April 29, 2025

道交法をよく知ることも必要

今日は昭和の日です。






今年はゴールデンウイークが飛び石連休になっていて、昭和の日は平日に挟まれてしまっていますが、陽気もよくなってきており、渋滞を避けて自転車で出かけてもよさそうです。さて、そんな頃ですが、今回も自転車関連のニュースの中から、いくつか目についたものをピックアップしておきたいと思います。


「子どもも車道?路駐なんとかしろ」自転車の交通違反に青切符《歩道通行6000円》募る批判

車道?4月24日、警察庁は自転車の交通違反に“青切符”と呼ばれる反則金を課すことを明らかにした。

「この反則金制度が施行されるのは来年4月からとのこと。これまで、事故などにつながる悪質な運転を除き、自転車の違反に対しては、注意や警告までにとどめられていましたが、“青切符”の導入は初めてのことです。

自転車の交通違反が重大な事故につながる事例が増えていることが、この制度を定めた一因だと思われています」(全国紙社会部記者)

どのような行為が反則金の対象なのか

警察庁長官は24日の会見で、《自転車も自動車と同様に車両であり、基本的な交通ルールを順守する必要があることや、悪質・危険な違反行為については反則金の対象となることを周知し、自転車の安全な運転を促していくことが大変重要》と話した。具体的な違反行為としては、スマートフォンを使用しながら、自転車を運転する“ながら運転”などが対象になっている。

「各行為に対する反則金も公表されており、“ながら運転”は1万2000円、傘をさしたりやイヤホンを付けながら運転すると5000円、信号無視には6000円が課されます。

警察庁はこれらに対する意見を、4月25日から5月24日まで政府ホームページで募集。警察庁が掲げた違反行為のうち、普段よく見かけるようなものもあると思いますが、制度の施行までに世間に周知していく考えを示しています」(前出・全国紙社会部記者)

ネット上では、この発表に対し、《さすべえ(自転車に傘を固定するためのもの)で傘さしながらは違反になる?》《これ何歳から対象なんだろ… 高校生とかも対象なら青切符の連打やん》など、早くも疑問点が浮かぶ人が。

歩道を走ったら6000円

違反行為の中でも、関心が寄せられているのが、「歩道通行など通行区分違反に対し、6000円」の反則金が課されるというもの。

《歩道取り締まると車に轢かれる自転車増えそうだな》
《自転車乗りたての小さい子どもも車道ですかね?》
《歩道を走行するのを禁止するなら すべての道路に自転車専用レーンの設置をお願いします》
《小さい子供を乗せている自転車が歩道を使うのは、やむを得ないと思います。子供の足が横にくる分幅をとっていて車道では危険だと思います》
《自転車用道路もまともに整備されない、されても路駐で通れなくて車に轢かれそうになるから歩道通ってるのに金取られるの?順序が違くない??》 

と、納得できないと言わんばかりの意見が多数上がっている。

「自転車を走行中、大型トラックなどが隣を横切り、ヒヤッとした経験がある人もいるでしょうし、お子さんを後ろに乗せた状態で、車道を走ることには抵抗感を示す人も多いと思います。だからと言って、自転車での事故が多発している昨今、違反行為を認めるわけにもいかない。警察庁は世間の意見に耳を傾け、慎重に協議していく必要があると思います」(前出・全国紙社会部記者)

改定道路交通法の施行は来年4月の予定。改善の余地はありそうだ。(週刊女性PRIME 2025年4月25日)



田中裕二 自転車の交通違反の反則金に「大きな道路の車道を走るってなったら危ないし。考えられない」

交通違反の反則金お笑いコンビ「爆笑問題」田中裕二(60)が27日、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1・00)に生出演。

警察庁が24日、自転車で交通違反をした際に反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)制度を、来年4月1日に開始する方針を明らかにしたことに言及した。

田中は「毎日のように自転車乗ってるんですけど。歩道をダメにされると、都内なんてとてもじゃないけど。大きな道路の車道を走るってなったら危ないし。もともとダメなんですけど、さらに厳しく罰金とかなるわけでしょ?考えられないですけどね。(自転車専用道路が)あると1番いいんだけど」とコメントした。

