November 16, 2025

規則だけでなく常識も見直す

今年の秋は例年より短くなっているようです。


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つい先日まで暑い暑いと言っていた気がしますが、気がつけば朝晩は特に肌寒さを感じることも増えてきました。はや秋は過ぎようとしており、冬の訪れが迫っています。さて、そんな時期ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中からいくつかピックアップしてみたいと思います。


危険!自動車専用のトンネルを“自転車で”駆け抜ける外国人たち 開通したばかりの熊本西環状道路で「通行禁止」の標識読めず?

外国人10月に延伸・開通したばかりの熊本市の自動車専用道路「熊本西環状道路」で、事故につながりかねない危険な行為が確認されました。熊本市が対策も検討しています。

撮影された動画に映っていたのは

画面左に自転車が1台、2台・・・さらにその先に自転車が2台。西環状道路にあるトンネル内で、自転車4台が道路左側の避難通路を走る姿が確認されました。(中略)「本来、自転車がいるはずではないところです」暗い上に避難通路も狭く、自転車で走るには危険な場所です。

撮影者「車道側に こけてきたらどうしようと思って。対面通行になっているから避けられないし」

時速70キロ近い車が行き交う自動車専用道路を自転車で走る危険な行為。一体、彼らはどこから西環状道路に入ったのか。道路を管理する熊本市に聞きました。

監視カメラを見ると?

熊本市北区土木センター維持課 永田隆一課長「花園インターから入って貢トンネルを通り、和泉インターで降りたと認識している」

外国人熊本市によりますと、西環状道路には4台の監視カメラがあり、トンネル手前のカメラには4人が映っていたものの、和泉インターから先のカメラには映っていなかったということです。当日、目撃者から市に通報があり、駆け付けた警察が4人を注意したということですが…。

記者「西環状道路の入口には、この先、自転車は通行できないことを示す看板が設置されています」

今回の4人は外国人で「通行禁止」を示す標識の意味が分からなかった可能性もあるみられています。

熊本市北区土木センター維持課 永田隆一課長「看板の追加や対策を検討しなければならない。重大な事故につながる可能性があるので、自転車や徒歩などでの進入は絶対にやめてほしい」(2025年11月12日 RKK)


クルマの専用道路を自転車が走行しているのを目撃というのは時折聞きますが、首都高など誤侵入しやすい都市高速だけではないようです。熊本西環状道路でも目撃されました。今回の事例は、外国人によるものだったようですが、最近のインバウンドの増加で、このような事件は各地で起きる可能性があります。

日本の道路標示の意味を理解せずレンタカーを運転し、事故を起こす外国人が増えていると言いますが、自転車を借りて乗る人も増えているのでしょう。たしかに写真では日本語が読めなければ誤侵入もありえそうです。今後はこのような部分にもインバウンド対策が必要になってくるのかも知れません。


自転車青切符導入前運転免許を持っていてもわからない!? 自転車青切符導入前に学んでおきたい「難解な違反」

自転車ながら運転、10月末まで指導警告90件

あなたは大丈夫?自転車で交通違反を犯さないために 2026年4月からは危険な運転に”青切符”を導入

自転車の交通違反 「青切符制度」導入へ啓発活動<仙台市>

もういい加減にして! そろそろ自転車にも免許が必要!? 青切符導入でクルマの運転免許に傷が付くってほんと?


相変わらず、来春の自転車の青キップ制度導入に向けた解説記事が目につきます。私は、「青キップ」も候補になっておかしくない気がしますが、2025年新語・流行語大賞候補の30語には入っていません。それだけ一般には認知されておらず、関心も低いということなのでしょう。


酒気帯び自転車の酒気帯び運転で87人摘発 罰則強化から1年 大分

自転車酒気帯び16人摘発 罰則化1年で県警(富山)

自転車の酒気帯び・ながら運転 宮城県で計401人摘発 罰則新設の道交法施行1年

自転車の酒気帯び運転で拘禁刑4カ月の実刑判決 仙台地裁 自転車酒気帯び運転での実刑判決は宮城県初

岡谷市職員を自転車の酒気帯び運転で停職1カ月(長野)

自転車酒気帯び 摘発42件(島根)

「警察に見つからなければばれないだろうと思って・・・」酒を飲んで自転車を運転か 60歳無職の男を現行犯逮捕


こちらも相変わらず、酒気帯び運転の記事が多くなっています。宮城県では、自転車の酒気帯びで、執行猶予のつかない実刑判決まで出ています。まだまだ軽い気持ちで違反する人は多いと思われますが、拘禁刑で刑務所に入らなければならないというリスクがあることになります。

