July 28, 2025

思わぬ結果を招くことがある

記録的な猛暑が続いています。


.
.
.
.
.
各地で軒並みうだるような暑さとなっており、まだ8月にもならないのに、この先が思いやられるような気温です。さて、そんな中ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、気になったものをいくつかピックアップしてみたいと思います。


「走り出した瞬間発火も」炎天下“バッテリー火災”続出 電動アシスト自転車は要注意



記録的な猛暑が続くなか、暑さが原因とみられる電動アシスト自転車のバッテリー火災にも注意が必要です。事故から身を守る方法を専門家に聞きました。

夏場は…バッテリー外して保管を

電動アシスト自転車のバッテリーが発火した際の映像です。火はあっという間に広がり、黒煙も上がってます。実際に電動アシスト自転車を使用している人に、発火映像を見てもらいました。

電動アシスト自転車を使っている人 「全然知らなくて。安全だと思って乗っているので、子どもが乗っていたら怖いなと思います」

年々増加しているリチウムイオン電池を使った製品のトラブル。去年までの5年間で事故件数がモバイルバッテリーに次いで多かったのが、電動アシスト自転車です。特に気温が高くなる夏は注意が必要です。

電力中央研究所 池谷知彦氏 「炎天下に置いてしまうと、電池がどんどん熱くなる。そこでガスが発生する可能性が高い。それが原因で出火する可能性が高いです」(以下略 2025年7月23日 テレ朝ニュース)


最近はハンディ型の扇風機が電車内で発火するなどの火災もニュースになりましたが、電動アシスト自転車のバッテリーによる火災も発生しているようです。リチウムイオンバッテリーは、衝撃や高温に弱いと言われていますが、屋外に駐輪されていれば自転車のバッテリーが高温になる可能性があります。

乗って走り出した途端に発火するなどもあり、注意が必要です。日本では自転車を室内保管する人は少ないと思われますが、バッテリーは持ち帰って充電するでしょう。何らかの原因で、最悪の場合寝ている間に発火する危険性もあるわけで、こちらも意識しておく必要がありそうです。


ベトナム人の男が電動自転車の“盗品”バッテリーを運搬か 1人逮捕も2人逃走 不審車から13個押収 警視庁



東京・立川署で目撃されたのは、眉間にしわを寄せて歩く短髪の男。盗まれた電動自転車のバッテリーを車に載せて運んだ疑いで逮捕された、ベトナム国籍のメ・ビン・クアン容疑者(26)です。

2025年3月、東京・府中市で警察官が不審な車を発見し職務質問したところ、乗っていた3人が車を放置し逃走。
そのうちの1人であるメ容疑者が近くで発見され、確保されました。

乗り捨てた車からは電動自転車のバッテリー13個や工具などが見つかったといいます。その後の捜査で、このうちの1つのバッテリーは鍵穴部分が壊されていて、盗難されたものだと判明したのです。

調べに対し、メ容疑者は「私は何もしていません。バッテリーのことはわかりません」と容疑を否認しているといいます。当時、メ容疑者と一緒にいた2人は現在も逃走中で、警視庁は3人がバッテリーを盗んだとみて調べています。(2025年7月23日 FNN)


電動アシスト自転車のバッテリー盗難は以前から問題となっていますが、単独犯が盗んでネットなどで売りさばくだけではなく、組織的な犯行も行われているようです。銅線などの窃盗もよく耳にしますが、実行する犯罪グループだけではなく、それを買い取る先も違法な犯罪者に経営されていることが犯行を助長しているようです。


道路に張られたロープで自転車が転倒 アルバイトの男を傷害罪などで起訴 大阪地検堺支部

ロープを設置今年5月、大阪府羽曳野市の路上にロープが張られ、自転車で通りかかった男子大学生が転倒して負傷した事件で、大阪地検堺支部は23日、ロープを設置した男を傷害などの罪で起訴しました。

 起訴状などによりますと、藤井寺市に住む松見優希被告(23)は5月下旬、羽曳野市の住宅街の道路にロープを張り、自転車で走行してきた男子大学生をひっかけて転倒させ、打撲などのケガさせた傷害などの罪に問われています。

現場は幅4.6メートルほどのアスファルトで舗装された道路で、ロープは道路を塞ぐように張られていました。付近の防犯カメラには、事件前、松見被告とみられる男が、人目をさけるように高さ70センチ程度の位置にロープを張る様子が映っていました。

 7月、警察は殺人未遂と往来妨害の疑いで松見被告を逮捕。警察の調べに対し松見被告は「私は通行人を死亡させる結果をきたすことがあるのを認識したというわけではありません。また、ロープを張って往来の妨害をした事実については黙秘します」などと話していました。(2025年7月24日 日テレニュース)


以前取り上げた路上にロープを張った男が傷害などの罪で起訴されています。死亡させる可能性を認識していなかったとしていますが、結果として死傷させても不思議ではありません。殺人未遂でもいいくらいでしょう。こういう愚かな行為をする犯人を出さないために、厳罰に処してほしいものです。


