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自転車の歴史です。近年は新しい検証が進み、もう少し遡って定説を覆すものも出てきているようですが、今のところよく言われている説によれば、1817年にドイツのカール・フォン・ドライス男爵が発明したドライジーネが起源とされています。約200年ほどの歴史があることになります。
最初はクランクやペダル、チェーンもなく、地面を直接蹴って進む乗り物でしたが、いろいろな改良や発明を経て、今のような形に進化してきました。その発達の途中では、さまざまな試行錯誤が繰り返されてきたわけですが、それは今現在も続いています。
自転車は発達して成熟し、一つの形に集束したわけではありません。むしろ多くの種類が生み出され、分岐してタイプは増えました。汎用性の高いものもありますが、野山を走るならMTBが向いていますし、荷物を運ぶならカーゴバイクが便利というように、さまざまな種類へと分岐して、それぞれ進化しています。
道具は、ある程度の進化を遂げると変化しようがなくなる場合も多いと思いますが、自転車は未だに分化、進化を続けています。例えば電動アシストなどは最近の分化です。それでも飽き足らず新しいタイプを考えだそうとする人が世界中にいて、その意味で、他の道具と違うと言えるかも知れません。( ↓ 動画参照)
これまで生まれた新しいコンセプトの中には、発展せず廃れてしまったものも数多くあります。それでも、これだけ多くの種類が成立しているのも確かであり、常に新しいものを生み出すべく試行錯誤されています。これまでもたくさんのアイディアを取り上げてきましたが、今回もそのうちのいくつかを見てみたいと思います。
2人乗りというアイディアは当然出てくるでしょう。タンデムバイクです。ニーズは小さいながら今も製造されていますが、一定のコンセンサスがあります。つまり、サドルが前後に並び、縦に並んで乗るのが当たり前です。しかし、そこに疑問を持つ人は常にいました。





かなり昔から同様のことを考え、サドルを横に並べるタイプを考え、試作する人がいました。前後より左右に並んだほうが会話もしやすいですし、楽しいでしょう。ただ、欠点もいろいろあり普及はしていません。今も同様の
タンデムを試作し乗る人たちがいます。制作者はプロのMTBの選手です。スリルはありそうです。( ↓ 動画参照)
自転車による運動は、どうしても下半身に偏るのが不満というのも多くの人が考えることでしょう。実は全身の7割以上の筋肉を使っているとされますが、足と比べれば他の筋肉を使う割合が低いのも確かでしょう。そこで脚力以外を使って進む自転車というのも、多くの人が考えてきました。
これまでにもいろいろありましたが、ポーランドのスタートアップ企業、
Ensavid が開発した“
Shape-Me Bike”もその一つです。サドル部分が特殊で、身体全体で漕ぐような形です。前後の動きをタイヤの回転に変換する方式で、上腕二頭筋、広背筋、臀筋、上腕三頭筋、胸筋、腹筋などが鍛えられるとしています。( ↓ 動画参照)


たしかに、その名の通りシェイプアップしそうですし、足だけでなく全身運動に近いとは言えそうです。これはこれで距離を走るとキツそうな気がしないでもないですが、フィットネス目的や、通常の自転車ばかりでなく、たまには変化を楽しみたい人にはいいかも知れません。
同じ、Ensavid 社が開発した“
2 FORM BIKE”もユニークです。リカンベントと普通の自転車のハイブリッド、両方を切り替えて使えるという自転車です。リカンベントは、あまりポピュラーとは言えませんが、通常のアップライトな自転車にはない特徴があります。
空気抵抗が小さくなり、ペダルを踏む力が大きくなる点で優れているため、普通のロードバイクよりスピードが出るとされています。レースで禁止されている所以です。疲れにくいとも言われますが、視界が悪かったり、他者からの被視認性に難があり、上り坂に弱いといった弱点もあります。
この“2 FORM BIKE”なら、必要に応じて両方を切り替えて使えるため、両者のいいとこどりが出来ます。単にライディングポジションを変えるというより、フレーム自体をトランスフォームさせるような設計になっており、なかなかユニークな機構と言えるのではないでしょうか。( ↓ 動画参照)
普通の2輪ではなく、3輪や4輪の自転車を考える人もいます。トライクやクアドラサイクルです。これも多くの種類が考案されており、実際に市販されているものもあります。しかし、もっと違うスタイルのものが出来ないものかと考える人もいます。
インドに
4輪のマウンテンバイクを制作した人がいます。誰でも常識的に考えるならば、4輪は前後2輪ずつですが、これはなんと前輪が3つになっています。目立つこと以外のメリットが今一つわかりませんが、なるほど奇抜な発想なのは間違いありません。
今は当たり前となっている自転車の種類も、最初に考案された時には周囲から笑われたり、理解されなかったものも少なくないようです。もちろん、こうした新しいタイプがたくさん考案される一方で、ほとんどが消えていく運命なのも間違いないでしょう。今までにも、そのような試行錯誤は無数にありました。
しかし、自転車が誕生から2世紀たっても改良が進み、新機軸が提案され、進化し続け、新しい用途や便利さを生んでいるのも事実です。そこには、人とは違うことを考える、世界中のたくさんのマニアックな自転車乗りの懲りない挑戦、試行錯誤、そして新しいものを生み出したいという情熱があると言えそうです。
◇ 日々の雑感 ◇
どう見てもプーチン大統領には停戦するメリットが乏しくトランプ大統領は時間稼ぎに利用されるだけに見えます。
Posted by cycleroad at 13:00│
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