September 20, 2025

定番を置き換えていく新製品

スマートフォンの次は何になるのでしょうか。


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スマホの登場は、それまでの従来型の携帯電話などを置き換え、パソコン並みの機能を持つ携帯型情報端末として、市場に大きなインパクトを与えました。人々の生活様式を変えたと言っても過言ではないでしょう。革命的な影響を及ぼしたとも言われています。

一方で、そろそろスマホではなく、スマホの次に来る画期的な製品が登場するのではないかとの期待があります。どんなものになるかという予想もいろいろあるようです。一般的にはメガネ型のスマートグラス、指輪型端末、あるいは、もっと違ったウェアラブル端末が登場するのではないかなどと推測されています。

RAY-BAN META

RAY-BAN META


そんな中、Facebook や、Instagram などを展開する Meta、アメリカのメタ・プラットフォームズが、新しいAIスマートグラスを発表しました。“Meta Ray-Ban Display”、スクリーンを搭載した初のスマートグラスで、メタ社の人工知能(AI)サービスが利用できるそうです。



右側のレンズにスクリーンを搭載し、テキストメッセージやビデオ通話画面、地図でのナビゲーションなども表示できるとあります。まだ発表されたばかりなので、今後反響が広がるのかも知れませんが、今のところはスマホを置き換える革新的な製品とまでは見られていないようです。( ↓ 従来の他社製品の例)

VITURE Pro
XREAL One Pro


私はITの専門家ではありませんし、このようなガジェットのフリークでもありません。まだ使ったこともないので評価することは出来ません。ただ、これまでにもスマートグラスは数多く製品化されていますし、それらと比べてどのように違い、どう便利なのか、いまいちピンと来ないのが正直なところです。



製品は“Meta Display”でも良さそうですが、“Meta Ray-Ban Display”です。「レイバン」ブランドで同社のメガネの利用者にもアピールする意図のようです。こちらが話題ですが、実はもう一種、アスリート向けの「オークリー」ブランドの“Oakley Meta Vanguard”も発表しています。

Oakley MetaOakley Meta

アスリート向けで、当然サイクリストも含まれます。走行中に音声で操作でき、情報をメガネの中に表示させることが出来ます。速度とか心拍数、ケイデンスなどを尋ねると、サングラスが答えてくれるわけです。ただ、こちらも以前から同様のアスリート向けスマートグラスは製品化されていました。



例えば、“CYBERSIGHT” は、“1st Sports Glasses with Real-Time Safety System”とアピールしています。サイクルコンピューターやスマートウォッチ、テールランプに内蔵のレーダー、心拍数を測るハートレートモニターなどと連携して必要な情報を取得し表示させることが出来ます。

CYBERSIGHTCYBERSIGHT

レーダーと連携して後方から車両が接近した際のアラート表示や、ルートのナビゲーションなども可能です。走行中に必要となる機能は限られていますし、いろいろなことが出来ると、かえって煩わしい場合もあるでしょう。こちらと、“Oakley Meta Vanguard”との違いは、好き好きのような気もします。





別にメタ社の製品にケチをつけたいわけではありません。ただ、以前のガラケーとスマホの違いのような、大きな差、決定的な違いがあるのかには疑問も感じます。知名度もありますし、スマートグラス市場で大きなシェアを獲得するかも知れませんが、他と一線を画す画期的な新しいカテゴリーの製品のようには思えません。

RAY-BAN META
RAY-BAN META


スマートグラスがスマホを置き換える製品となっていくのかはわかりません。今後の進化によって、画期的と思えるような機能が実現することも考えられます。候補だとは思いますが、スマホの次として人々の生活様式を変えるものとなっていくのかは、少なくとも現時点では不明です。



一方で、サイクリスト向けのスマートグラスは一定のメリットがあります。これまでのハンドルに取り付けて使うようなサイクルコンピューターのディスプレイを置き換えるとしたら、それなりにアドバンテージがあります。すなわち、走行中に手元に視線を落とす必要がないため、より安全性が高くなります。



前方を注視したまま、視界の端に表示される必要な情報を確認できれば便利です。こちらも使ったことがないので確かなことは言えませんが、慣れれば快適かも知れません。その意味で、サイクルコンピューターのディスプレイを置き換えるような商品となってもおかしくはなさそうです。

スマホの次がスマートグラスになるのかどうかはわかりません。もっと予想の斜め上を行くような製品が登場しないとも限りません。ただ、スマートグラスが自転車用品としての安全性の高い新しいディスプレイとして普及し、置き換わっていく可能性はありそうです。





◇ 日々の雑感 ◇

供給超過の見通しなのに新米の集荷競争過熱でコメ販売価格は再上昇、焦って買わないのが肝心のようです。

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