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6月11日でしたが、実際に関東や東海、北陸までは既に梅雨入りしています。湿度が高く鬱陶しい季節が続きます。さて、そんな時期ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、目についたものをいくつかピックアップしてみたいと思います。
自転車盗難被害の6割が「無施錠」、 6月9日「ロックの日」に複数施錠を呼びかけ 名古屋
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【ロックの日】「鍵をかけていたのに」自転車の盗難が増加 二重ロック・GPS・屋内保管 複数の対策で愛車を守る
今週9日は語呂合わせでロックの日でした。上の記事はそのごく一部ですが、各地でそれを受けたイベントや啓発活動が行われたようです。盗難被害の6割が無施錠とあります。道路や誰でもアクセスできるようなところに駐輪するのに無施錠なんて、海外では考えられないことです。
6割と言いますから、ロックし忘れなどではなく、施錠する気がない人が多いのでしょう。面倒とか、古いので盗られない、格安ママチャリなので被害は小さい、古いので盗られたら新しいものを買うなど、理由はそれぞれにあるのでしょうが、仮にそうだったとしても無施錠はいただけません。
無施錠で放置することで、自転車盗を誘発しています。人を犯罪に呼び込んでいるわけです。自転車盗は青少年が非行に走る入り口といわれています。大した犯罪ではないと考える人が多いと思いますが、こういう犯罪が増えることで地域の治安が悪化し、破れ窓理論で凶悪犯罪を増やすこともわかっています。
非行少年を増やすことにも直結します。他人のことだから関係ないと考えるのでしょうが、治安の悪化は警察や自治体の予算を増やすことになります。結果として自分の税負担を増やすことになり、治安の悪化で、より悪質な犯罪などを増やし被害を受ける可能性も増します。結局、自分の身に跳ね返ることを知るべきです。
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シマノの変速機が話題になっています。製品が革新的という部分もあると思いますが、自転車のパーツが大きく取り上げられ、特に自転車専門以外のメディアに取り上げられるのは、これまでにあまり無かった気がします。自転車そのものへの関心も高まっているということなのでしょう。
「なんだか高くなってない?」 原付に代わり「国民の足」となりつつある電動アシスト自転車 値上がりの理由とは
通勤・通学や子供の送迎、買い物に大活躍の電動アシスト自転車(e-BIKE)ですが、最近「なんだか以前より高くなってない?」と感じている人も多いのではないでしょうか。事実、じわじわと値上がりを続ける理由とは。
円安、物流、基準見直し……値上がりの理由はいろいろ
通勤・通学や子供の送迎、買い物に大活躍の電動アシスト自転車(e-BIKE)ですが、最近「なんだか以前より高くなってない?」と感じている人も多いのではないでしょうか。
事実、ここ数年で主要モデルの価格はじわじわと上がっています。国内の三大メーカーと言われる、P社、Y社、B社のいずれも値上がりを続けており、例えば2022年には約11万円だったモデルが、2025年ではおよそ14万円になっています。
その背景には様々な要因がありますが、まず大きいのが「円安」です。基本的に国内メーカーの自転車は国内で組み立てられていますが、モーターやバッテリーを含むパーツの多くは海外製です。円の価値が下がると輸入コストが跳ね上がるため、その影響が販売価格に直結します。
次に、原材料と物流コストの上昇が挙げられます。フレーム素材に使われるアルミニウムなどが世界的に高騰しており、さらに輸送コストもここ数年で上がり続けています。トラックドライバーの不足や燃料価格の高止まりもあり、「作って運ぶ」のにかかる費用が以前より増しているのです。