対象は16歳以上で、改正道交法を同日に施行する。金額を定めた同法施行令改正案も公表。走行中にスマートフォンを使用する「ながら運転」は1万2000円などとした。制度導入は違反の増加が背景にある。改正案は25日から5月24日までのパブリックコメント(意見公募)を経て、同じく来年4月1日に施行する予定。

青切符は115種類ほどの違反が対象だが、このうち重点対象行為と位置付ける違反を中心に取り締まる。警察官の指導や警告に従わなかったり、危険を生じさせたりした際の交付を想定している。反則金を納付すれば起訴は免除される。

反則金の額は、信号無視や通行区分違反が6000円。指定場所一時不停止や、イヤホンを装着して不適切な音量で音楽を聴いたり、傘を差しながら運転したりする違反が5000円。2人乗りなどの軽車両乗車積載制限違反を3000円とした。ミニバイクの反則金額を参考にした。(2025年4月27日 スポニチ)



1児の母モデルが自転車の歩道走行禁止に疑念「どんだけ日本の政治は考えてないんだ?」

歩道走行禁止に疑念「白濱イズミ」名義でアーティスト活動も行うモデルのラブリ(35)が25日、Threadsを更新。自転車の交通違反反則金の金額などをまとめた警察庁の道交法施行令などの改正案について言及した。

ラブリは「オカンとして、子と歩く身として、運転する身として言わせていただきたい」と書き出し、今回の改正案では「歩道の通行」が違反の対象(反則金6000円)とされたことについて言及。

「まず、歩道自転車禁止と言いたいのは分かる。以前ランドリーから出た瞬間自転車が爆速で通り過ぎ1秒早かったらひかれてた。

だから歩道禁止はすごく安心」とした一方で、車を運転する側の立場からは「ママチャリの横を通り過ぎる時いつも緊張感が走る。だって何があるか分からないから。オカンとしてなにがなんでもひくわけにはいかないから」と、自転車が車道を走ることに懸念を示した。

また、4歳の娘を育てる母としての立場からは「ママチャリの身として雨の日の車道なんて相当こわい。真横でトラックぶんぶん通るし、歩道いきたいにきまってる」と、危険な車道を避けたい思いを吐露。

「でもこれから行けないなら裏道通るじゃん、裏道通ったら遠くなる場合もあるじゃん、保育園遅刻してらんないじゃん。ってなったら早めに起きるじゃん」と忙しい母親にとって負担が増えることを予想し、「歩道・車道があるなら自転車道があるべき。走る道路の体制は変わらないの自転車は車道ですお願いしますってなんか、棒に振りすぎだよね。子供の事、未来の事、どんだけ日本の政治は考えてないんだ?」と疑問を呈した。

反則金は16歳以上の運転者による、スマホなどを手で持って操作しながらの「ながら運転」が1万2000円、「右側通行(逆走)」6000円、「傘差し」「イヤホン」5000円、2人並んで走る「並進」や1台に2人で乗る「2人乗り」3000円などの違反が対象。来年4月1日からスタートする方針。(2025年4月25日 日刊スポーツ)


先日の、来年4月から自転車にも反則金制度を導入するという発表に反発する声が多くなっています。その中で多いのが、自転車の歩道走行に対して通行区分などの違反を適用するという項目のようです。いろいろな人が疑問や反発の声を上げています。

この意見に対し、一定程度は理解できます。私は基本的に歩道走行はせず、当たり前のように車道走行していますから、特に違和感はありませんが、多くのママチャリで歩道走行している人にとって、いきなり車道を通れと言われれば、怖いと思うのはよくわかります。

それならば自転車専用レーンを設置しろと言うのも当然の意見でしょう。今まで歩道走行で来てしまった結果、車道に自転車の走行空間が乏しく、危ない場所があるのは間違いありません。ですから、今も歩道走行をしている人が大半であり、それが認められていると思ってきたのに、違反で反則金になることへの反発でしょう。

このあたりは少し誤解もあるようです。今後も特に標識などで禁止されている場所を除けば歩道を通行出来ます。ただ、その場合は歩行者優先で自転車は徐行しなければならないということです。歩行者から見れば歩道を暴走する自転車なんて、とんでもない話であり、これは当然でしょう。