忘年会や新年会など、飲酒する機会の増える時期です。今後も摘発件数は増えていきそうです。公務員や公的な機関、組織等の職員を中心に、停職などの懲罰を受ける事例も見受けられます。社会的な制裁も含め、生活が一変する人もあるでしょう。摘発されてからでは遅いので、今すぐ考え直すべきだと思います。


自転車の危険な運転を許さない!古都・京都の安全守るため奮闘"サイクルポリス"に密着 無灯火や一時停止無視...ひっきりなしに行われる交通違反「事故を起こす人、巻き込まれる人が1人でも減ったら」と目を光らせる

自転車の交通違反に”青切符”2026年度から 仙台・太白区で周知キャンペーン



厳罰化から1年 自転車の“飲酒運転”の検挙数87件「ながらスマホ」は指導や警告782件 大分




各地で啓発活動や取締りも強化されているようです。あまりチェックする人はいないと思いますが、各警察署は日々の重点取締り予定を公表しています。最近交通取り締まりのほとんどが自転車関係という署もあります。自転車の違反の検挙や指導警告が強化されているのは間違いないでしょう。意識したほうがよさそうです。


子どもに自転車保険、ちゃんとかけてる?112万5千人による大規模アンケートの結果を公開します!

自転車保険買い物や通勤に自転車を使っている方は少なくありません。「子どもが遊びに行くときはいつも自転車に乗っている」という家庭も多いのではないでしょうか。

では、あなたは、そしてお子さんは自転車の交通ルールをきちんと理解していますか? ちゃんと自転車保険に入っていますか? 

ニッセイが行った「交通安全に関するアンケート」の結果をもとに、自転車の安全をめぐる傾向をレポートします!(以下略 2025.11.11 レタスクラブ)


長い記事なので、興味のある方はリンク先を確認していただくとして、自転車の利用者割合や保険の加入状況は都道府県ごとに違うものの、子供のいる世帯で自転車保険の加入率が高い傾向があるようです。子供が加害者になる事故の賠償責任も意識されているのでしょう。


「チャリだからいいでしょ?」はもう通用しない…自転車に青切符が導入される“本当の理由”とは

信号無視は6000円、2人乗りは3000円、逆走や歩道走行6000円、ながらスマホ1万2000円……来年4月1日から、自転車の交通違反に反則金が科される※。

自転車に青切符身近な乗り物「自転車」のルールが大きく変わることになるが、現状の交通状況を鑑みると「本当にそんなことが可能なのか?」と疑問に、あるいは困惑している人も多いのではないだろうか。何がどう変わるのか?何のための改正なのか?全国の交通行政を統括する、警察庁交通局交通企画課への取材を敢行した。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)※反則金の金額については、現在最終調整中とのこと

● 2026年4月から、自転車の違反も反則金が取られることに

来年4月から、道路交通法が改正されて、自転車にも青切符制度が導入される。「これからチャリの取り締まりが少し厳しくなるらしい」程度に思っている方は要注意だ。ながらスマホ、傘差し、逆走、一時停止無視、信号無視、等々。「チャリだから良いでしょ?」はもはや通用しなくなる。

違反をして警察官に止められた場合、数千?1万円超程度の反則金を支払わなくてはならなくなる。これまでは赤切符で検挙されていた違反が、青切符導入により「現場で簡易に処理されやすく」なるのだ。交通事故の原因となるような「悪質・危険な違反」であれば、いままで運よく注意や警告程度で済んでいた行為が、来春からは“キッチリ処分される”可能性が高くなる。

ご存じかどうか。交通事故の発生件数は年々減少している。その一方で「自転車が関わる事故」の数はここ数年大きくは減っていない。交通事故に占める自転車事故の割合はむしろ増加しているのだ。

● なぜ自転車事故が増えているのか?

背景には複数の要因がある。まず自転車利用者そのものの増加がある。コロナで公共交通機関の利用を避けた人が、通勤、通学、買い物など日常の足として自転車を使うようになった。特に都市部ではコロナ後も“脱・電車通勤”が定着した。便利ですからね、自転車は。朝夕の渋滞時にはクルマよりも早いこともあるし。

ところが利用が増えても、ルールとマナーの浸透が追いついていない。歩行者感覚のまま乗っている人がほとんどだろう。

高齢者や子どもなど、幅広い層の利用拡大も見逃せない。年を取ればどうしても、とっさの時の反応は鈍くなる。子どもは小さくて周りを見わたせないし、こちらの予想しない素早い動きをする。さらにLUUPなどの“新モビリティ”も登場し、新たなリスクを生みつつある。

