February 08, 2026

自転車走行環境の整備が必要

関東などでも積雪となっています。


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日本海側では警報級の大雪、ふだん雪の少ない太平洋側でも雪が積もっています。クルマの立ち往生や公共交通機関などの混乱も予想されています。さて、そんな寒波の中ですが、今回は最近の自転車関連のニュースの中から、いくつかピックアップしてみたいと思います。


男子高校生の自転車と歩行者が歩道で衝突…62歳男性が頭部骨折で重体の模様 高校生も軽傷(島根)



島根県浜田市で2月4日夜、歩道を歩いていた男性が前から来た自転車とぶつかる事故があり、この男性が頭を強く打って重体の模様で、自転車の高校生も軽いけがをしました。事故があったのは、浜田市原井町の国道9号沿いの歩道で、4日午後8時前、近くに住む自動車整備業の62歳の男性が歩いていたところ、前から走ってきた自転車と衝突しました。

この事故で、男性は転倒して頭を強く打って頭の骨を折るなど重体で、救急搬送時は意識がもうろうとした状態だったということです。一方、自転車を運転していたのは、当時帰宅途中だったという浜田市の16歳の男子高校生で、首の痛みを訴え軽傷の模様です。

現場は見通しの良い直線道路沿いの歩道で、近くに街灯はありますが、事故当時は暗かったということです。警察が衝突の原因など詳しい調べを続けています。(2026年2月5日 FNN)


自転車は歩道通行が当たり前と思っている人も多いですが、歩道は歩行者優先であり、傍若無人な走行は非難されるべき行為です。暗くなくても徐行して注意する義務があります。歩行者を怪我させれば、刑事罰だけでなく多額の損害賠償責任は避けられません。この歩道走行のリスクを十分に自覚して通行すべきでしょう。


男子高校生が死亡…骨盤を骨折、出血性ショックか 午前10時半、橋の上で縁石にもたれかかった状態…見通し良い直線道路、ひき逃げか 通行人「動かない」 自転車で通学中だった16歳

ひき逃げ5日午前10時25分ごろ、越谷市東町2丁目の県道52号吉川橋で、通行人の男性から「車と歩行者の事故。10代後半の男性が動かない」と110番があった。

県警や救急隊が駆け付けると、越谷市の男子高校生(16)が歩道の縁石にもたれるように倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。

越谷署は高校生の負傷状況などから死亡ひき逃げ事件の可能性が高いとみて、逃走した車両の行方を追っている。

 同署によると、現場は中央分離帯のある片側2車線の直線道路。高校生が倒れていたのは越谷市から吉川市方面に向かう道路上で、骨盤を骨折するなどしており、死因は出血性ショックとみられる。付近には自転車も見つかっており、自転車で通学していたところをひかれた可能性があるとみられるという。

■中川を越える橋 倒れた自転車も

事故現場はイオンレイクタウンから東に800メートルほどの場所。越谷市と吉川市の市境の中川を越える大型の河川橋で、車道の両脇には縁石を挟んで幅広の歩道が整備されている。警察官が片側2車線を規制し、倒れた自転車と周囲に散乱した破片などを細かく調べていた。

警察官と話したという30代女性は「自転車の周りには、イヤホンやキャップが外れた印鑑があった。プラスチックの部品のような物もあった」と話した。一緒にいた女性の母親は「見通しの良い橋の上で何で事故が起きたのか。目撃していた人も必ずいるはず」と首をかしげた。(2026/02/06/ 埼玉新聞)


一方で車道走行をしていれば、クルマとの事故で死傷するリスクがあるのも確かです。橋の上で見通しの良い直線道路とありますので、わき見なども疑われます。しかも、ひき逃げとは酷い話です。幅広の歩道が整備されていたとありますが、その部分を多少削ってでも、自転車の走行空間の整備が必要ではないでしょうか。


「何かに当たった気がしたので戻ってきた」乗用車が自転車に追突し一時逃走 自転車の女性死亡 ひき逃げなどの疑いで男性聴取



7日早朝、福岡県八女市で自転車が乗用車に追突され、自転車に乗っていた高齢とみられる女性が病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。乗用車はその場から立ち去った後、現場に戻ってきたため、警察はひき逃げの疑いも視野に運転していた男性から話を聞いているということです。