すなわち、自転車利用者が、クルマが怖いから歩道を走行することで、歩行者を危険にさらすことになります。それでいいというのは、自転車利用者の横暴です。自転車の走行空間が無いのが問題なのはその通りですが、やはり歩道は歩行者用であり歩行者優先は遵守する必要があります。

警察も、自転車で歩道を通行しているだけでは青キップを切らないはずです。これまでも、自転車で歩道をスピードを出して歩行者を縫うように走行している人は違反だったわけです。注意はしても、効果的な取締りは出来きませんでした。しかし、今後は反則金、青キップを切りますよという話です。

これまで歩道を走行できたのにけしからん、などと文句を言っているのは筋違いです。歩道を通って歩行者を危険に晒していたことを自覚すべきであり、それを棚に上げて、取締るなというのは身勝手です。実際にそれで歩行者との事故も起きてきたわけですから、歩行者の安全のため、今後は暴走は許されませんよという話でしょう。

【注意喚起】「車輪への巻き込み」が多発!〜安全な自転車ライフを送るために確認すべき5つのポイント〜



新年度が始まり、通勤や通学手段として新たに自転車に乗り始める人が増える季節になりました。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]は自転車の事故に遭わないために注意喚起を行います。

NITEに通知があった製品事故情報(※1)では、2019年から2024年までの6年間に自転車の事故(※2)は502件ありました。そのうち約8割は重傷事故となっており、年代別の事故件数では10歳代の事故が目立っています。また、2025年3月にNITEが行った自転車でのヒヤリハット・事故の経験についてのアンケート調査(プレスリリース資料 別紙2)では、「車輪への物等の巻き込み」が最多となっています。

自動車と異なり免許なし、法定点検不要で手軽に利用できる自転車ですが、転倒や衝突をすると、自分自身や周囲の方にも大きなけがを負わせる可能性があります。また、昨年には自転車に関する道路交通法が改正され、自転車を取り巻く環境が変化しました。年度初めのこのタイミングで、今一度安全に自転車を使用するためのポイントを確認しましょう。(中略)

巻き込み

(※) 本資料中の全ての画像は再現イメージであり、実際の事故とは関係ありません。
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故を含みます。
(※2)電動アシスト自転車用バッテリーに起因する発火、焼損等の事故は除きます。

【自転車で気を付けるポイント】

○ハンドルや手首等にものをぶら下げない
○ブレーキの効き具合は必ず確認する
○チェーンの状態を確認する
○乗車前に車輪やハンドルまわり、ペダルの緩みやがたつきを確認する
○リコール情報を確認する(以下略 2025/4/24 共同ニュース)


自転車の乗り方などにより起きている事故について、独立行政法人製品評価技術基盤機構(ナイト)から注意喚起が出ています。傘や買い物袋を車輪に巻き込むなど、危険な乗り方をしている人を見ることは実際にあります。それが事故につながるとは思っていない人も多いので、注意したいところです。


自転車をわざと衝突させ保険金だまし取った疑い 容疑者逮捕

当たり屋去年、駒ヶ根市の市道で、前方の車に、自転車をわざと衝突させて保険会社から保険金33万円余りをだまし取ったとして40歳の容疑者が詐欺の疑いで逮捕されました。

調べに対し、容疑を否認しているということです。逮捕されたのは、喬木村のトラック運転手、黒澤雄太容疑者(40)です。

警察によりますと、容疑者は去年10月20日、駒ヶ根市梨の木の市道で、交差点を左折しようとした乗用車に後ろから自転車をわざと衝突させて巻き込み事故を装い、相手が契約していた保険会社から保険金33万円あまりをだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。

警察によりますと容疑者はこれまでに何度も人身事故に遭っていたことから当時の状況などについて捜査を進めた結果、今回の事故が当たり屋行為だったことがわかったとして23日逮捕しました。調べに対し容疑を否認しているということです。警察は容疑者が当たり屋行為を繰り返していたとみて調べています。(4月24日 NHK)


自転車を使った、いわゆる当たり屋が捕まったようです。左折巻き込み事故は実際に起きているので、それを装って事故に見せかけたのでしょう。悪質な行為です。クルマを運転する人は、このような当たり屋行為も含めて、左折巻き込みなどには十分注意する必要がありそうです。