こうした状況を受け、来年4月から導入されるのが自転車の青切符制度だ。今までは大抵が口頭で注意を受ける程度で、特に悪質で危険な違反だけは刑事処分(いわゆる赤切符)の対象だったが、これからは軽微な違反については反則金で処理できるようになる。自転車の交通違反で検挙された後の手続きが大きく変わることになるのだ。

何がどう変わるのか?全国の交通行政を統括する警察庁交通局交通企画課の池田雄一警視に直接話を聞いた。池田警視は道路交通法の改正を所管し、制度設計の中枢に立つ人物である。(中略)

自転車に青切符

そもそもなぜ今、このタイミングで導入されることになったのでしょう?

池:背景には、交通事故全体は減っているのに、自転車が関わる事故だけが減っていないという現状があります。昭和40年代、年間の交通事故死者数が約1万7000人となり、「交通戦争」とまで言われる時代がありました。その後クルマの安全性能向上や道路環境の整備などで大きく減少し、今では当時の10分の1程度にまで死亡事故は減っています。

F:年間1万7000人という数字もすごいですが、それが10分の1にまで減ったのもすごい。

● 「刑事手続き」から「反則金」へ

池:ところがその一方で、自転車が関係する事故の割合はむしろ上昇傾向にあります。

ルールを守らずに走る人が多いこと、ながらスマホや酒気帯び運転といった危険行為が増えていること、そして高齢者や子どもなど幅広い層が自転車を利用していること。そうしたさまざまな要因が重なっています。警察としても、これまで悪質なケースは検挙を行ってきましたが、実効性のある措置が取りにくかった。

これまでは自転車には「青切符」の制度がなく、違反を認定しても刑事手続き(いわゆる赤切符)にしかできなかったんです。つまり、手続きの負担が重く、現場の警察官も踏み込みにくかった。

F:そうですよね。「ちょっとあなた、ダメだよ?、信号守んなきゃ」と注意される程度でしたよね。正直な話、今まではゴメンで済んでいた。

池:そこで、法で定める反則行為に対して反則金で処理できる制度を整えようということで、今回の改正に至りました。ヤマグチさんの言う通り、禁止はされているけれども「注意で済む」ケースが常態化してしまっていたんですね。ところが、そうした積み重ねが、重大な事故を引き起こすことが少なくないんです。特に交差点でのアカムシや逆走は、自転車事故の大きな要因になっています。

一同:アカムシ!

池:や、失礼。警察官の符丁で、赤信号無視のことを「アカムシ」と呼んでいます(笑)。

● 自転車ユーザーは、交通違反をしている意識がない

自転車青切符池:信号無視は歩行者やクルマの進行を妨げ、接触や転倒につながる非常に危険な違反です。こんな略語になるくらい頻繁に発生する違反だということです。問題は多くの方が「これくらいなら良いだろう」と思っていて、自分が交通違反をしているという意識が薄いことなんです。

F:そうですよね。歩行者と一緒だろ、という意識です。

池:自転車は免許が不要ですから、交通ルールを体系的に学ぶ機会がありません。だから事故を起こして初めて「違反だったのか」と気づく人も少なくない。警察としても、こうした「無自覚な違反」にどう向き合うかが長年の課題でした。

そこで今回の青切符制度によって、より現実的に対応できる仕組みを整えた、という訳です。罰することが目的ではありません。警察としては、「指導警告」が原則ということに変わりはありませんが、「悪質・危険な違反」は検挙の対象として扱われるという事実を通じて自覚を促す。反則金という違反処理を受けるという事実を通じて、自転車利用者一人ひとりがルールを再確認する。それが事故防止と安全意識の向上につながると考えています。

F:「無自覚な違反」まさにその通り。当面は捕まっても「なんでオレが?」「運が悪かった」という気持ちの方が先に立ってしまうかもしれませんね。

池:おっしゃるとおりで、最初から意識が大きく変わるわけではないと思います。反則金という形で正式に違反処理され得ることで、「これは本当に法律で禁止されていることなんだ」とより実感していただけるようになるのだと思います。注意や警告だけでは一時的な反省で終わってしまいがちです。正式な手続きになり得ることで、意識の持ち方が変わってくれるのだと思います。警察としても、これまで通り教育や啓発活動を続けていきます。

その上で悪質で危険な違反にはキチンと対応し、必要に応じて反則処理を行っていきます。この制度をきっかけに、自転車の利用者一人ひとりが交通ルールを再確認し、結果として事故が減っていくことを期待しています。