そして、製品の「高性能化」と「安全性の強化」もひとつの要因と考えられます。e-BIKEはスマートキー対応やバッテリーの長寿命化、スマホアプリ連携などの機能を充実させています。さらに、ブレーキの強化や子乗せ仕様の安全基準の見直しなどもあり、コストがかさむのは避けられません。
メーカーによっては「価格据え置き」の代わりに機能を一部簡略化したモデルを並べることもありますが、多くは安全性や品質を維持するため、価格を引き上げざるを得ないというのが実情です。
それでも、e-BIKEの人気は衰えていません。坂道の多い地域や子供の送り迎えなど、そのラクさ、便利さを一度知ってしまうと手放せないという声が多く、子育て世代やシニア層からの支持は、むしろ強まっています。
「高くなった」ことには理由があります。なんでも物価高の昨今、出ていくお金はなるべく安く抑えたいと考えるのは当然ですが、日々の暮らしの中で安全・安心・快適のために、その背景を知れば納得できるのではないでしょうか。(2025.06.06 バイクのニュース)
電動アシスト自転車の値上がりも話題になっています。単価が高いこともあるでしょうが、それだけ「国民の足」として身近な存在になっているのも確かでしょう。登場したのは比較的新しいわけですが、もはや普通の自転車に戻れない人も多いに違いありません。生活に密着した日用品なのかも知れません。
パナソニック、電動アシスト自転車のバッテリー盗難補償サービス
パナソニック サイクルテックは、電動アシスト自転車の長期利用を支援する新たな有償サービスとして、自転車延長保証「フタメグリ」と自転車バッテリー盗難補償「サキゾナエ」を6月4日に発売する。価格は「フタメグリ」が6,600円、「サキゾナエ」が4,400円。
自転車延長保証「フタメグリ」は、通常1年間の製品保証を最大2年間延長するサービス。修理回数に制限はなく、修理費用の自己負担も発生しない。対象はパナソニック製の新車で、購入日から1年以内であれば申込サイトからクレジット決済で加入可能。フレームや駆動ユニット、バッテリーといった主要部品については最大5年の保証が受けられる。
自転車バッテリー盗難補償「サキゾナエ」は、電動アシスト自転車のバッテリーが盗難にあった場合に、再購入費用の70%を補償する保険サービス。加入は納車日または防犯登録日のいずれか遅い日から30日以内が条件で、申込サイトからクレジット決済で加入可能。補償は1回限りだが、最大5年間有効で、XEALTシリーズを除くパナソニック製電動アシスト自転車が対象となる。
両サービスとも、申し込みはパナソニック サイクルテックの専用サイトで受け付けている。同社はこれらのサービス提供を通じて、「自転車活用社会」のさらなる定着を目指すとしている。(2025年5月28日 家電ウォッチ)
電動アシスト自転車のバッテリーの盗難が増えているとの報道は何度も取り上げました。この記事は、パナソニックがバッテリー盗難補償サービスを開始したというものです。盗まれてそのままでは電動アシスト自転車の意味がありませんし、バッテリーを買いなおすしかありません。
しかし、バッテリーは高価なので痛い出費となります。一方、非正規の互換品、中には粗悪な輸入品などが広く出回っていることも明らかになっています。こうしたものを買うと、出火の危険性があります。海外では深刻な問題となっています。バッテリー火災は消火が難しく、海外では死亡火災も多数起きています。
日本でも少しずつバッテリー火災のリスクが意識され始めています。盗まれてから純正品を買いなおすのは高くつくので、あらかじめ盗難補償に入っておくことは意味があります。加入料も本体との比較で大きくはないので、これは有効な取り組みと言えるのではないでしょうか。
〈時速50キロ超で爆走〉危険すぎる違法改造アシスト自転車、販売する“ウラの自転車屋”を直撃…「客はホストや夜職が多い」「改造の依頼も」
街中を猛スピードで爆走する違法改造自転車による事故が絶えない。
この違法自転車は時速30キロ以上の速度で走り抜け、なかには50キロ以上のスピードを出す車体もある。
