.
.
.
.
.
二十四節気の寒露の末候、「蟋蟀在戸 (きりぎりすとにあり)」、戸口で秋の虫が鳴き始める頃とされている時期です。 さて、そんな時期ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、気になったものをいくつかピックアップしてみたいと思います。
「恐怖よみがえる」自転車と接触し転倒させた車が走り去るひき逃げの瞬間…大事故の可能性も 直前には“おかしな様子”東京・八王子市
東京・八王子市の車通りが多い道路で、車が自転車に接触。自転車はその衝撃で倒れてしまいますが、車はそのまま走り去っていきました。ひき逃げの瞬間です。被害に遭った女性は当時、何が起きたか分からなかったといいます。
被害者:その時は分からなかったんですけど、なんか後ろから衝撃を受けて、自転車ごとバーッと吹っ飛んだというか転んでしまって、前かごの荷物がバーッと散ったので、その瞬間“事故かな”と思った。
すぐ目の前にはガードレールがありましたが、女性はその直前で倒れたため、擦り傷や打撲といった軽傷で済んだといいます。しかし接触したタイミングが遅かった場合、大事故になっていた可能性もあります。ひき逃げした車の後ろを走っていた運転手は、事故直前の運転におかしな点があったと話します。
後ろを走っていた運転手:「左にずいぶん寄って走ってるな」とは思いました。映像でも、何でもないときにもかなり左に寄ってますよね。
事故の10秒ほど前にはセンターライン付近を走っていましたが、徐々に左へ。事故を起こした後には、数メートル先でブレーキランプが点灯しますが、車が戻ってくることはなく、この先のコンビニに入っていったということです。被害者の女性は強い憤りを感じています。
被害者:すごく悪質ですよね。恐怖が蘇るというんですかね。もっと大きな事故になりかねないし、人に当たったのに逃げるような人は、やっぱり車に乗る資格がないと思います。
警視庁は、逃げた運転手の行方を追っています。(2025年10月15日 FNN)
動画で見る限り、わざと幅寄せしたのではないかと疑われる挙動でしょう。実際に、悪意を持ってわざと幅寄せするようなドライバーはいます。面白半分なのか、邪魔とか目障りと思っての腹いせなのか、非常に悪質で危険な行為なのは間違いありません。
おそらく、幅寄せしただけ、仮に軽く接触したとしても罪には問われない、あるいはシラを切り通せると思っているのでしょう。そのまま走行すれば検挙されることもないとタカをくくっているに違いありません。このように後続車のドラレコにナンバーも映った画像がある場合、ぜひ警察は検挙して抑止につなげてほしいものです。
ロードバイクで転倒 原因は道路の穴
秋晴れに恵まれた10月の週末、30代の会社員男性が趣味のロードバイクで走行中、国道の穴に前輪がはまって転倒した。96万円の愛車は壊れ、自身も骨折のリハビリに半年以上を費やした。
道路を管理する県は「安全運転していれば事故は起きなかった」と5割の過失相殺を主張。不信感を募らせた男性が起こした訴訟は、道路管理のお粗末な現状を浮かび上がらせた。(中略)
一方で、事故が起きたのは晴天の昼間で、穴の周りに亀裂が多数あった点を踏まえれば「(男性は)速度を落とすなどして注意して走行すべきだった」とも言及。
過失割合を県7割、男性3割とし、県に201万円の賠償を命じた。双方が控訴したが、東京高裁は8月「道路管理に瑕疵があった」と判断を維持し、確定した。(以下略 2025年10月10日 日経新聞)
ロードバイクで転倒して、県を相手取って訴訟を起こした事例が報じられていました。訴訟の内容はそれぞれで、判決もケースバイケースだとは思いますが、少なくとも道路管理者の瑕疵が疑われる場合、訴訟で損害賠償を求めれば、認められる場合もあることは知っておいてもいいでしょう。
信号無視の自転車がひき逃げ、「発生の瞬間」がカメラにバッチリ映っているのに3年経っても検挙されないのはなぜか
2022年10月18日午後3時半頃、JR池袋駅からほど近い南池袋3丁目の横断歩道で、赤信号無視の自転車が歩行者をはねる事故が発生した。自転車を運転していた若い男は、倒れていた女性を救護せずにそのまま逃走。3年経った今も逮捕には至っていない。