「自転車のリフレクター、曲がってませんか?」事故防止に車体を日々点検して

リフレクター中高生の自転車事故が後を絶たない。「私は事故に遭うわけない、大丈夫」と、高をくくっていないだろうか? 安全に乗るためにやるべきことを、全国の高校で自転車の安全講習を行う遠藤まさ子さんに聞いた。

夜道は服やリュックに「リフレクター」をつけて

夕暮れ時の事故を防ぐためには、リフレクター(反射材)の活用が欠かせない。「リフレクターバンドやキーホルダーを服やリュックに付けるだけでも安全性が高まります。自転車に備え付けてあるリフレクターが曲がっていたり汚れていたりすると反射効果が低下し、ドライバーからの視認性も悪くなるのでメンテナンスも忘れずに」

「BAAマーク」がついている自転車を選ぼう

事故防止には、安全な自転車選びも欠かせない。「雑貨屋や洋服店で売られている見た目重視の自転車は、品質が不十分な場合がありますし、有資格者の最終整備を受けずに販売されることも多いです。『BAAマーク』など安全基準を満たした自転車を、自転車屋で購入し、定期的な点検と適切なメンテナンスを心がけてください」

ブレーキや空気圧チェック…メンテナンスを忘れずに

日々のメンテナンスも大切だ。「ブレーキがすり減ると効きが悪くなり、ブレーキをかけてから停止するまでの『制動距離』が最大3.5メートル延びることがわかっています。制動距離が延びればその分、歩行者を事故に巻き込む危険性があり、パンクの原因にもなります」

大切に乗っていても、タイヤの摩耗やチェーンの劣化、フレームの破損などは避けられない。「毎日使っているなら、タイヤの空気圧チェックは最低1〜2週間に一度、定期点検は長期休みなどの機会を活用して年に一度はしてほしいですね」

遠藤さんは「自転車は便利な生活用品ではなく、立派な『乗り物』だ」と強調する。高校生にも、ルールを守り、安全に使う責任がある。今日から意識を切り替え、自転車に乗る心構えを整えてみてはどうか。 (2025.04.04 高校生新聞)


クルマを運転する人なら、夜の暗い道で小さなリフレクターを見つけ、自転車の存在が見えにくい場合があることを実感したことがあるのではないでしょうか。夜間の被視認性は重要であり、下手をすれば死傷事故にも直結します。それを防ぐ可能性のあるリフレクターは重要です。

実際に役立っているという実感がないため、リフレクターに注意を向ける人は少ないですが、もしかしたら過去に命を救われていたかも知れません。そのリフレクターが曲がっていたら、せっかくの役割を果たせません。曲がっていても気がつかない人は多いと思いますが、確認しておくべきです。


自転車通学「一時停止しない」「友達と並走」が高める事故リスク 罰金対象にも

自転車通学通学に使われることも多い自転車。しかし危険な乗り方をする生徒が多く、乗り方には課題が残る。安全に乗るためには、何に気を付ければよいのだろうか。

「1日置きに『お叱り』の電話が…」

全校生徒の7割が自転車通学をするある高校の教員は、生徒の「運転マナー」に頭を悩ませる。「近隣住民から、『生徒が自転車で並走している』『一時停止していない』など、多い時は1日置きに『お叱り』の電話がかかってくるんです」同校は生徒に向けて自転車マナーの啓発活動を行っているが、なかなか浸透しないのが実情だという。

歩道を並走する自転車にヒヤリ「慌ててよけた」

読者のアヤカさん(仮名・2年)は、並走する自転車にぶつかりかけた。「歩道を歩いていたら、正面から複数の自転車が横並びで走ってきた。慌ててよけました」

高校生は「一時停止の無視」多数、5万円以下の罰金の場合も

昨年11月の法改正では、自転車運転に対する取り締まりが強化されたが、いまだに危険な運転をする人が多い。全国の高校で自転車の安全講習を行う遠藤まさ子さんは「未成年は一時停止を無視するケースが多い」と話す。

「一時停止の標識がある交差点で止まらずに進むと、事故のリスクが非常に高まります。例えば道路交通法の『安全運転義務違反』となった場合、5万円以下の罰金が科される場合があります」

