April 02, 2025

自転車の用途を拡大する道具

自転車でどこでも行くという人も多いでしょう。





最寄り駅までの通勤・通学や近所のスーパーへのアシにママチャリを使っているという人だけではありません。趣味としてスポーツバイクに乗る人でも、ツーリングなどに出かけるだけでなく、ふだんの生活における移動も可能な限り自転車で行うという人は少なくないと思います。

ただスポーツバイクの場合、カーゴバイクは別として、前カゴや荷台などはついていません。運搬面で優れているとは言えません。身の回りの品を運ぶのも含め、自転車向きのバッグ類を使うのが一般的な方法となるでしょう。バックパック、メッセンジャーバッグ、ほか自転車に取り付けるバッグなどです。

Shermann Race BagShermann Race Bag

手提げバッグとか、ショルダーバッグ、アタッシュケースなど、持って乗れないことはないかも知れませんが、向いていないことは間違いありません。かと言ってリュックサックやメッセンジャーバッグも万能とは言えません。運びたいものに合ったバッグがないものか、なければ自分で作ってしまおうという人たちがいます。

通勤や通学ならば通常はバックパックで足りるものの、たまに不定形のものを運ぶ必要が出てくることがあります。バックパックでは運べない、運びにくいものもあるでしょう。そんな用途にも使える汎用性の高いバッグを考えた人がいます。工業デザイナーの、StudioFAR の、Fernando A. Robert さんです。

Shermann Race BagShermann Race Bag

Shermann Race BagShermann Race Bag

バックパックから、はみ出るようなものでも、挟み込むことで運べるようにしました。これならば、バッグに入りきらないような段ボール箱とか、製図などを入れる円筒形のケースとか、自転車のタイヤなどでも運べます。毎日運ぶものではないものの、臨時に不定形の大きめな荷物があるような場合に威力を発揮します。

Shermann Race BagShermann Race Bag

自転車のタイヤを担いで自転車で移動するというのは、かなり特殊な場合であり、あまり起こりえないとは思いますが、なんなら自転車のタイヤでも運べるということです。この、“Shermann Race Bag”なら不定形でバッグに入らないような形状のものでも、かなりの割合で運べるでしょう。

The Big Handlebar BagThe Big Handlebar Bag

The Big Handlebar BagThe Big Handlebar Bag

こちらはハンドルバーバッグです。その名も、“The Big Handlebar Bag”、タイプとしては珍しくありませんが、新しい工夫がなされています。従来のものの中には、上面にビニールなどが張られ、地図を入れておけば走行中確認出来たりしますが、これはクイックリリース式のテックマウントが3つ装備されています。

The Big Handlebar BagThe Big Handlebar Bag

The Big Handlebar BagThe Big Handlebar Bag

ここにサイコンとか、スマホ、GPS端末、ライト、カメラなどを取り付けておくことが出来ます。ハンドルバーでもいいですが、最近はいろいろなガジェットが普及してきていますので、取り付け場所が足りないこともあります。3つもあればハンドルバーと併せていろいろ配置できるでしょう。( ↓ 動画参照)



バッグ自体、6リットルもの容量を持ち、飲料や食料、一眼レフなどでも余裕で入ります。細かいポケットなど使い勝手も考慮されています。ツーリングに行くにも工具やインフレーターなども含め、いろいろ持って行きたいものがあるでしょうから、まとめて手元に収納出来れば便利でしょう。

EASICYCO EASICYCO

EASICYCO EASICYCO

こちら、“EASICYCO”はリュックサック、何の変哲もないバックパックに見えます。ただ、背負うだけでなく、走行中はシートポストに取り付けておくことが出来るようになっています。荷台やリアラックなどを取り付けて載せる方法もありますが、それらは不要で、直接自転車に取り付けられます。( ↓ 動画参照)



EASICYCO EASICYCO

背負うのと変わらない気もしますが、中身が重いと肩に食い込みますし、夏は背中にバックパックが密着して汗をかいて不快です。担がずに走行できるのはメリットです。自転車から降りたらそのまま外して担いでいけばいいわけです。簡単な工夫ですが、汗で不快だった人には朗報になりそうです。

Carry On CoolerCarry On Cooler

Carry On Cooler”はクーラーボックスがバックパックになっています。市販の一般的なクーラーボックスだと自転車に乗っては運べません。荷台を取り付け固定するなどが必要です。これはバックパックがそのままクーラーボックスなので、気軽に背負って運べます。

Carry On CoolerCarry On Cooler

自転車でピクニックに出かけるのに、冷えた飲料や食材などを運びたい場合もあるでしょう。これまでのようなクーラーボックスは選択肢になりませんでしたが、これなら保冷して運べるわけです。もちろん冷やさないものを入れて運ぶこともできます。こちらも、痒い所に手が届くアイテムではないでしょうか。( ↓ 動画参照)



どれも少しの工夫ですが、なかなか便利そうです。欲しかった機能だという人もあるでしょう。今まで運びにくかったもの、運べないと諦めていたもの、運ぼうと思ってもいなかったものが運べるかも知れません。バッグの工夫で、趣味や自転車生活が大きく広がることになります。バッグは自転車には欠かせない道具と言えそうです。





◇ 日々の雑感 ◇

トランプ米大統領の言う「解放の日」の関税の発表が迫ります。世界の貿易体制を一変させるのか注目されます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 デル株式会社


Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。



 楽天トラベル

 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)