7日午前6時15分ごろ、福岡県八女市馬場で「人が倒れている。呼びかけても返事がない」と通行人から119番通報がありました。警察と消防によりますと、救急隊が駆けつけたところ、高齢とみられる女性が倒れていて、病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。

通報から約40分後、乗用車を運転していた男性が「何かに当たった気がしたので、気になって現場に戻ってきた」と話しました。警察が乗用車のドライブレコーダーを確認したところ、自転車に追突する様子が映っていたということです。警察はひき逃げの疑いなどを視野に男性から任意で話を聞いています。(2026/02/07 RKB毎日放送)



「大丈夫?」と声をかけるもそのまま逃走…車が自転車の男子高校生をはねる事故 高校生は軽傷 ひき逃げ事件として捜査=静岡・焼津市

ひき逃げ2026年2月6日午後6時前、静岡県焼津市で、自転車に乗っていた男子高校生が車にはねられる事故がありました。車の運転手は高校生に声をかけたものの、そのまま逃走したということです。

2月6日午後5時53分頃、静岡県焼津市で商業施設の駐車場から道路に出ようとした乗用車が、自転車で歩道を走行していた男子高校生(15)をはねる事故がありました。

乗用車は直進していた自転車の右側にぶつかる形で接触し、男子高校生はそのはずみで転倒。右ひざを擦りむいたほか、胸を打ちつけましたが軽傷です。

乗用車の運転手はぶつかった直後に、高校生に対して「大丈夫?」と声をかけ、高校生は「痛いです」と答えているものの、運転手はそのままアクセルを踏んで逃走したということです。その後、高校生が自分で110番通報しました。

警察はひき逃げ事件として逃げた車の行方を追っていて、車の運転手が左右の確認を怠ったことが事故の原因になった可能性も視野に捜査を進めています。(2026年2月6日 SBS)



茨城県の県道でひき逃げ 自転車に乗った80代男性が死亡 普通乗用車・運転手の男(82)をひき逃げなどの疑いで現行犯逮捕

ひき逃げきょう(5日)午前、茨城県古河市で80代の男性が普通乗用車にひき逃げされ、死亡しました。運転手の男はその後、現行犯逮捕されました。

きょう午前9時25分ごろ、古河市幸町の県道で、通行人から「車と自転車の事故で、自転車の男性の意識がない」と119番通報がありました。

警察などが現場に駆けつけたところ、80代の男性が自転車とともに倒れていて、あたりには血痕が多く残されていたということです。男性はその後、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。この事件で、警察は古河市の無職の容疑者(82)をひき逃げなどの疑いで現行犯逮捕しました。

警察によりますと、吉田容疑者が自転車に衝突し、そのまま走り出す様子を目撃した後続車両の運転手の男性(60代)が110番通報したということです。容疑者は容疑を否認しています。現場は県立古河第二高等学校西側の県道です。(2026年2月5日 TBS)


福岡、静岡、茨城と、自転車に乗っていてクルマにひき逃げされる事例も相い次いでいます。それぞれの原因や状況は違うと思いますが、どれも後方から追突されたようです。やはり、各地で安全な自転車走行空間が乏しく、整備が求められる状態であることを示唆しているのではないでしょうか。


【開始4日で目標金額1296%を達成】車道の恐怖をスマホで見える化!事故に備える自転車用ドライブレコーダー「backeye」がMakuakeにて先行予約販売中

先行予約走行中背後を“見守り&記録”振り返らなくても見える自転車用リアライト一体型ドライブレコーダー

株式会社LeaguEは、自転車走行時の不安を払拭するリアライト一体型ドライブレコーダー「backeye(バックアイ)」のクラウドファンディングを、2026年1月30日より応援購入サービス・Makuakeにて開始しました。

開始後またたく間に目標金額を達成し、2026年2月3日現在で1296%を超える120万円以上の支援を得ています。(以下略 2026年2月3日 PR TIMES)


ニュースではなく企業のプレスリリースですが、後方を記録する自転車用のドライブレコーダーがクラウドファンディングで人気を集めたようです。別にこの製品を推すつもりはありませんが、後方からの脅威を感じているサイクリストが少なくないということなのかも知れません。


第1次ナショナルサイクルルートの沿線3市が連携 “日本最高峰”の自転車旅を欧米豪・台湾市場向けに発売

自転車旅茨城県土浦市、滋賀県守山市、愛媛県今治市は1月28日、「第1次ナショナルサイクルルート」に指定されたサイクリングルートの沿線自治体として、サイクルツーリズムによる地域活性化を共通目的とした広域連携事業を開始した。