並列走行についても問題視する。「自転車は基本的に一列走行が義務付けられています。並列走行は他の車両や歩行者にとってとても危険。並走も『道路交通法違反』となり、2万円以下の罰金が科されることがあります」

「安全確認」と「一時停止」を忘れずに

全国的に、自転車と車の事故の約6割は交差点での出会い頭の事故だ。信号の有無にかかわらず、自転車運転者が「安全確認」と「一時停止」を徹底すれば事故のリスクを大幅に減る。(2025.03.28 高校生新聞)


中高生が並走しておしゃべりをしながら走行しているのは、よく見る光景です。自転車に乗りながらでも、歩行と同じ感覚でおしゃべりをしたい気持ちはわかります。しかし、これは違反ですし周囲には危険です。日本の、歩行感覚での自転車走行の弊害の1つと言えるでしょう。

学校の教師は、自転車マナーを啓発してもなかなか守られないことに苦慮しているようです。簡単なことでないのは想像がつきますが、髪色やスカートの丈など校則とは違い、もし事故が起きれば命に関わります。そのあたりを生徒に納得させて遵守させるよう、何とか工夫をしてほしいものです。


自転車盗の疑いで逮捕されて自宅から50台以上の自転車が見つかった無職の男(51) 駐車場から未施錠の自転車1台を盗んだ疑いで再逮捕 新潟・西区

自転車盗おととし11月、新潟市西区地内で自転車1台を盗んだ疑いで51歳の男が再逮捕されました。男は、4月2日にも同様の容疑で逮捕されていて、男の自宅からは50台ほどの自転車が見つかっていました。

窃盗(自転車盗)の疑いで再逮捕されたのは、西区内野町に住む無職の男(51)です。男は、おととし11月22日から24日頃までの間に、西区地内の駐車場にあった鍵のかかっていない自転車1台(時価約5000円相当)を盗んだ疑いがもたれています。

男は、4月2日にも同様の容疑で逮捕されていて、自宅からは他にも50台以上の自転車が見つかっていました。警察が余罪捜査を進めた結果、今回の犯行が発覚し、再逮捕に至ったということです。警察の調べに対し、男は「盗んだことに間違いありません」と容疑を認めています。警察は、余罪が多数あるとみて捜査を進めています(2025.04.23 新潟ニュース)


自転車盗が再び捕まっています。50台も盗んで検挙されたのに、懲りない犯人です。自転車を売りさばくために、いわばプロとして犯行を繰り返している自転車盗犯がいるのは確かでしょう。犯行を繰り返させないように、こうした犯人には、より重い刑罰に処してもいいのではないでしょうか。


【独自】サドルに“シート”かぶせ… “潔癖すぎる“自転車泥棒 自転車屋から自転車盗む一部始終がカメラに 岩手・紫波町



岩手県にある自転車販売店で目撃されたのは、潔癖すぎる泥棒です。

被害に遭った自転車店店長:自転車屋から自転車を盗んでいくなんて…本当に頭にくる。

4月5日午前0時過ぎ、カメラは暗闇から現れた人影を捉えます。狙いの自転車にわき目も振らず一直線に近づくと、まるで自分の自転車のように引き出し、そのまま暗闇へと消えていきました。盗まれたのは修理などで店に来た客の代車として使っていた約6万円の自転車です。店長によると犯人は30代から40代の男性。さらに、ある行動に違和感を覚えたといいます。

被害に遭った自転車店店長:なんだろうな、潔癖症?乗っていくときにシートみたいなのかぶせていた。

映像を見てみると、確かに泥棒は手にしていたシートのようなものをサドルにかぶせています。そして、落ちないようにゆっくりと、慎重にまたがっているのが分かります。お尻が汚れるのが嫌だったのでしょうか。

被害に遭った自転車店店長:矛盾してるところあるよね。潔癖症で人の物使いたくないんだったら、人の物を盗まなきゃいい。

店主は被害届を提出。警察が自転車泥棒の行方を追っています。(2025年4月23日 FNN)


これは変わった自転車盗です。『潔癖症で人の物使いたくないんだったら、人の物を盗まなきゃいい。』というのはその通りです。そこまでして盗むことに呆れます。やはり自転車盗は、犯罪としての敷居が低く、捕まるリスクも低く見え、一方で簡単に換金が見込める点で、やりやすい犯罪なのかも知れません。