これらは街中にある「ウラの自転車屋」が改造を手がけているという……。
集英社オンラインは「ウラの自転車屋」の正体に迫った。(以下略 2025.06.10 集英社)
少し前にも取り上げましたが、また違法改造の自転車を扱う“ウラの自転車屋”の存在について書かれた記事が載っていました。こうした違法販売が、街での歩行者や他の自転車利用者の危険を大きくしているのは間違いありません。人の生死にかかわるわけで、なんとか違法改造自転車の蔓延を阻止してほしいものです。
自転車の「酒気帯び」「ながら運転」は危険 千葉県で半年間に122人検挙される
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茨城県内 自転車「ながら運転」指導 7か月間で200人近く
「酒を飲んで自転車に乗ることは危険な行為で、大変反省している」 酒気帯び状態で自転車を運転した市職員が停職1か月の懲戒処分 鳥取県米子市
相変わらず、自転車の酒気帯びやながら運転の検挙が報じられています。1つの県で半年間に100〜200人という数字の評価は難しいですが、相応に多いと思います。それだけ警察も摘発に力を入れているようです。検挙される人が後を絶たないのは、検挙増加の事実があまり知られていないこともあるのではないでしょうか。
自転車ロードレース「ツール・ド・九州」 コースは5県に拡大、経済効果も26億円超か
自転車ロードレースの国際大会が国内で盛り上がりを見せている。九州が舞台の「ツール・ド・九州」は3回目となる今年の大会から開催地域が3県から5県に広がる。このほか、コースの拡大や国際大会に格上げされる大会もある。
レースは欧米からの誘客につながり、動画配信によって地域の景色や地名が世界に広がる。目の前を走り抜ける選手の迫力やスタート、フィニッシュ地点でのイベントも魅力で、知名度は高いとはいえないながらも、地域振興に大きく寄与する。
10万人を動員
自転車ロードレースは「自転車版のマラソン」ともいわれ、一般公道などで100キロを超えるような長距離を走り、順位を競う。チーム単位で参加し、隊列を組んで走り自チームのエースの勝利を目指す。標高差が1千メートルを超える山岳地帯や田園地帯などさまざまなコースがあり、日本でも漫画「弱虫ペダル」などで知名度が上がり、近年は愛好者が増えている。
ツール・ド・九州は令和5年に福岡、熊本、大分3県で始まり、今年は10月10〜13日に開催。新たに長崎と宮崎の2県が加わり、コースには熊本・阿蘇の大自然や宮崎から大分に至る日豊海岸など九州を代表する観光地を選んだ。選手は4日間で400キロ以上走る。宮崎県では商店街のアーケード内も通過予定で、河野俊嗣知事は「地方商店街の活性化に結び付けたい。スポーツでの地域振興のモデルとなる運営に取り組む」と意気込む。
レースは国際自転車競技連合(UCI)が公認し、国内外18チーム計108人が参加を予定。世界トップレベル「ツール・ド・フランス」にも出場するベルギーなどの有力チームも招く。スタート、フィニッシュ地点では出店や吹奏楽団の演奏などのイベントもある。
日本政策投資銀行によると、昨年の大会は10万1千人が観戦。宿泊費や交通費、飲食費などの観光消費で26億5千万円の経済波及効果があった。開催県とともに実行委員会を組織する九州経済連合会の倉富純男会長は「ここまで本当に苦労してきたが、いよいよ5県にまたがる。九州の可能性を感じていただける大会にしたい」と述べた。
事業費は約8億円。初回は資金集めが難航し、開催に懐疑的な声も出たが、インバウンド(訪日外国人観光客)向け旅行商品の販売やサイクルツーリズム振興に寄与し、現在は業界から「レベルの高い大会」との評価を受けるまでになった。
観光客を獲得
日本自転車競技連盟によると、現在、UCIが認定するレースは国内に10大会あり、このうち「ツアー・オブ・ジャパン」は、日本最大級のレースとして大阪や京都、静岡、東京などで8日間にわたって開かれ、各国の強豪選手が参戦する。
三重、和歌山両県で開催される「ツール・ド・熊野」は、世界遺産に登録されている熊野古道などが舞台。
