April 08, 2025

計測することで広がる楽しみ

時々刻々と変わるものがあります。





ツーリングなどに出かけた自転車での走行中にも刻々と変わります。もちろん景色とか道路の状態、天気や気温なども変わりますが、自身のパフォーマンスも変わるでしょう。近年は技術の進歩で、刻々と変化するデータが把握できるようになってきています。

自転車、機材の状況も変わります。例えばタイヤの空気圧です。突然パンクする場合だけでなく、スローパンクということも起こりえます。少しずつタイヤの空気圧が減っていることもあります。するとタイヤの接地面が大きくなり、ころがり抵抗が大きくなって、知らず知らずスピードが落ちていたりすることになります。

AIRsistantAIRsistant

タイヤの空気圧は、普通は乗る前に計るくらいでしょう。でも、Schrader 社の、“AIRsistant”を使えば、リアルタイムにタイヤの空気圧が確認できます。バルブのところで計測しますが、Bluetoothで手元で空気圧を確認できます。空気圧の低下によるトラブルを未然に防止することが出来るわけです。

少しの圧力の低下だと体感的には気づかないこともあります。ペダルは重くなり、乗り心地が悪くなるはずですが、知らずに走っていることもあるでしょう。同じ距離を走るのに余計な労力を使うことになります。その点でリアルタイムに圧力の低下がわかることには意味があります。

AIRsistantAIRsistant

AIRsistantAIRsistant

FIT 社の、“Tire pressure sensors”なども同様のシステムです。空気圧をモニタリングすることで安全な走行が実現すると共に、ハンドリングも向上し、タイヤやリムの損傷・摩耗が減って寿命が伸びる、電動アシスト自転車ならば航続距離が伸びるなどの利点もあります。

同じ空気圧でも、風の抵抗を計測する機器もあります。Wahoo Fitness 社の“Elemnt Ace”はいわゆるサイクルコンピュータですが、空気圧センサーを内蔵するタイプがあります。ハンドルバーに取り付け、走行中の空気抵抗をリアルタイムに計測し表示させることが出来ます。

ELEMNT ACEELEMNT ACE

ELEMNT ACEELEMNT ACE

向かい風の中を走ると風の抵抗を感じますが、曖昧な体感ではなく具体的な数字で見ることで、実際にどのくらいの空気抵抗があるのか把握したり比較することが可能になります。前の自転車の後ろにピタリとついて走行するドラフティングに、どのくらいの効果があるのか数字で確認することも出来るわけです。

単に風の抵抗ではなく、機材と身体を含めた空気抵抗、エアロダイナミクスをリアルタイムに測定するシステムもあります。“Body Rocket”は、風洞実験で計測するような空気抵抗、エアロデータを取得出来ます。でも、秒単位の速度向上を目指すプロのアスリート向けとは限りません。

Body RocketBody Rocket

Body RocketBody Rocket

具体的な数値が計測され表示されることで、機材やパーツなどの形状、ウェア、姿勢などの効果がはっきりわかります。秒を争うようなレースに出るわけでなくても、空気以降が減らせれば、それだけ速く、ラクに走行できることになります。疲労の軽減にもつながります。

Body RocketBody Rocket

自分自身のパフォーマンスを測定する機器もあります。CORE 社の、“CORE 2 body thermal sensor”は人間のボディの温度を測定します。ライダーの体幹温度や皮膚温度が測定でき、身体の熱反応や、それがどのようにパフォーマンスに影響するか把握することが出来ます。

トレーニングで持久力向上を目指すアスリートなど向けで、一般のサイクリストにはあまり関係ないかも知れませんが、着ているウェアによるクールダウン効果の違いを見定めたり、あまり体温が上昇しないうちに休憩をとるなど、健康維持にも貢献するに違いありません。逆に寒い環境での体温維持にも役に立ちます。

CORECORE

CORECORE

Nix 社の “Sweat Sensor”は、 汗を分析することで、リアルタイムのバイオデータを提供します。これにより水分補給のタイミングを管理することが可能になります。自転車は走行中、常に風を受けることになるため、暑さが軽減され、水分の不足を感じにくくなる傾向があります。

喉が渇いたとか、頭がボーっとしてきたなどの体感に頼らず、適切なタイミングでの水分補給が必要です。実際に自転車に乗っていて熱中症になる人もいるので、大切な情報です。それだけでなく、適切な水分補給は、体力の低下や痙攣、体温調節機能の低下、疲労感の増加などを軽減し、パフォーマンスにも大きく影響します。

Nix Hydration BiosensorNix Hydration Biosensor

生成された汗を収集・分析することで、パーソナルなデータとして数値化し、適切な水分・ミネラル量の把握に役立ちます。どんな飲料をどのタイミングで補給すべきかもわかります。さらにそれが継続して稼働することで、より適切で実用的なデータとなって提供されるわけです。

水分補給レベルがわずか2%低下するだけで、維持できる力が20%低下すると推定されています。適切な水分補給は単に脱水症状、熱中症、めまいや痙攣といった症状を防ぐだけでなく、身体へのダメージを減らすことで余計な疲労を低減します。いわゆる暑さでバテて疲れ果てるようなことの防止にもつながります。

Nix Hydration BiosensorNix Hydration Biosensor

実は暑い時だけでなく、寒い環境下でも汗はかきます。体温を維持するために代謝熱産生を増やすためのグルコース補給なども重要ですが、水分補給も大切だと言います。暑い時と違って着込み過ぎて大量に水分を失ったり、呼吸の水蒸気や尿の生成などで意外に脱水になることがあり、それに気づかないからです。

どれも比較的マニアックなセンサー、計測装置と言えるでしょう。万人向けでないのは確かですが、技術の進歩で、これまで正確に把握できなかったようなデータまで、手軽に取得できるようになってきました。各種データの最適化をはかることで、パフォーマンスが向上し、ツーリングがより楽しくなるかも知れません。





◇ 日々の雑感 ◇

トランプ大統領は中国に報復関税を撤回しなければ更に50%の追加関税と表明ますますエスカレートしそうです。

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