左右足踏みで進む自転車 長浜の96歳の柿見さん、2軸の駆動装置で特許出願

特許出願長浜市湖北町の発明家、柿見富雄さん(96)が、ペダルとつながるクランク軸が2本ある自転車の「駆動装置」で特許を出願した。

近く登録される見通し。左右の脚が逆方向に回転し、トレーニング器具として使っても効果があるという。

柿見さんはこれまでも数々の特許を取得しており、発明の歩みは止まらない。

柿見さんは、2023年にペダルを前にこいでも後ろにこいでもチェーンが一定方向に回り、前に進む自転車で特許を取った。

時計の表示などでも数十の特許を持っている。(以下略 2025年4月25日 中日新聞)


96歳というご年齢で、なお自転車の新しい駆動装置を考えようとする意気込みに敬服します。自転車に限らず、いろいろな特許をお持ちのようなので、それだけ頭を使って、新しいことを考え出し、特許をとるという行為が面白いということなのでしょう。


タンデム自転車で四国1周 松山市からスタート 台湾の視覚障がい者ら「風や花を感じられ嬉しい」【愛媛】



2人乗り自転車のタンデム自転車で、台湾と日本の視覚障がい者が四国一周に挑戦するプロジェクトで27日、メンバーらが松山市の愛媛県庁を出発しました。

このイベントはタンデム自転車でのサイクリングを通じて、国際交流をしてもらおうと日本パラサイクリング連盟が催したもので、27日県庁で日本人と台湾から来日した視覚障がい者の男女4人らが出席した開会式が行われました。そしてかけ声とともにあわせて14人が出発。27日から9日間かけて四国一周880キロを走破します。

台湾からの参加者(通訳小山結美さん):「前の人が説明するのを聞いて海があったり、風を感じたり、きれいな花が咲いてたりっていうのが感じられてとても嬉しいです。」27日は四国中央市まで105キロを走り、5月5日愛媛に戻ります。(2025年4月27日 FNN)


タンデムが全国で解禁され、このような話題を聞くことも増えました。視覚障害者にとっては、これまでは体験できなかったサイクリングが、タンデムによって実現するわけで、これはまさに福音でしょう。まだまだ自転車に乗ったことのない人もいるでしょうから、こういう試みで、より一般的になるといいなと思います。





◇ 日々の雑感 ◇

トランプ・ゼレンスキー両大統領が会談しロシアは一時的な停戦を発表。停戦に向け交渉が動いているようです。

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この記事へのコメント
cycleroadさん,こんばんは.

自転車に反則金制度の導入,未だ日本国民の大半が自転車の正しい交通ルールと安全走行の知識・実技に無関心な現状では私も反対とは言いません.

しかし最大の問題は従来から「自転車は歩道」を前提とした道路整備が今なお続けられ,それも自転車が左右両方向に通行可とされている事にあります.このため「自転車は歩道右側通行が正しい」という恐るべき思い違いが蔓延していますし,今更自転車は車道左側走行が正しいルールであると指導されても誰も信用しません.

私は「自転車安全利用五則」なるもの程,この世で無責任極まりないものは無いと思っております.例外はあくまで例外であって,最初からそれを前提にした道路整備の発想自体が厳密には違法であると考えております.

違反の取締りにしても限られた人数の警察官で1台の違反自転車に関わっている間に後から大量の違反自転車が押し寄せたら果たして本当に公平・公正な取締りと摘発が可能なものか,非常に疑問を感じます.
Posted by マイロネフ at April 29, 2025 22:28
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

そうですね。反則金だけ導入して、肝心のインフラ整備が伴っていないじゃないかという反発もありますし、相変わらず歩道走行を前提にしたかのような整備も続いており、行政のやることにチグハグ感があるのは否めないでしょう。

ルールと現実が乖離し、何が正しいかわかりにくい状態にあるのも問題です。このあたりの認識、危機感が当局にあるのかも疑問です。

実効性のある取締りが行われるか、それによって交通秩序が形成されていくのかについては、今後の展開を見る必要がありますが、その前提となるルールの徹底や、必要なインフラ整備はもっと進めてほしいと思います。
Posted by cycleroad at May 02, 2025 11:44
 
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