事務局によると期間中に延べ約1万3千人が観戦し、チームや審判団など関係者が多数訪れることで宿泊施設の稼働率が上がるほか、動画配信サイト「ユーチューブ」で地域の自然・文化が発信され、観光客の獲得につながっている。
今年はコースを拡大して5月に開催。担当者は「スポンサー数や予算が限られる中、外部の委託業者に頼らず、運営スタッフの手で多くの準備を進めている」と話す。
自転車ロードレースは欧米で人気が高く、「ツール・ド・フランス」の視聴者数は35億人ともいわれる。日本でも近年、地域のレースを国際大会に格上げしたいと機運が高まり、東京・多摩地区で5年から開かれてきた「THE ROAD RACE TOKYO TAMA」は男子が今年、UCI認定の国際大会となった。事務局を務める東京都の担当者は「大会のレベルが上がると優秀な選手が集まり、より多くの人に見てもらえる。東京マラソンほどの知名度はないが、マラソンと異なる観戦者層を見込める」と力を込める。
ボランティアが支援
一般公道を自転車が疾走するレースには課題も多く、実行委の運営能力が問われる。安全の確保が最も重要で、警察やボランティアと連携した大掛かりな警備、交通規制が必要となる。「ツール・ド・北海道」では5年に出場選手の死亡事故が起き、その後開催が見送られている。
広範囲に渡る安全確保をボランティアらが支えている側面もあり、「ツール・ド・熊野」では約1500人、「ツール・ド・九州」は約2千人の交通整理担当や誘導員を動員する。一部を除いて観戦料も取らないことから、資金集めも大きなハードルとなる。
日本自転車競技連盟の広報担当、佐藤勝喜氏(54)は「招聘(しょうへい)チームの宿泊先の確保や通行規制、負傷者が出た場合の対応など、実行委にはさまざまな業務があり、大会をやり切る十分な態勢が必要」と説明する。開催効果の評価も重要で、「道路の通行規制を行うと地域に負担がかかるが、地元が潤い、住民が毎年楽しみにしてくれることが成功といえる」と話している。(2025/6/8 産経新聞)
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ロードレースをはじめとする、自転車競技の開催やその関連の報道も増えています。少し前までは、これほど一般の関心は高くなかったと言えると思います。まだ問題もありますが、記事にあるように、日本でも自転車レースの人気が少しずつ高まっているのも確かなようです。
自転車の技能・知識で競う「交通安全こども自転車福岡県大会」優勝チームは全国へ
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福岡県嘉麻市で小学生が自転車の知識や技能を競い合う大会が開かれています。「交通安全こども自転車福岡県大会」は自転車の安全な利用方法を定着させるため1966年から開催されています。今年は県内10の小学校から17チームが参加しまず、自転車の交通ルールなどの理解度を測る学科テストが行われました。
「右よし!左よし!後方よし!」その後、車道に見立てたコースで実技走行が行われ、子どもたちは交差点や踏み切りでの安全走行を競い合いました。大会は夕方まで行われ、優勝チームは8月、東京で行われる全国大会に出場します。(06/08 KBC)
地味なニュースですが、子どもに自転車の乗り方を教える活動は非常に重要だと思います。下手をすれば、すぐにでも事故に直結します。ルールも含め何が危険を招く行動なのか知らずに自転車に乗っている子どもを多く見ます。地道な活動が行われていると思いますが、その重要性はそれほど意識されていないように思えます。
CYCLE SPORTS編集部
八重洲出版
2025-03-07
◇ 日々の雑感 ◇
イスラエルがイラン核施設の空爆に踏み切りました。イランの報復は不可避で中東の更なる緊迫化は必至です。
Posted by cycleroad at 13:00│
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