January 27, 2026

必ずしも大丈夫とは限らない

強い寒気のピークは越えたようです。


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ただ予報によれば、今週末に向けても再び強烈な寒気団の襲来が予想されており、記録的な降雪への警戒も呼びかけられています。さて、そんな時期ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。


バイク進入禁止の自転車道でひき逃げ事故 自転車に乗っていた中学生が重傷 沖縄・南城市

自転車道18日午前10時半ごろ、南城市玉城親慶原の玉城那覇自転車道で、自転車に乗っていた同市の男子中学生(13)が対向してきたバイクとぶつかり、転倒した。

与那原署によると、男子生徒は右足骨折の重傷。バイクの運転手はいったん降車し生徒に声かけしたが、その後、立ち去ったという。署が重傷ひき逃げ事件として捜査している。

県警交通指導課によると、玉城那覇自転車道は自転車と歩行者は通行できるが、バイクは通れない。(2026年1月20日 沖縄タイムス)


オートバイは通行禁止のサイクリングロードに進入した上に中学生をはね、ひき逃げしたという悪質な事件です。私も見たことがありますが、基本的にサイクリングロードなので、警察が警戒したり取り締まることもないのではないかと思います。いわば盲点ですが、こういう違法行為もありうることは想定しておくべきかも知れません。


電動アシスト自転車を蹴ってバッテリー盗んだ疑い、53歳男を逮捕 名古屋市内で同様の被害18件



名古屋市昭和区の駐輪場で電動アシスト自転車のバッテリーを盗んだとして、53歳の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、熱田区の無職の容疑者です。

警察によりますと、山口容疑者は20日午後、昭和区内の店舗の駐輪場で、瑞穂区の女性(38)の電動アシスト自転車からバッテリー1個を盗んだ疑いがもたれています。

「自転車を蹴って、バッテリーを盗んだ男がいた」という目撃者からの通報を受け、警察が容疑者を発見し、緊急逮捕しました。

バッテリーは近くの会社の敷地内で見つかっていて、容疑者は調べに対し、「盗っていない、壊して隠しただけ」と容疑を否認しています。

名古屋市内では今年に入り、電動アシスト自転車からバッテリーが盗まれる被害が18件発生していて、警察が関連を調べています。(2026年1月21日 メーテレ)


蹴ってバッテリーを外して盗むという粗暴な犯行、しかも壊して隠しただけと開き直るとは呆れた犯人です。普通は見つからないように犯行に及び、換金するため丁寧に扱うのかと思えば、このような粗暴犯もいるようです。人目の多い場所だからと安心して駐輪するのは必ずしも被害の回避にならない可能性がありそうです。


ボルト破損や意図しない動作など、電動アシスト自転車のリコールが続いた12月

リコール経済産業省が公開しているリコール情報に基づき、2025年12月に公表された主なリコール対象製品とその実施理由をまとめた。対象製品の詳細情報については、本文内に記載の関連リンクから確認できる。

また、対象製品を所有している場合は、速やかに使用を停止し、各事業者の指示に従って対応してほしい。

電動アシスト自転車の使用中にステムハンドルの固定用ボルトが破損する恐れ

ヤマハ発動機は2025年12月2日、24型の電動アシスト自転車「PAS CITY-V(PA24CV)」の一部年式において、使用中にステムハンドル(フロントフォークとハンドルバーを連結し、ハンドルの動きを前輪に伝える部品)の固定用ボルトが破損し、人身事故に至る可能性があるとしてリコールを発表した。経済産業省のWebサイトには、重大製品事故を契機としたリコール製品として明記されている。

対象製品の製造期間は2018年8月〜2025年6月で、対象台数は1万4650台に上る。対象製品を購入したユーザーに対して、自転車販売店またはPAS販売店(最寄りにない場合はコールセンター)への連絡を呼び掛けている。回収後、ステムハンドル一式を無償で対策品に交換することで対応する。

自転車販売店(サイクルベースあさひ)のWebサイトによると、ステムハンドル部の剛性不足が判明し、走行時の路面からの衝撃などによって、ステムハンドルを固定する引き上げボルトに大きな力が繰り返し加わり、最悪の場合、引き上げボルトが折損する恐れがあるとしている。(以下略 2026年01月21日 MONOist)


自転車のリコールの記事が載っていました。気になるのは、ユーザーに連絡が届いているのかです。正規の販売店以外の流通ルートもあるでしょうし、ネット通販とかフリマなど、エンドユーザーに届かない事例もあるでしょう。こういうリスクもあると自覚して、定期的に自分でチェックする必要がありそうです。


第5回自転車甲子園 栄冠に輝いたのは弓削(ゆげ)高校!