ここはご理解いただきたいのですが。警察として「取り締まりを強化するための制度」ではないという事です。ルールを守ることが当たり前になる社会をつくる。そのために仕組みを整えた、というのが本来の趣旨なんです。皆さん信号を守りましょうね。ながらスマホも逆走も危険です。ダメ、絶対。(2025年11月10日 ダイヤモンド)


青キップ導入に向けた警察の事情を解説する記事が載っていました。指導や警告だけでは取締りの実効性が伴わないのはその通りでしょう。青キップを導入することで、法律を遵守するという当たり前の意識を持ってもらい、交通ルールを守ってもらうきっかけにしたいようです。

たしかに、これまでいくら注意しても交通ルールが守られず、混沌として危険な状態だったのは間違いありません。いつまで経っても秩序が確立せず、事故も多い状況に一段踏み込んだのでしょう。願わくば、この制度が効果を発揮し、危険な違反が常態化している状況が改善していってほしいものです。

違反をして検挙されるのは当人の勝手ですが、違法な走行は他の自転車や歩行者にとっても危険で迷惑です。欧米の都市などへ行くと、いかに日本の自転車の走行秩序が混沌としているか実感します。市民が最低限のルールを守り、一定の秩序が確立されないと事故も減らず、日常のリスクが大きすぎるのは確かです。


「特定原付」「原付バイク」「電動アシスト自転車」交通ルールどう違う?

特定原付特定小型原動機付き自転車「特定原付」。名前に自転車とついていますが、分類としては「原付」にあたり、漕こがずに電気で動く新しい乗りものです。どんな乗り物なのか、交通ルールはどう適用されるのでしょうか。

特定小型原動機付自転車とは

警視庁によると次の基準をすべて満たすものが「特定原付」

・車体が長さ190センチメートル以下、幅60センチメートル以下
・原動機は出力0.6キロワット以下の電動機
・時速20キロメートルを超えない
・走行中に最高速度の設定変更ができない
・オートマチック・トランスミッション機構
・最高速度表示灯
・道路運送車両法上の保安基準に適合
・自賠責保険の契約
・ナンバープレートの取り付け

特定原付「特定原付」「原付バイク」「電動アシスト自転車」の交通ルールの違いは?

まず、運転できる年齢は特定原付と原付バイクが16歳以上、電動アシスト自転車は制限なしとなっています。ただし、運転免許は特定原付が「不要」原付バイクは「必要」となっていてここが大きな違いです。

また保険については、特定原付と原付バイクが自賠責保険への加入が必要で、合わせてナンバープレートも取得しなければなりません。そして「特定原付」は条件次第で歩道を走ることができます。

その条件は、まず最高時速を6キロとするモードに設定を変更し、最高速度表示灯と呼ばれる緑色のライトを点滅させる必要があります。この装置は基本的にメーカーによって設置されています。

ただし走行できるのは自転車が走れる歩道のみで、長崎県警によると長崎市内では走行できることを示す「普通自転車歩道通行可」の標識が数カ所しかないので、「実際は車道を走るケースが多くなるのでは」と話しています。(中略)

最高時速は20キロで基本的には車道を走行しますが、低速モードでライトを点滅させれば例外的に歩道も走ることができます。16歳以上であれば運転免許なしで乗ることができますが、自賠責保険への加入が必要です。

特定原付住吉アナウンサー「乗っている感じは、自転車に近いので、小回りもききますし、非常にすいすい進みます。」

排気量50cc以下の原付バイクが生産終了となる中、販売店側は小回りが利く新たな乗り物として期待を寄せています。

長崎県二輪車自転車商協同組合・荒木常利理事長「原付の免許を持たなくても乗れるというこで、もっと手軽に乗れるものをお客さんというのは、選択し始めるんだろうと。そういう時にこのモバイル自転車関係が今から先伸びていくのは、そこに(理由が)あるんじゃないか」

メーカーでは免許を返納した人向けや、手軽な移動手段として特定原付を広めたいとしています。(2025年11月10日 NBC長崎放送)


最近の新しいマイクロモビリティの違いを解説した記事が載っていました。違法なモペットだけでなく、一応合法的に歩道を走行できる「特定原付」まで歩道を傍若無人に走行し、歩行者が危険に晒される状況も一部で起きています。前にも書きましたが、いろいろと事情はあるとしても、せめて歩道走行は禁止すべきだと思います。





◇ 日々の雑感 ◇

高市首相の台湾有事を巡る発言に中国の習近平政権が態度を硬化させています。政府の立場は変えてないのに揚げ足取りのようにも見えます。また中国国内の不満の矛先をそらすために利用しようとしているのでしょうか。

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