3市で「第1次ナショナルサイクルルートサイクルツーリズム推進協議会」(会長=安藤真理子・土浦市長)を設立。三つのサイクリングルートを相互連携させた体験型ツアーも発売した。

欧米豪・台湾市場向けに、各地域の文化体験やグルメを組み込み、“日本最高峰”のサイクルツーリズムの魅力を海外に発信する。

ナショナルサイクルルートは、ソフト・ハード両面から一定の水準を満たすルートを国が指定する制度。世界に誇るサイクリングルートとして国内外にPRを行い、サイクルツーリズムを強力に推進していく制度として、現在は6ルートが指定されている。

このうち、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」「ビワイチ」「しまなみ海道サイクリングロード」は、2019年11月に第1次ナショナルサイクルルートに指定。各地でサイクリストの受け入れ環境整備や情報発信を進めてきた。一方、沿線自治体共通の課題として、より広域的・効果的な魅力発信や、高付加価値なサイクルツーリズムの実現などが顕在化していた。

そこで3市は、新たにサイクルツーリズムの推進協議会を設立。中核事業として、各ルートを相互連携させ、日本の湖・山・海を“1本のストーリー”でつなぐ体験型ツアー「トライアングル・ライド・ジャーニー」を企画・販売するに至った。(以下略 2026年1月29日 観光経済新聞)


昨今、インバウンドの増加や集中によるオーバーツーリズム、観光公害が問題になっています。インバウンドの訪問先の分散が求められるわけですが、その面から言っても、サイクリングというコンテンツをインバウンドにアピールするのは有効なのではないでしょうか。

日本人には、観光地へ行ってもサイクリングなんて、ありふれたアクティビティで取り立てて珍しくないかも知れませんが、インバウンドにとっては、日本の自然、景色などを見ることに大きな関心があります。海に山が迫る独特の国土で、魅力的な景色が多いと感じるようです。これはもっと広げていくべきでしょう。


日本サイクリングガイド協会が 一般サイクリスト向けの「スポーツライド講習会」を開催

講習会日本サイクリングガイド協会(※以下JCGA)は、今年から初中級サイクリストを含む一般サイクリストを対象とした、1日完結型の「JCGAスポーツライド講習会」を開催する。正しい知識やスキルを学びたい人に推奨される講習会だ。

社会状況が変化していく今こそ学ぶべき一般サイクリスト向けの「スポーツライド講習会」

JCGAは今年より、初中級サイクリストを含む一般サイクリストを対象に、サイクリングに関わる交通法規、走行技術、集団サイクリングの基本などを学べる、1日完結型の「JCGAスポーツライド講習会」を開催する。

JCGAは、プロサイクリングガイドの育成と認定を主軸とする団体であり、定例開催している「サイクリングガイド基礎講習会」は、原則として上級サイクリスト以上を対象としている。一方、サイクルツーリズムの拡大に伴い、近年はサイクリング技術や経験が十分でないままサイクリングガイドを志す人も増えてきており、サイクリング全般を体系的に学ぶ機会の必要性が高まっている。

また、自転車活用を国策として推進する一方で、自転車の交通違反に対する「交通反則通告制度(青切符)」が本年4月から導入されるなど、サイクリストを取り巻く社会状況は大きく変化している。こうした今こそ、スポーツライドを安全かつ正しく楽しむための知識やスキルを、より多くの人が身につけることが絶対的に必要とされている。今年から開催される「JCGAスポーツライド講習会」が、その役割を担う。(2026年01月28日 Bicycle Club)


スポーツバイクに興味を持っても、一定の敷居の高さがあると思います。専門ショップに行けば、ある程度の知識は得られるとしても、なかなかライドの講習は受けられません。このような講習会は、スポーツバイクへの敷居を下げるという意味でも歓迎すべき傾向と言えるでしょう。


関門「レトロ」サイクリング クラシックな装いとビンテージ自転車で歴史的街並み散策

レトロレトロスタイルのサイクリングイベント「ペダルクラシコ関門ステージレトロツイードライド」が1日、下関、北九州両市を舞台に開かれた。

山口県内外の約35人がクラシックな装いでビンテージ自転車にまたがり、歴史的な街並みを優雅に散策した。

イタリア発祥のビンテージ自転車のイベントを手がける「エロイカジャパン」の下部組織、ペダルクラシコの実行委員会が中四国・九州地区で初開催。速さを競わず、地域の文化・・・(以下略 2026年02月02日 山口新聞)


