December 10, 2025

新しい道具をどう使うべきか

イヤホンを使う人が増えています。


.
.
.
.
.
街を歩いていても、電車に乗っていてもワイヤレスのイヤホンやヘッドフォンをしている人を当たり前のように見かけます。音楽を聴いている人や、スマホゲームや動画などを視聴している人、最近増えているポッドキャストなどのコンテンツを聴いている人も多いのでしょう。

いつでも視聴できますし、歩行中や電車移動など隙間時間を利用できます。ジャンルも幅広いですし、イヤホンが必須となっている人も多いに違いありません。耳はコンテンツに取られることになりますが、スマホを見ながら歩いたりするよりは危険も少ないですし、タイパの向上にもなるでしょう。

MusicCamMusicCam

ただ、自転車に乗りながらイヤホンの利用は警察に注意されることがあります。来春からは道路交通法の改正によって違反となりました。悪質な場合は検挙され青キップになる可能性もあります。都道府県によって運用が分かれるかも知れませんが、イヤホンをしていると周囲の音が聞こえず、安全性に問題があるのは確かでしょう。

ちなみに、骨伝導などを利用して耳をふさがないタイプもあります。自転車に乗りながらでも使えるとされています。これを各警察がどのように扱うかは今のところ不明ですが、原則としては違反となる可能性が指摘されています。ただ、周囲の音が全く聞こえない、耳をふさぐタイプよりも安全性が高いとは言えそうです。

MusicCamMusicCam

日本の規制上どうなるかは別として、自転車向けに、新しいイヤホンが登場しています。骨伝導方式のワイヤレスイヤホン、“MusicCam”です。単なるイヤホンではなく、2Kの高解像度カメラを搭載しており、音声コンテンツなどを再生するだけでなく、走行中の動画を撮影することが出来ます。

自転車走行時に動画を撮るカメラは、ハンドルバー回りにマウントしたり、ヘルメットに取り付けるタイプなどもあります。こちらはイヤホン一体型ながら、重量はわずか約50gと軽いので走行中の動画を撮るのに向いています。固定式と違って、自分の目線で動画を撮影できます。

MusicCamMusicCam

音楽や音声コンテンツを楽しんだり、会話をしながら録画ができます。6軸で手ぶれ補正するHDカメラですから、ブレの少ない見やすい動画が残せます。ドライブレコーダーのような用途でも使えるでしょう。ノイズキャンセリングマイクも内蔵しており、通話中や録画中の風切音や騒音も遮断できます。

それだけではありません。今どきの機器にたがわずAI機能が搭載されています。カメラの画像からランドマークや標識などを瞬時に識別しアナウンスできます。しかも100以上の言語でリアルタイム翻訳してくれたり、走行中に質問をすればAIが答えてくれます。しかもAIはサブスクなどではなく、生涯無料で利用できるそうです。

MusicCamMusicCam

ちなみに、IPX8防水仕様なので、20mの深さまで潜っても撮影可能です。タッチ操作で即座に撮影開始できますし、角度なども調整できます。4GBのストレージを搭載し15分で80%の急速充電です。専用アプリで、撮影から編集・共有までシームレスに利用できます。

これはなかなか便利そうです。どの程度の性能なのかは使ってみないとわかりませんが、自転車乗車中だけでなく、外国旅行中に見たものをリアルタイムに翻訳させたり、いちいち自分で入力しなくても、周囲の景色から必要な情報を取得できれば便利でしょう。

MusicCamMusicCam

例によってクラウドファンディングサイトで資金調達していましたが、すでに目標額の100倍の金額を集めています。別に日本のクラウドファンディングサイトでも販売していますが、こちらも100倍近い金額がすでに集まっています。単にイヤホン+カメラというだけではない人気のようです。

開発者は、今のところ自転車用のアクセサリーとして提案していますが、おそらくそれにとどまらないニーズを見据えているのではないかと思います。すなわち、スマホの次のモバイル端末です。もし、スマホの次の端末としてデファクトスタンダードになれば、世界的なヒット商品になる可能性があります。

MusicCamMusicCam

スマホの次に何が来るのかについては、世界中で議論があります。スマホのような手に持つ端末ではなく、ウェアラブルデバイスになる可能性が指摘されています。メガネ型のスマートグラスという説もあります。こちらの“MusicCam”もアイウェア部分はすぐに追加できそうですし、そのあたりも視野に入っているかも知れません。

自転車のアクセサリーから、スマホの次が生まれるかはわかりませんが、ありえない話ではないでしょう。自転車で使うためにハンズフリーの機器を開発したものの、便利ならば降りても使えます。歩きながら動画を撮影するかはわかりませんが、最近は動画をネット配信する人も増えていますし、利用が広がるかも知れません。



個人的には規制がどうであれ、例え骨伝導だったとしても、自転車乗車中のイヤホン利用は安全とは言えないと思います。周囲の音が聞こえていても、音声コンテンツなどに気を取られていると、どうしても危機回避が遅れます。見えているのに衝突してしまったりします。

ですから周囲の音が聞こえるがが問題なのではありません。コンテンツに集中してしまうと、注意散漫になるのは否めません。ポッドキャストの流行は、その没入感だと言います。何も聞かずに自転車に乗っていれば無意識にでも安全のため周囲に気を配りますが、それがなされないのが危険につながるのです。



ただ、スマホもそうですが、自転車で使うと危険だからといっても端末開発がそこに配慮されるとは限りません。この“MusicCam”も自転車で安全とは言えませんが、機械文明というのはそういうものでしょう。クルマでも何でも、下手をすると人命を奪いかねない道具はたくさんあります。どう折り合いをつけていくか、なのでしょう。





◇ 日々の雑感 ◇

青森県で震度6強を観測した地震、初の後発地震注意情報が出され気になります。起きないといいのてですが。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 デル株式会社


Amazonの自転車関連グッズ
Amazonで自転車関連のグッズを見たり注文することが出来ます。



 楽天トラベル

 
※全角800字を越える場合は2回以上に分けて下さい。(書込ボタンを押す前に念のためコピーを)