自転車甲子園全国の高校生を対象とした「第5回自転車甲子園」が愛媛県松山市で11月9日(日)に開催された。

自転車甲子園とは?

高校生がサイクリングに関する正しい知識や技術を身に付けると共に、 地域の自然環境や文化への理解を深め、サイクリングを通じて、地域の魅力を 発見・発信できる人材として活躍することを応援するイベントだ。

また、地域課題に向き合う活動により、学生・学校が社会的に影響の高い活動をしていることをお互いに認識しあい、 県内外へ発信していくことを目的としている。

愛媛県内の高校だけでスタートした同大会だが、一昨年から長野県(白馬高校)、そして今年は大阪府(金光藤蔭高校、交野高校)からの参加もあり、愛媛から全国へと広がり始めている。

参加13校による予選はクイズ、実技、スピーチの3種目で行われる

予選は以下のと3種目で行われる。
1.道路交通法を基準としたクイズ
2.実技
3.スピーチ

道路交通法やマナーに関するクイズ10問をチーム全員で回答する。シンキングタイムはわずか30秒だ。実際のクイズを紹介するので、読者の皆さんもぜひやってみてほしい。(以下略 2026.01.15 サイクルスポーツ)


高校生の部活の各種目に○○甲子園と名付けられた大会があるのは、よくあるパターンだと思いますが、レースではなく、道交法の知識や安全な走行の技術を競う大会です。現状でマイナーなのは否めませんが、いかに高校生の参加のモチベーションを上げ、大会として盛り上げていけるかが存続のカギとなりそうです。


大規模災害で「被災者の足」として活躍した自転車で防災力強化…負傷者らを運ぶレスキューバイクも実用化へ

レスキューバイク31年前の阪神大震災では、交通網が寸断される中、身近な移動・輸送手段として自転車が注目された。自転車部品製造が盛んな堺からも約400台が送られ、「被災者の足」として活躍した。

東日本大震災の被災地にも支援物資として自転車が送られたほか、市と民間企業が要救助者の搬送などに使える「レスキューバイク」を開発するなど、「阪神」の経験を出発点に地域ぐるみで自転車による防災力強化が進んでいる。

(以下略 2026/01/18 読売新聞)


この記事については、別途個別に取り上げましたので、そちらをご覧いただきたいと思います。

→ 自転車を役立たせる為の準備


【内臓破裂】「ただの打撲ですね」自転車事故で誤診されて帰されそうに…!放置されていたら死んでた交通事故の戦慄【作者に聞く】

内臓破裂早朝5時、バイトに向かっていた桜木きぬさん(@kinumanga)は、T字路で新聞配達のバイクと衝突した。その衝撃で体は前方に投げ出され、自転車のハンドルでお腹を強打してしまう。

漫画『内臓破裂メモリー』は、20年経った今でもトラウマとなっているこの事故の顛末を描いた実録作品だ。自身の子供が自転車に乗るようになり、「事故の怖さを伝えるために描いた」という桜木さんに、九死に一生を得た当時の状況を聞いた。

■「あと数センチずれていたら即死だった」

事故当時、桜木さんは19歳だった。衝突の瞬間、ハンドルが腹部にめり込み、激痛で起き上がれなくなった。すぐに救急車で搬送されたが、搬送先の医師が下した診断はまさかの「打撲」。しかし、痛みは尋常ではなく、次第にひどい黄疸も出始めた。「医師からは『あと数センチずれていたら即死だった』と言われました。運転手の方は動転していたようですが、そこそこ強い衝撃を受けていたのだと思います」再検査の結果、判明したのは「肝臓破裂」という重傷だった。もし「打撲」という言葉を信じて帰宅していたら、命を落としていた可能性すらある。

■命を救ったのは大家さんの判断

診断直後、激痛で動けない桜木さんを見かねて駆けつけたアパートの大家さんが、「外来時間までベッドで待たせてほしい」と病院に掛け合ってくれた。結果的にそのまま院内に留まったことで、容体の急変に対応でき、事なきを得たのだ。「医師の診断を素人が疑うのは難しいことです。あのとき大家さんが素晴らしい判断をしてくれたおかげで助かりました」と桜木さんは感謝を口にする。その後、集中治療室へ運ばれ、過酷な入院生活を送ることになった。

