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これからの季節、陽気がよくなりツーリングに出かける計画を立てている人もあるでしょう。休日には近所での短時間のサイクリングではなく、少し足を延ばしてふだんあまり行かない場所へ出かけたくなります。コースを調べたり、仲間と打ち合わせて日にちを決めたりすると思います。
ところで、ツーリングに出かける時、何を持っていくでしょうか。近場なら不要なものでも1日がかり、あるいはそれ以上の行程の場合には用意しておいたほうがいいものも出てきます。出先での機材のトラブルや調整に備えて携行用の工具やパンク修理キットを持っていこうと確認したりするかも知れません。

ヘルメットやアイウェア、季節によっては日焼け止めとかアームカバー、ふだんの決済手段以外に多少の現金、スマホだけでなくモバイルバッテリー、遅くなる場合に備えてライト類、万一のための健康保険証のコピー、天気によってはレインウェアや防寒具なども用意するかも知れません。
汗をかいてそのままだと風邪をひきかねないので着替えやタオル、下着や靴下なども必要になる可能性があります。ファーストエイドキットもあるとイザという時便利ですし、中には出先でトラブルがあった時の帰りの輪行袋を持っていく人もいます。かさばらないならあってもいいでしょう。

もちろん、水分補給のための飲料や携行食も必要になります。真夏でなくても熱中症になるケースがあるので、水分補給は重要です。何を持っていくかは人それぞれです。ただ、個人的にあまり重視されていないような気がするのは携行食です。持って行かないという人も少なくないでしょう。
私は、仮に食べなかったとしても携行食は用意しておいたほうがいいと思っています。携行食なんかではなく、途中で飲食店やカフェなどに立ち寄り、軽食をとればいいと言う人もいますが、コースによっては、なかなか適当な店がなかったり、休日で開いていないこともあります。

荷物になるから、途中のコンビニで買えばいいわけですが、コースによっては、街中と違ってなかなかコンビニがない場所もあります。特にサイクリングロードなどだと自動販売機すらなかったりします。手に入らない場合を考えて、荷物の中に忍ばせておいてもいいでしょう。
体重やスタイルを気にして間食はとらないと決めている人もいます。多少空腹だったとしても、どこかの街中に出るまで我慢すればいいと考える人もいると思います。消費したカロリー以上を摂取しがちだと敬遠する人、ツーリングを終えて一杯やる時のために、お腹は開けておきたいという人もいるでしょう。

それぞれのスタイルや考え方なので否定はしませんが、ツーリング時の空腹というのは、案外軽視できないと私は思っています。ツーリングのような長時間の有酸素運動を行うと、体内の糖質、グリコーゲンが枯渇し、極度の脱力感に襲われることがあります。いわゆるハンガーノックです。
そんな風にはならないと軽く考えている人もいますが、その日のコンディションや消耗度によって、突然動けなくなる人もいます。吐き気や震えが起こり、めまいや思考力が低下し、最悪の場合は意識を失います。意外にシビアな状況になりかねないので、予防が必要です。

私も友人がなったのを見たことがありますが、だんだんと調子が悪くなるとは限らないのが厄介です。突然具合が悪くなってしまうこともあります。すぐに何か食べても効果が表れるには時間がかかりますし、場合によっては点滴などが必要で救急搬送です。ツーリングどころではありません。
そうならないために予防が大事であり、つまりこまめに栄養を補給する必要があります。本当にお腹が空いたと自覚する前に、こまめに携行食で補給しておくべきです。今どきは携行食になる食品やエナジーバー、ゼリーなどがいろいろありますし、伝統的なバナナや羊羹などでもいいでしょう。

好きな携行食を買って持ってくる人もいますが、意外に必要なら買えばいいと持ってこない人も少なくないのではないでしょうか。休憩時に一人だけ食べるのもナンなので、私は多めに持っていくことにしています。休憩も上手いタイミングでとれないこともあるので、走りながら摂取できるものが便利でしょう。
なぜ携行食が大事だと思うのかには理由があります。ハンガーノックになって走行不能になるケースは多くないとしても、お腹が減りながらも走っているというケースはあると思います。多少空腹であっても、どこかコンビニでもあったらと我慢しているような場合です。

ふだんでも、空腹になるとイライラしたり怒りっぽくなった経験はあるでしょう。ハンガーノックにまではならなくても、血糖値が下がってきている状態です。すると糖分が必要な脳では、集中力が低下したり、注意散漫になったりします。さらに進むと、言語不明瞭になったり、ろれつがまわらなくなるといいます。
自転車で走行中に集中力が低下したり、注意散漫になると危険です。周囲の危険に気づくのが遅れたりします。いつもは気を付けていることへの注意が抜けたりするでしょう。お腹が空いていると確かに怒りっぽくはなるかも知れないが、すぐに危険にはならないだろうと思うかも知れません。
しかし、ふだんは普通に警戒したり注意していることが、散漫になって気がつかないことがあるのです。私が友人とあるサイクリングロードを走行していた時、車道と交差する場所に出ました。当然、一時停止する必要がありますし、私も止まりました。そこで停止しないなんて考えもしませんでした。
ところが私の後ろを走っていた友人が私の横をすり抜け、止まらずに飛び出してしまったのです。私も予想外の事態で声をかけることすら出来ませんでした。クルマが来ていたのですが、ドライバーが急ブレーキをかけ、幸いなことに事なきを得ました。事故になっていてもおかしくありませんでした。
友人自身も自分の行動に驚いていましたが、疲れと空腹で注意散漫になっていたのが原因です。そこまで判断力が低下していたわけではないのに、なぜか飛び出してしまったと話していました。やはり、空腹時に血糖値が低下した状態で走行するのは危ないなと感じた経験です。
ツーリングの計画を立てる時、行く場所によっていろいろ準備をするでしょう。ここへ行くならここに立ち寄りたいなど、目的地や経由地の情報を調べたりするかも知れません。そして持っていくものを用意するでしょう。何が必要かはそれぞれですが、携行食は案外軽視されがちです。
携行食をあらかじめ買っておいたり、ストックしておく人は少ないのかも知れません。ふだんは、おやつを食べたり、間食をしないという人も多いのでしょう。しかし、自転車走行時の低血糖状態は事故の危険につながりかねません。ツーリングの時だけは空腹を我慢せず、こまめに補給したほうがいいと思います。
◇ 日々の雑感 ◇
関東では2年ぶりの観測となる春一番が吹いて、東京では22℃と5月上旬並みの暖かさ、お出かけ日和ですね。

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Posted by cycleroad at 13:00│
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