海外では同様のライドイベントがあり、ある種の成熟したサイクリング文化を感じさせるわけですが、日本でも行われるようになってきたようです。スポーティーなジャージを着てスポーツバイクに乗るだけではない、いろいろなスタイル、楽しみ方があることが、もっと知られるようになるといいと思います。


指宿枕崎線の将来のあり方検討会議 自転車と一緒に列車に サイクルトレイン実証事業を実施



利用者の減少で将来のあり方が検討されている指宿枕崎線で自転車を車内に持ち込める「サイクルトレイン」の実証事業が31日と2月1日行われています。

この実証事業はJR九州と県、それに指宿市、南九州市、枕崎市などで組織される指宿枕崎線の将来のあり方を検討している会議が実施しました。

31日と2月1日、指宿駅と枕崎駅の間に自転車を車内に持ち込めるサイクルトレインを臨時に走らせ観光客や地域住民の鉄道利用に向けた効果などを調べます。31日は指宿市の魚見小学校の児童と保護者などが自転車と一緒に列車に乗り込みました。

(児童)「(自転車と一緒に列車に乗るのは)やったことないから楽しみ」
(保護者)「(指宿枕崎線は)学生時代は乗ったりしていたけど、社会人になってからはほとんど乗っていない」「一緒に自転車を積んで、降りたところで、走り回れるのは楽しみ」

乗客と自転車を一緒に乗せたサイクルトレインは枕崎に向けて出発しました。そしておよそ1時間半後、サイクルトレインは枕崎駅に到着、乗客は自転車とともに降り立ちそのままサイクリングに向かいました。

(県地域政策総括監 竹内 文紀さん)「サイクルトレインを今後継続できるか考えないといけない」「ほかにも指宿枕崎線を活用したいろいろな取り組みを考えているので、今回のこと(サイクルトレイン)を検証しながらより広く指宿枕崎線を活用できるように取り組んでいきたい」

検討会議では来月、指宿枕崎線の定期列車で沿線の商品を運ぶ実証事業を行う予定です。(2026年1月31日 鹿児島読売テレビ)


最近は各地でサイクルトレインを導入するというニュースを目にします。鉄道会社は新たなニーズを開拓できますし、沿道の自転車乗りにとっても、手軽にサイクリングできる範囲を大きく広げ、新たな楽しみ方を増やす機会にもなります。このような傾向が広がっていくことを期待したいものです。





◇ 日々の雑感 ◇

ミラノ・コルティナ五輪が開幕し、早くも日本勢はスキージャンプとスノーボードで表彰台に立つなど大活躍です。

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この記事へのコメント
cycleroadさん,こんにちは.

歩道上で自転車が重大事故の加害者になる事案が後を絶たないのは実に嘆かわしい限りです.

依然として道路交通法第63条の4項を金科玉条にして,車道左側が原則,歩道は例外と謳った「自転車安全利用五則」を骨抜きにする無責任この上ない道路整備が続けられているのは我慢がなりません.

主にヨーロッパの自転車レースの強豪国ではスポーツ自転車と歩行者との安全対策,教育指導は如何なっているのか知りたいものです.彼の国々でもスポーツ自転車と歩行者との重大事故が頻発していたなら,あの世界的に著名な自転車ロードレースもとうの昔に途絶えていたことでしょう.

国外からもサイクリストを多く招きたいところではありますが,(自転車にとって)日本の道路環境が余りに劣悪過ぎるので安心して迎えることができないのは申し訳ない気持ちにさえなります.
Posted by マイロネフ at February 08, 2026 16:01
マイロネフさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

そうですね。歩道走行を当たり前と思っていて、歩行者優先という意識がない人も多いですね。道路整備もそうですし、歩行者感覚で傍若無人に走行するのも問題です。

私もヨーロッパでの教育指導までは詳しく知りませんが、当然のように車道走行ですし、自転車は車両という認識なのが大きな差だと思います。
クルマのドライバーもそうですが、歩行者優先の意識が徹底していることもあるでしょう。

インバウンドで自転車で走行しようという人は一部に限られると思いますが、歩いていても自転車が歩道走行しているというのが野蛮でクレージーと感じるようですね。
Posted by cycleroad at February 11, 2026 12:25
 
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