■10年間消えなかった腹部のアザ

無事に退院できたものの、事故の爪痕は深く残った。強打した腹部には10年間もアザが残り、20年経った今でも自転車に乗る際は恐怖で徐行運転しかできないという。桜木さんは「たとえ自分が直進優先でも、曲がり角では必ず確認することが大切」と注意を呼びかける。読者からは「無事生還できて何より」「自転車も軽車両だという自覚が必要」といった声が多く寄せられた。一瞬の油断が命取りになる交通事故の恐ろしさを、本作はリアルに物語っている。(Walkerplus1/26)


出会い頭の衝突はよく起きうる事故だと思います。それほどスピードが出ておらず、腹部の強打だけだと深刻なケガだと診断されないこともありえます。ただの打撲と判断されても、実は内臓破裂という、外から見えないダメージを追っている可能性があるという教訓です。場合によって誤診がありうることは意識しておくべきでしょう。


電動モビリティの種類やルールとは? 警視庁「電動モビリティ交通安全教室」を取材してきた

電動モビリティ警視庁は2025年12月に「電動モビリティ交通安全教室」を開催しました。これは電動アシスト自転車や特定小型原動機付自転車(以下、特定原付)など、多様化が進む電動モビリティへの理解を深め、交通ルールの違いなどを周知することが目的で、警視庁としては初の試み。

それぞれの乗り物の特徴や違い、交通ルールなどの解説だけでなく、実際に設けられた模擬交差点や踏切を使って気をつけるべき点などを学べる体験コースも用意されていました。

電動モビリティの種類と違いとは?

最近は街中でもさまざまな電動モビリティを見かけるようになっています。e-bikeや電動アシスト自転車はもちろん、電動キックボードやそれ以外のかたちの特定原付、モペッドと呼ばれるペダル付きの電動バイク(区分的には原動機付自転車)など種類もどんどん増えているように感じます。

当日も壇上には4台の電動モビリティが並べられていました。電動アシスト自転車と電動キックボード、それに自転車に似ているけれど特定原付に分類されるパナソニックの「MU」、原動機付自転車となるモペッドです。どれも電力を動力に用いている点は同じですが、それぞれに特徴があり法的区分も異なるので交通ルールも変わってきます。(以下略 2026年1月26日 家電ウォッチ)


近年さまざまな小型の電動モビリティが増えています。その扱いがいろいろであり、法律上の位置づけもさまざまなことから混乱があります。知っているか否かにかかわらず、結果として違法走行も目立ちます。警視庁も周知に努力しているようですが、あまり理解されている状態とは言えません。

結果として歩道上をいろいろな乗り物が行きかうことになっています。歩行者にとっては危険です。せめて法律上の区分は、もっとシンプルにわかりやすくすべきですし、自転車と同じ扱いにして、他の乗り物も歩道通行可能とせず、全て歩道は通行できない方向で規制すべきではないでしょうか。


交通安全対策自転車交通違反に対する「青切符」の導入について(令和8年4月1日開始)

自転車の交通反則通告制度(青切符)が始まります。

自転車に対する交通反則通告(青切符)制度の概要

ことし4月から自転車“青切符”始まる 警察がシェアサイクル事業者に周知 「利用者にいかに通知していくかが大事」 自転車の安全利用呼びかけ

自転車安全利用啓発プロジェクト 啓発動画シリーズ 第1話 「どうなる?道路交通法改正」

重大事故自転車の交通安全啓発 動画コンテストで埼玉栄グランプリ

「自転車は安全」は幻想か? 全事故の約4分の1が自転車絡みという衝撃!! 自転車関与事故の推移と交通安全対策の課題

自転車の取り締まり奏功か?府内の交通死、コロナ禍も下回る最少の120人…携帯・信号無視・イヤホンなどに反則金科す新制度も

春は反則金祭り!? 2026年4月に始まる「自転車の青切符導入」を考える

青切符導入4月から自転車の「青切符」導入 「交通反則通告制度」取締まり強化へ 何がどう変わる?一時不停止、傘さし運転…反則金が課されることに

自転車の交通違反への「青切符」制度の開始について(令和8年4月1日施行)

「車通りが多いのでちょっとだけ歩道へ…」は違反? 曖昧な自転車ルールをおさらい! 新年度からの青切符&反則金導入を前に

【青切符】4月から自転車に反則金「ながら運転」「イヤホン」113種類が対象 「MB-3」部隊が稼働中 福岡

反則金導入4月から自転車の交通違反に反則金 愛媛で警察「交通管理官・課長会議」効果的なPRの方法協議【愛媛】

自転車の青切符、事故リスクの高い「ながらスマホ」は違反の対象に!