事故の一部始終は防犯カメラに記録され、複数のメディアで公開されたが、なぜ、捜査は進展しないのか……。事故後、一切救済を受けられずに放置される被害者の苦悩を、ノンフィクション作家の柳原三佳氏が聞いた。
「ごめんなさい」で済む話ではない
「信号無視の自転車にひき逃げされてから、早くも3年が経過しました。事故の瞬間映像はビルの防犯カメラに記録されており、逃走する犯人の姿は都営バスのドライブレコーダーにも映っていました。それだけに、犯人はすぐに逮捕されるはずと高を括っていたんですが……。
犯人は自転車だったのできっと近くにいたはずです。あれだけの情報がありながら、なぜこんなに長い間、逮捕に至らないのか。悔しくてなりません」(以下略 2025.10.17 JBpress)
こちらは発生時にも取り上げましたが、歩行者が自転車にひき逃げさけた事例です。クルマの場合と違って、自転車だと犯人が見つからないことが多いのが実際のようです。映像が残っていても捜査が難しい面もあるのでしょう。もちろん、だからと言ってその場から立ち去っていいはずがありません。
横断歩道で赤信号でも無視して突っ切る自転車を見ることは少なくありません。この事例ではまだ検挙されていませんが、当然検挙される場合もあります。その場合は重い罪と賠償責任を負うことになるでしょう。少なくとも赤信号で横断歩道の歩行者の間をすり抜けるような人は、今後は青キップの可能性があります。
「何でどけないの。どけよ」自転車に乗った10代女性の顔を、すれ違いざまに殴って逃げる…会社員の男(54)を逮捕 「手が出て当たっただけ」と否認
自転車に乗った女性を、すれ違いざまに殴ってけがをさせたとして、会社員の男が10日、出雲警察署に逮捕されました。傷害の容疑で逮捕されたのは、島根県出雲市の会社員の男(54)です。
出雲警察署によりますと、男は10月9日午後5時43分頃、出雲市の歩道で、友人と自転車に乗っていた市内の10代の女性の顔を、すれ違いざまに左手で殴り、女性の顔やひざなどに全治約1週間のけがを負わせた疑いが持たれています。
男は殴った後、女性に対して「何でどけないの。どけよ」と言って逃げて行ったということです。女性と友人は通行人に助けを求め、通行人が警察に110番通報しました。駆け付けた警察官が防犯カメラなどを捜査し、男の犯行と特定できたとして10日逮捕しました。
調べに対し男は「自転車を避けるために手が出て当たってしまっただけ」と容疑を否認しているということです。警察は、事件の経緯や動機などについて、詳しい調べを進めています。(2025年10月11日 TBS)
すれ違いざまに女性の顔を殴って逃げるとは卑劣な行為としか言いようがありません。言語道断です。ただ、詳しい状況はわかりませんが、理由もなく殴らないとしたら、もしかすると、歩道上を走ってきた自転車に腹を立てた可能性があります。友人と乗っていたとありますので、並走していた可能性もあります。
もちろん、殴れば傷害罪であり、許されるものではありません。女性も殴られるとは思っていなかったでしょう。しかし、当たり前と思って歩道上を傍若無人に走っていたとしたら、歩行者にとっては危険で腹立たしく感じる行為だった可能性があります。今後青キップ導入に向けて気をつけるべきかも知れません。
自転車で飲酒運転の男性教諭を懲戒免職、千葉県教委…昨年11月の改正道交法施行で厳罰化
自転車酒気帯び運転の疑いで赤切符の下関市職員(50代) 停職1か月の懲戒処分 山口・下関
夜通しで飲酒運転を取り締まり 10日間で11人を摘発 このうち5人が自転車 山梨
相変わらず、自転車での酒気帯び、飲酒の検挙やそれによる懲戒処分、懲戒免職がニュースになっています。もはや珍しくもないですが、停職や懲戒免職は重い事実でしょう。後悔しても後の祭りです。捕まらないと思ってやっている人もいると思いますが、次は自分という可能性をよく考えてみるべきでしょう。
自転車、こんな運転は「取り締まりの対象」に。来年4月から「青切符」導入、歩道などで“してはいけない”運転とは?