自転車が歩行者をひき逃げの疑い 52歳の女性が左足首を骨折 逃げたのは成人の女か 広島・横川駅前



21日未明、広島市西区の横川駅前の歩道で女性が自転車にはねられ骨折しました。自転車はその場から立ち去っていて警察はひき逃げの疑いで捜査しています。

警察や消防によりますと21日午前0時半ごろ、広島市西区の横川駅前にあるロータリーの歩道で52歳の女性が、自転車にはねられました。

自転車を運転していたのは成人の女とみられ、衝突後に歩行者の女性と会話をしたもののケガの処置をすることなくその場から立ち去ったということです。女性は左足首を骨折する重傷を負い病院に搬送されました。

現場はほぼ直線の歩道で、自転車と歩行者はすれ違う際に正面衝突したということです。当時、人通りは少なかったとみられています。警察はケガをした女性から話を聞くなどしてひき逃げの疑いで捜査しています。(2025年7月21日 FNN)


自転車で歩行者に怪我をさせ、そのまま立ち去った事件です。自転車であっても、これはひき逃げです。正面衝突しておいて、気づかなかったはずはありません。自転車であっても、歩行者に怪我をさせて立ち去れば、立派なひき逃げ犯になることを誰もが留意しておくべきでしょう。


“自転車飛び出し”で市バス急ブレーキ 乗客が転倒し重傷 警察が“ひき逃げ”の疑いで捜査 京都・上京区

急ブレーキ23日、京都市上京区で走行中の市営バスが急ブレーキをかけ、乗客1人が転倒し重傷です。自転車が急に前に飛び出したことが原因で、警察がひき逃げ事件として捜査しています。

きのう=23日午後6時15分ごろ、京都市上京区の市道・通称「丸太町通」を走行していた市営バスの前に突然、自転車が飛び出したため、運転手が急ブレーキをかけました。

バスには当時、約35人の乗客が乗っていましたが、急ブレーキにより立って乗車していた57歳の女性が転倒し、病院に運ばれましたが左肩を骨折する重傷です。

自転車はスポーツタイプのようなもので、乗っていたのは男性とみられますが、そのまま現場から立ち去ったということです。

自転車とバスは直接接触してはいないものの、現場の状況から警察はひき逃げ事件として、バスのドライブレコーダーや現場付近の防犯カメラの映像を調べるなどして、捜査しています。(2025年7月24日 FNN)


こちらは、自転車でバスの前に急に飛び出したことで、バスが急ブレーキをかけ、乗客が転倒し重傷を負いました。間接的ですが、これもひき逃げとして捜査されています。例え、故意に急ブレーキをかけさせたわけでなく、乗客の転倒に気づかなかったとしても、ひき逃げになることは覚悟しておくべきということになります。


【独自】「マジかって思いました」爆走“デンジャラス自転車”…信号無視で中指立て挑発する“60代”、クラクション無視でセンターライン上を走る通勤自転車

爆走信号無視のうえ挑発行動

高知市で9日午前8時過ぎに通勤中のドライバーが撮影したのは、我が物顔で飛び込んできた信号無視の自転車だった。交差点を横切る危険な行為に撮影者はとっさにクラクションを鳴らす。しかし、自転車の男は撮影者の方をチラ見すると、中指を立てるような仕草を見せた。また、自転車に乗っていたのは60代くらいの男性だったという。

撮影者:動きが慣れているというか、止まる気がまるでないような感じですよね。“我が道を行く”みたいな感じだった。

その後、自転車は車の間をぬうように交差点を斜めに横断し、ペダルをこぎ続けていたという。

センターライン上を綱渡り走行

一方、埼玉・朝霞市で14日午前8時過ぎ、こちらでも“我が道を行く”自転車がカメラに捉えられていた。

撮影者:デンジャラス通勤自転車ってところですかね。

爆走当初、自転車は撮影者の後ろから近づくと、左右を確認することなく道路の真ん中を走っていた。その際、自転車と両車線の車は、衝突寸前の距離だった。

撮影者:マジかって思いましたね。センターラインを踏んで綱渡りしている感じ。悪びれる様子もなかったですね。

自転車はクラクションを鳴らされても気にすることなく、強引に道路を横断したあと右に曲がり、姿を消した。

撮影者:いやそこまで急ぐのならもうちょっと早く家を出るとか、せめて左側を通行してください。(2025年7月26日 FNN)


近年は、自転車の傍若無人で無謀な走行が映像として残されることが増えています。呆れるような事例が全国で起きていることがわかります。当然ながら、法令を無視した上に、無謀な走行をしていれば、いつかは事故を起こす可能性は低くないでしょう。自身が死傷する可能性もあります。

自身だけでなくドライバーも過失割合を問われかねず迷惑な行為です。加えて、前のバスの記事のように急ブレーキなどで怪我をさせたり、焦ったクルマが歩行者にぶつかるなどの事例もありました。つまり、加害者として重い罪にも問われかねない行為であることと知るべきでしょう。