知らないと危ない! 自転車は”弱者”でも事故の75%が法令違反!? 一時停止無視・逆走・ブレーキ不良が招く重大事故の現実


酒気帯びで自転車運転 札幌市水道局職員を停職1カ月

酒を飲んで自転車を運転 50代の県職員に停職1か月の懲戒処分 山梨県


相変わらず、青キップ導入を控えて交通ルールの解説記事が多くなっています。自治体が発信する事例もあり、啓発イベント等も開かれているようです。少なくとも4月まで、この傾向は続きそうです。最近報道は減っていますが、自転車の酒気帯び関連のニュースもありました。


「素通りの町」変わるか…大村市で進む自転車の利活用、観光や地域活性化に期待高まる 長崎

大村市平たんな土地が広く、通学を中心に自転車の利用が盛んな長崎県大村市。シェアサイクル事業やイベントなど、自転車を生かした観光や地域活性化への期待が高まっている。一方、自転車の事故や盗難は県内ワースト水準。警察は対策を呼びかけている。

西九州新幹線が停車する玄関口、新大村駅前に9日、電動アシスト自転車4台が並んだ。いつでも自転車を借りられるシェアサイクル事業が始まった。

市観光コンベンション協会が中心となり、電動アシスト自転車全12台を導入。レンタサイクルポートは▽大村公園▽大村駅前▽新大村駅前−の3カ所で、借りた場所と別のポートにも返却できる。(以下略 2026/01/22 長崎新聞)


長崎と言うと坂が多いとイメージする人が多いですし、実際にそうだと思いますが、必ずしも坂が多い市町村ばかりとは限りません。長崎県でありながらも自転車を活かそうと考える市もあるわけです。ただ、観光面では先入観で不利な気がします。いかにその魅力をアピール出来るかがカギとなりそうです。





◇ 日々の雑感 ◇

衆院選は今日が公示、高市首相は食品の消費税2年間ゼロを打ち出していますが、検討を加速としており、永田町文学ではやらないとの意味だそうです。減税が悲願なら解散などせずさっさと着手して実現しろ、という話です。

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この記事へのコメント
cycleroadさん,こんばんは.

「自転車甲子園」の件,私も2025年11月 5日と12月 1日の2回,仕事で白馬高校を訪れて同校が準優勝した事を初めて知りました.同校生徒の通学自転車を見ますとMTBが主力で一部にロードバイクもあり,いずれも中級以上向けの車種が多く,レベルの高さに驚きました.

https://maironef.livedoor.blog/archives/37821968.html

本格派のロードバイク通学は飯山地区の高校でも一部で見られますが,白馬高校では駐輪場にもスタンドを装備しないスポーツ自転車に対応するためのサドルを掛ける鋼管を横通しで設置してあり,自転車通学もトレーニングの一環と評価しているのか,その先進的な取り組みは(現時点で私の知り得る限り)他校に例を見ません.むしろ他校でごく一般的な通学車の方が少数派で,電動アシスト自転車は私が観察した限りでは1台も見られませんでした.

また,同校では2024年度に自転車ヘルメットの着用率が90%を超え表彰も受けています.

通学自転車はとかくラフな扱いをされるので経済性と耐久性が重視される傾向ですが,低価格のごく一般的な自転車なら皆が正しくルールを守って規律正しく乗っているかといえば,決してそうはなってはいないのが実情です.今後ともより安全で創造的なスポーツ自転車の活用を他校に先駆けて展開する推進役を果たして欲しいと思ったものでした.

因みに同校では「国際観光学科」というコースがあります.国際的にも名高いスポーツリゾートのお膝元という地域性も有るのでしょうね.
Posted by マイロネフ at January 29, 2026 18:06
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうでしたか。準優勝ですか。私はこのようなコンテストがあることさえ知りませんでした。レースで速さを競うのとは違うようですが、高校生が興味を持つきっかけになるのであれば大いに意義がありそうです。

スポーツバイクで通学するなど、日本の大半の人の認識とは違って、自転車イコールママチャリではないと知っていることは、より自転車の魅力や、趣味だけでなく社会で活用する意義にも共感できるでしょうから、日本の将来の自転車通行環境の充実に向けても頼もしい限りですね。
Posted by cycleroad at January 30, 2026 14:42
 
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