと周囲の音が聞こえず危険な場合もあります。日本などでは違法でもありますが、イヤホンを使わずに済みます。

Bluetooth で無線接続出来ますので、例えばポッドキャストのコンテンツなどを聞くことも出来ます。イヤホンのほうがいいと言う人も多いと思いますが、イヤホンだと集中してしまい危険になります。最近多く指摘されている、イヤホンの使いすぎによる若年性の難聴などを防ぐ効果も期待できるでしょう。



従来のベルとは違う電子機器にもかかわらず、従来型のオーソドックスなベルのような形なのも特徴的でしょう。野暮ったいと感じる人もあるでしょうが、今どきの製品なのに液晶ディスプレーなどは無く、自転車用品としての安全性に配慮しているのも好感が持てると言えるかも知れません。

こちら、“Flatbike Pop-Off Pedals”は、何の変哲もないペダルに見えます。しかし、このペダルは簡単に着脱できるのが特徴です。自転車に乗る多くの人は、自分でペダルの取り外しをする機会もないでしょうし、左側は逆ネジになっていることなども知らないでしょう。

Flatbike Pop-Off PedalsFlatbike Pop-Off Pedals

Flatbike Pop-Off PedalsFlatbike Pop-Off Pedals

普段、ペダルを外す必要性も感じていないと思いますが、意外にペダルというのは邪魔になります。駐輪ラックで隣の自転車と干渉したり、輪行時に飛び出ていて引っかかったり、クルマのキャリアに積む時など、クルマに傷つけたりしてしまうこともあります。そんな時、ペダルが外せると便利です。

ペダルを外して駐輪すれば、乗って持ち去ろうとする泥棒に断念させることも出来るでしょう。ペダル無しではこぐことが出来ません。自転車を室内保管する場合にも、場所によっては意外に邪魔で、通る家族がペダルに足を打ちつけたりします。あらかじめ外しておけば安心です。



地味な工夫ですが、普段の生活でペダルが簡単に外せることが便利な人もいるに違いありません。これは一般的な自転車用ですが、子供用の自転車に使えば、キックバイクなどペダルの無い自転車を別途買う必要なく、自転車に乗る練習が出来るでしょう。

こちら、“Litheli FrozenPack”は、初めてのバックパック型の冷蔵庫です。自転車用品ではありませんが、自転車に乗って出かける時に役立つ人もあるでしょう。すなわち、食料や飲料を持参して自転車でピクニックに行くような場合、食材の腐敗を防いだり、飲料を冷たいまま保つのに役立ちます。

Litheli FrozenPackLitheli FrozenPack

Litheli FrozenPack

たしかに、簡単に背負って持ち運べる冷蔵庫、いろいろと役立つシーンはありそうです。思うに、フードデリバリーの配達員が使えば、食品や飲料を冷たいまま運べて、お客には好評を得るのではないでしょうか。コンパクトな冷蔵庫をバックパック型にしただけとも言えますが、案外役に立つかも知れません。



どれも特に目をひくような奇抜さやユニークさがあるわけではありません。どちらかと言えば地味な工夫、目立たない製品です。ただ、そのような地味な工夫こそが、痒い所に手が届く場合もあります。ペダルと冷蔵庫は、クラウドファンディングに成功、支持を集めたことがわかります。

強いニーズが明らかな場合、そのニーズは早晩、新製品として満たされるでしょう。ただ、消費者は自分で何が欲しいかわからない場合も少なくないとされています。新製品を見て、これは便利と気づき、欲しくなる人もいます。新しい製品が次から次へと登場するのも、自転車の利便性向上に必要なことと言えそうです。


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◇ 日々の雑感 ◇

地域により大気の不安定な状態が続いているようです。私も局地的な激しいゲリラ雷雨に遭遇してしまいました。

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