酒を飲み自転車を運転 異例、容疑で男逮捕 警官が声掛けると走り去ろうとして転倒

酒気帯び酒を飲んだ状態で自転車を運転したとして、兵庫県警が道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで同県尼崎市のとび職の男(27)を逮捕していたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。

昨年11月の同法改正に伴い、自転車の酒気帯び運転に罰則規定が設けられたが、逮捕は異例。

捜査関係者によると、男は6月23日午前2時半ごろ、同市上ノ島3の市道で酒を飲んだ状態で自転車を運転した疑い。

この約30分前、「路上に人がうずくまっている」と110番があり、駆けつけた署員が男に声をかけたところ、自転車に乗って走り去ろうとしたが、数十メートル走ったところで転倒したという。男の呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたが、「酒は飲んでいたが、運転したことは覚えていない」と容疑を否認しているという。

神戸地検尼崎支部は24日までに、同法違反罪で男を起訴した。(2025/7/25 神戸新聞)



三重県で初 自転車を酒気帯び運転の男性に“免停”の行政処分



今年2月、酒を飲んだ状態で自転車を運転したとして検挙された40代の男性が、三重県警から車の運転免許停止の行政処分を受けました。自転車の運転者に対する行政処分は、県内では初めてだということです。

行政処分を受けたのは伊勢市に住む40代の男性です。警察によりますと今年2月、男性が自転車を運転していたところ警察官から職務質問を受け、酒気帯び運転をしたとして検挙されました。三重県警は事案の重大性や危険性などから、23日付で、男性を6か月未満の運転免許停止の行政処分にしました。

去年11月に施行された改正道路交通法では、自転車の酒気帯び運転にも罰則が設けられています。自転車の運転者に対する行政処分は、県内では初めてだということです。(2025年7月24日 日テレニュース)


自転車での酒気帯び運転で検挙される例は、最近多く報道されていますが、二番目の事例ではクルマの免許停止になったようです。クルマの免許を持っていなければ停止にしようがないわけで、不公平にも思えますが、そもそも赤キップにあたる行為なわけで、処分されても文句は言えないでしょう。


交差点を右折の81歳男性の自転車と直進の車が衝突 自転車の男性が重傷 現場は信号機のある交差点

右直長野県伊那市の市道交差点で自転車と普通乗用車が衝突し、自転車の81歳の男性が重傷を負いました。事故があったのは、伊那市前原の市道の若宮団地交差点です。

警察によりますと、22日午後6時半頃、81歳男性が運転する自転車が交差点を右折しようとしたところ、直進してきた74歳女性が運転する普通乗用車と衝突しました。

この事故で男性が肋骨骨折などで重傷を負いました。女性にけがはありませんでした。現場は信号機のある交差点で、双方とも青信号でした。警察が事故の原因を調べています。(2025年7月23日 FNN)


クルマと自転車の、いわゆる右直事故のようです。あまり聞かないのは、多くの信号のある交差点で自転車は、二段階右折が義務付けられるからでしょう。右折レーンがあったとしても自転車は進入出来ません。詳細はわかりませんが、81歳の男性に、その交通ルールの認識がなかった可能性がありそうです。


自転車が歩道から車道に進入→直進していたタクシーと衝突 自転車を運転していた77歳の男性が意識不明の重体

歩道から車道23日午前、福岡県柳川市で歩道から車道に進入した自転車と直進していたタクシーが衝突し、自転車を運転していた77歳の男性が意識不明の重体となっています。

23日午前10時前、柳川市城南町で歩道から車道に進入した自転車と直進していたタクシーが衝突しました。

自転車に乗っていた77歳の男性はすぐに病院に運ばれましたが、全身を強く打ち、意識不明の重体ということです。

タクシー運転手の男性と女性客にけがはありませんでした。警察はタクシー運転手の男性に話を聞くなどして事故の原因を詳しく調べています。(2025年7月23日 TBS)


こちらは、自転車で歩道走行をしていた人が急に車道へ出たようです。おそらくよく見るような事例だったのではないでしょうか。しかも、後方確認をしないで出る人が少なくありません。自転車で走行していても、突然車道に出てくる人がいて、安全確認もしないので、危険で腹立たしい場合もあります。

クルマや後ろから来る自転車が避けてくれると思うのか、後ろを確認しないで車道に出る人の心理が信じられません。この事例がそれに当たるのかどうかはわかりませんが、その可能性はありそうです。ただ、これも自転車が事実上、車道でも歩道でも選び放題というところに遠因がありそうです。


天吊/自転車/バイクラック/リフト/自転車ラック/スタンド
天吊/自転車/バイクラック/リフト/自転車ラック/スタンド



◇ 日々の雑感 ◇

酷暑で自転車に乗るのも夕方にしていますが、それでも日差しが強く気温も高いので熱中症対策が重要ですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 デル株式会社


Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。



 楽天トラベル

 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)