August 03, 2025

自転車に乗る楽しさと出会う

夏休みはキャンプに行くという子どもも多いでしょう。


.
.
.
.
.
さまざまな場所でいろいろなタイプのキャンプが行われていると思います。大人になってからも思い出すような素敵な体験をする子どもも多いに違いありません。ただ、中には他の多くの子どもたちと違って、特別なニーズを持つ子供たちもいます。何らかの障害を持つ子ども達です。

子どもにとって、自転車に乗れるようになることは大きな節目となります。しかし、障害があるために、それを諦めている子供たちもいます。そうした子どもたちに自転車に乗れるようにする5日間のキャンプを提供している団体があります。アメリカ・インディアナ州を拠点に各地に展開する“iCan Shine”です。

iCan ShineiCan Shine

iCan ShineiCan Shine

このプログラム、その名も、“iCan Bike”といい、8歳以上の障害のある子どもが対象です。特殊なアダプティブバイクや補助輪付きの自転車を使うこともありますが、目指すのは普通の二輪の自転車に乗れるようになることです。専門のノウハウや機材を持ったスタッフに加えて一般のボランティアの人たちが手伝います。

アメリカでの最近の調査によれば、自閉症の人の80%以上、ダウン症の人の90%以上が二輪の自転車に乗れるようになることがないと言います。こうした困難に立ち向かう人たちをサポートしようというのが、非営利の慈善団体である“iCan Shine”の活動です。

iCan ShineiCan Shine

iCan ShineiCan Shine

2007年に設立され、これまで約3万人の障害のある人たちに、普通の二輪の自転車の乗り方を教えてきました。障害のある人たちが自立して自転車に乗れるまでサポートするキャンプを開催し、多くの子供たちが自転車に乗れるようになる、高い成功率を誇っています。

一人で乗れるようになるとは期待していない保護者がたくさんいます。自分で何年も挑戦してきたけれど乗れるようにならなかった子どももいます。すっかり怖がってしまい嫌がっている子どももいます。一人ひとり事情は違いますが、多くの子どもがプログラムを通じて一人で二輪に乗れるようになっているのです。( ↓ 動画参照)



iCan ShineiCan Shine

まるで奇跡のようだと驚く保護者は少なくありません。全く諦めていた自分の子どもが自転車に乗り、上達していくのが信じられないと話す親もいます。涙を流して喜び、このプログラムには、言葉では言い尽くせないほど感謝していると言う保護者もたくさんいます。

障害は一人ひとり違います。脳性麻痺で半身が弱く動きが制限されているとか、四肢の一部に欠損があるとか、ADHDや不安障害を抱えバランスがとれないとか、自閉症スペクトラム症で何年も乗れなくて苦労していたとか、協調運動障害があって自宅で乗り方を教えることすら困難とか、いろいろなケースがあります。( ↓ 動画参照)



iCan ShineiCan Shine

これまでペダルも踏めなかったとか、補助輪付きの自転車を漕ぐのもやっとだったとか、生まれつきの脳腫瘍のため、14年間努力してきたのに乗れなかったなど、まさか乗れるようになるとは親でも信じられない子供が、一人で乗れるようになっています。親たちが奇跡と言って喜ぶのもわかります。

そんな子供たちにとっても、人生で初めて自分で二輪の自転車に乗れるようになるのは素晴らしい体験です。特別な達成感や自己肯定感につながりますし、無理だったほかのことも、やれば出来ると自信をつけることにもなります。その後の人生にも大きな励みになることは間違いありません。( ↓ 動画参照)



iCan ShineiCan Shine

これまで乗れるようにならず、無理だと諦めていたのに、自分一人で乗れるようになったという体験は、さぞ特別なことでしょう。その喜びは私たちの想像を超えるものかも知れません。初めて自転車の楽しさを実感した経験は、生涯忘れ得ないものになるのではないでしょうか。

各地でのキャンプを企画するのは、それぞれの地区の非営利団体、地方自治体、各種支援団体、効果に感謝して自らも立ち上げる保護者グループなど、ホストと呼ばれる人たちです。プログラムを通して、参加者一人ひとりの人生が本当に変わるのを目にして感動し、主催した彼らも感謝しています。( ↓ 動画参照)



iCan ShineiCan Shine

専門スタッフを手伝うのは一般のボランティアの人たちです。一生懸命にサポートし、乗れるようになっていくのを見て誇らしく感じるとともに、素晴らしい体験が出来たことを喜び、彼らもまた深く感謝しています。いつまでも忘れられない思い出になった、また来年も来たいと話す人もいます。

このプログラムの高い成功率を見ると、さまざまな障害があっても適切に指導すれば乗れるようになる子どもは多いことがわかります。自分で練習するだけでは乗れるようにはならない子どもにも、適切なやり方があるわけです。そのことを保護者が知らないだけ、知らずに諦めているということなのでしょう。

iCan ShineiCan Shine

最近は好評の“iCan Bike”に加えて“iCan Swim”“iCan Dance”もスタートさせました。“iCan Shine”は、例え障害があっても適切な指導やそれを受ける機会、一人ひとりがそれぞれの能力を最大限に発揮できる環境を整えれば、それこそ誰もが輝けるということを実証しています。これは素晴らしい活動です。

初めて自転車に乗れた時の喜びなんて忘れてしまったという人もあるかも知れません。でも、ここでは自転車に乗れるようになるということが特別であり、本人だけでなく周囲の人たちも大きな喜びを感じています。今年の夏も多くの人が輝く体験をし、自転車に乗る楽しさを知ってもらいたいものです。





◇ 日々の雑感 ◇

トランプ大統領のロシアに対する制裁期限が8日に迫りますがロシアは無視、果たして制裁は効くのでしょうか。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 デル株式会社


Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。



 楽天トラベル

 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)