ロックとかライト類など、必需品としてサイクリストなら誰もが使うような自転車用品は定番として、どこのサイクルショップに行っても売っています。逆に多くの人は、すでに持っているため、破損したり紛失したなど何か理由がないと買い替えたりはしないでしょう。
最近は電子的なアクセサリーなどで、新しい機能や用途のものが開発されることも多く、このブログでもいろいろ取り上げています。そのような新製品、非定番ならば欲しくなることもありますが、既に所有している定番のカテゴリーの自転車用品については、あまり注意も向かないことが多いと思います。

ただ、中には定番商品であっても改良されていたり、性能が上がっていたり、新機軸を打ち出すようなものもあります。ものによっては定番商品の新しい標準となっていく場合もあります。今までにない特徴を目にして、買い替えを考えてもいいかなと思うこともあるのではないでしょうか。
例えば、こちらの“
AirLock”です。いわゆるワイヤー錠で、多くの人が使う定番のロックです。ロックについては、U字錠などを使っている人もあるので、誰でもというわけではありませんが、スポーツバイクに乗っているような人ならば、お馴染みの商品と言えるでしょう。( ↓ 動画参照)
しかし、ただのワイヤー錠ではありません。同時にタイヤチューブに空気を入れるためのポンプでもあるのです。携帯用のポンプを携行する人なら、1台2役の製品ということになります。ワイヤー錠とポンプ双方を携行している人なら、荷物を減らすことが出来るわけです。
実は、この製品、過去にクラウドファンディングサイトで
資金調達に失敗しています。目標金額の94%と惜しいところまで行ったのですが、期間内には目標ら達しませんでした。おそらく他の方法で資金は調達したのでしょう。ウェブサイトで製品として販売を始めています。

特に奇抜なアイディアではなく、U字錠と併せたものなど、他にも似たような製品がありそうです。ただ、一緒にすることで携行品を減らせるというメリットがありますし、ふだんインフレーターを常時携行していない人にとっても、イザという時に空気圧を調整できるならば安心感を得られるでしょう。
こちらは赤色灯、リアライトです。夜間の被視認性を上げるための定番商品です。近年はLEDが普通なので長時間発光でき、輝度も高くなっているので、昼間でも安全性向上のため点灯させている人も多いと思います。後続のクルマに対する注意喚起になります。

しかし、この“
Trek CarBack バイクレーダー&リアライト”は単なるリアライトではありません。その名の通りレーダーになっており、サイクリストが後続車の接近を知ることが出来ます。接近を知らせてくれるので、いきなり追い抜かれて焦るようなことを防ぐことが出来るわけです。
最大で後方240メートルまで検知でき、手持ちのスマホやサイクルコンピュータなどと連動させることも出来ます。つまり、警告音だけでなく目で見て確認出来るようになります。後続車の接近がわかれば、道路の端に寄るなども出来て、より安全にやり過ごすことが出来るでしょう。( ↓ 動画参照)
昼間でも最大2キロ先から視認できる輝度です。この手の製品、レーダーとリアライトの1台2役は他社からも発売されており、特に珍しいものではありません。ただ、単なる赤色灯を使っている人なら、次回に買い替える時に検討の余地があるのではないでしょうか。
こちらの“
ErgonBand”は自転車専用のアクセサリーではありませんが、腕時計のバンドです。手持ちの腕時計のバンド部分を交換して使えます。でも単なる替えのバンドではありません。これを使えば、文字盤の角度を変えることが出来、場合によっては見やすくなります。


これならば、自転車のハンドルから手を離さなくても時間が確認できます。もちろん、自転車に乗っている時だけでなく、クルマを運転している時、仕事をしている時、ランニングしている時など、いろいろなシーンで、より時計を確認しやすくなるでしょう。
時計のバンドの色や柄、材質など好みで換える人もあると思いますが、新しい形のバンドというのは、なかなか考えないでしょう。言われてみれば簡単なことですが、なかなかユニークな発想です。たしかに腕に普通に巻いているだけだと、角度的に見にくいことも多く、これだと便利になるケースも多いと思います。


手持ちの腕時計、文字盤と針のアナログなものでもいいですし、デジタルのものでも構いません。スマートウォッチなどを取り付ければ、時間だけでなく他のデータなどをリアルタイムに確認するのに役立ちます。時計のバンドを換えたいというニーズは多くないと思いますが、なかなか面白い製品です。( ↓ 動画参照)
定番の自転車アクセサリーは、なかなか買い替えるものではありません。破損や紛失などがあっても、使い慣れている同じものを再購入する場合も多いでしょう。ただ、探してみると定番商品であっても進化している場合があります。少し便利になったり、少しアップグレードになることもありそうです。
◇ 日々の雑感 ◇
石破首相が高額療養費限度額引き上げに固執しています。制度の持続性を保つためと言いますが、湿布のような市販品で済む薬剤にまで保険が適用されるなど、他に見直すべき部分は多く順番が違うでしょう。2人に1人がガンになる時代決して他人事ではありません。他にも税金の無駄使いが多い中、これを通すのは強引すぎます。
Posted by cycleroad at 13:00│
Comments(0)