全体として自転車が軽量であればあるほど、ペダリングはラクになります。スピードも出ますし、同じ距離ならば疲れも少なくて済むでしょう。ですから、パーツやアクセサリーも含めた全体の軽さは重要な要素になります。同じ機能ならば軽いほうを選びたくなるのも自然でしょう。
最近は、軽量化以外に電動アシストを使うという選択肢が出てきました。電動アシストならば、ペダリングがラクになります。後付けのアクセサリーとしての電動アシストキットもあります。電動アシストにするなら、キットの重量は無視してもいいと思いますが、それでも気になってしまう人は多いのでしょう。

こちらは“
CYPLORE”、世界最軽量をうたう自転車用の電動アシストキットです。ハブモーター式で必要に応じて着脱することが出来、ハンドリングやバランスを損なうことなく取り付けできます。長距離走行する時、アップダウンの多いコースへ行く時など、必要な時だけ電動アシストの力を借りることも出来るわけです。

相応のパワーが出れば、増えた重量分は補えるでしょうから、その重量を気にする必要はないはずです。アシスト力との兼ね合いなので、軽量だけをアピールする意味はない気もしますが、それでも軽量なほうを選びたくなってしまうのは、サイクリストの固定観念、刷り込みなのかも知れません。

こちら、“
Lightest ebike kit”も、最軽量をうたう電動アシストキットです。ミッドドライブモーターで、方式は違いますが、やはり最軽量をアピールしています。どちらもクラウドファンディングで目標を大きく上回る資金調達に成功しており、大きな支持を得たわけですが、共通点は最軽量ということになるでしょうか。

人力しか動力がない自転車は、少しでも自分のペダリングパワーをロスしたくないのは人情です。重量以外にロスする要素としては空気抵抗が大きな部分でしょう。限られた人力をなるべく推進力として使うため、空気抵抗などに奪われたくないと無意識にも思うはずです。

ただ、どこをどうすれば空気抵抗が少なくて済むかは、わかりにくいものがあります。明らかに空気抵抗の大きなものを外すのは当然として、細かい違いはわかりません。それこそ風洞試験でもすれば別ですが、走行していて何かの違いを比べるのは困難でしょう。

そんな常識を打ち破るのが、“
Wasted Watts”です。風洞実験のような空気抵抗のデータを走行中にリアルタイムに表示するという装置です。装備の有無などで比較することも出来ますし、自分の乗車姿勢の違いによって、どのくらいエネルギーのロスがあるか、数字で把握することができるのです。
サイクリストの中でも、そこまで必要かと思う人もあると思いますが、タイムトライアルなどで、秒単位で速さを競うようなケースでは有効となるでしょう。同じ前傾姿勢でも、少しの違いで意外にエネルギーをロスしているかも知れません。隊列走行の効果も把握できるでしょう。
こちらもクラウドファンディングで先日まで資金調達をしていましたが、目標金額を大きく上回る額に達しています。それだけ、空気抵抗を測ってみたい、減らしたいと考えるサイクリストは多いということなのでしょう。たしかに、減らせるものなら、空気抵抗も小さいに越したことはありません。

なるべく軽量化したい、少しでも空気抵抗を減らしたい、どちらも自転車が趣味でない一般の人から見たら、滑稽なこだわりかも知れません。少しの違いなど無意味で大勢に影響しないと言われればその通りです。それでも、こだわりたくなるのが趣味の世界であり、楽しさなのかも知れません。
◇ 日々の雑感 ◇
先行き不透明ではありますがアメリカとイランがようやく覚書に合意、このまま恒久的な和平実現を期待します。
Posted by cycleroad at 13:00│
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