自転車への「青切符」導入は2026年4月から 同時にクルマに追加される新ルールとは?
車道の左寄りに自転車マークがあるけど……ここってクルマが入ったら違反? 最近グンと増えた自転車通行帯の扱い
【クイズ】自転車で歩道を通行?「取り締まり」の対象になる?2026年4月に“青切符”導入、ルールを確認しよう
「来年から自転車もう乗れない!?」“青切符”導入にSNS騒然 「歩道もダメ?」「イヤホンも罰金」広がる戸惑い
自転車レーンは「路駐」だらけ! あと半年で車道走行義務化、罰則だけが先行する危険な道路事情とは

来年の青キップ導入があと半年と迫り、それを扱った記事が目立っています。自転車の交通ルールなんてよく知らない、気にしたこともない人は多いと思います。
その啓発という点で有意義だとは思いますが、交通ルールを気にしていない人が、こうした記事を読むことも期待できないような気がします。
来年春の自転車「青切符」導入 取り締まり強化で赤切符も増える? 人手不足の検察苦慮
【県警】「自転車安全対策部隊」が始動 「ながら運転」1万2000円 「傘さし」5000円 青切符導入まで半年
自転車の交通違反「青切符」来春導入へ…県警が経験豊富な警察官を「自転車マイスター」に指定【香川】
青キップ導入に向けて、警察も準備を進めています。自転車への青キップは全く新しい制度で未知の部分があります。取締りが始まれば、いろいろと混乱やトラブルの発生も予想されます。効果的で事故の抑止効果の高い、それでいて市民の納得も得られるような取締りをお願いしたいものです。
水素自転車を一般向け貸し出し 敦賀市とトヨタ紡織がシェアサービス実験
水素自転車の走行実証開始 浪江町、業務に活用しデータ収集
水素を活用したまちづくりを進める福島県浪江町は14日、水素燃料で発電した電気を使う電動アシスト自転車「水素自転車」の走行実証を始めた。11月23日まで約1カ月間、町職員が業務に活用し、身近な環境での水素利活用を目指して走行性能などを確かめる。
トヨタ紡織(愛知県)の協力で、同社が開発している水素燃料電池と発電システムを搭載した水素自転車を活用する。満タンで水素約200リットルが入るタンクを装着することで約100キロ走行できるという。水素の利活用で町と連携協定を結ぶ住友商事(東京都)も協力し、走行実証で得られた走行データや性能を踏まえ、社会実装に向けた検討を進める。
実証期間中、町には水素自転車3台が貸与される。14日は町職員が乗り心地を確かめた。町新エネルギー推進係の藤坂浩暉さんは「パワーがあり、スイスイ走った。町の中で水素が当たり前に使われる未来を目指していきたい」と話した。
11月22、23の両日に町内で開かれる「なみえ水素まつり」では、一般来場者向けの試乗会も開催する予定。(2025/10/15 福島民友)
トヨタ紡織の開発する水素燃料電池と発電システムを搭載した自転車の実証実験が福井県や福島県で行われているようです。FCV、燃料電池のクルマの普及も進んでいませんし、直接水素をタンクに注入するタイプのアシスト自転車の普及は、水素ステーションの設置も進まない中、かなりハードルが高そうです。
ただ、エタノールを使うなど、もう少し手軽なものなら違うかも知れません。かなり前から水素を使う電動アシスト自転車は開発されていましたが、あまり話題になりませんでした。今あるバッテリータイプの優位性が高かったからでしょう。しかし、リチウムイオン電池による火災が問題になり始める中、少しは変わってくるかも知れません。
◇ 日々の雑感 ◇
どうやら自民と維新の連立が成立して、3か月の政治空白もようやく解消、日本初の女性総理が誕生しそうです。
Posted by cycleroad at 13:00│
Comments(0)