July 29, 2026

まだまだ改良する余地がある

既存のものに満足しない人がいます。


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定番の自転車用品も、普通であれば店で売られているアイテムを買ってきて使うだけです。多くの人に使われてきた製品であれば、それなりに改良されてきており、ある種の完成形になっているものが多いと思います。特に疑うこともせずに使うと思います。しかし、それに満足しない人がいます。

こちらは幼児が初めて乗る自転車の練習に使う補助輪です。メーカーによって多少の違いはあるかも知れませんが、多くのものは同じような形状をしており、使い方も変わらないはずです。当然ながら本人ではなく親が買うわけですが、特に不満とか不便ということはないでしょう。

EZ Training WheelsEZ Training Wheels

しかし、練習する子どもの立場になって考えたとき、従来の製品は不親切だと考えた人がいます。コロンビア大学でロボット工学の修士号を取得した機械工学エンジニアの、Khalil Khouri さんです。これまでの補助輪に工夫を加え、自転車の練習を変えることが出来るのではと考えました。

それが、“EZ Training Wheels”です。これなら、自転車に乗る練習が、もっと簡単になると考えました。普通、補助輪は自転車に取り付けられて固定されます。しかし、ガチガチに固定された補助輪だと、上達するにつれ邪魔になることがあります。この補助輪はその調節が可能になっています。

EZ Training WheelsEZ Training Wheels

最初はしっかりと固定されているほうが安心感があるでしょう。でも、子どもが自信とバランス感覚を身に着けるにつれ、徐々にサポートを減らしていくことで、よりスムーズに自転車に乗れるようになるようにしたのです。上達度によって調整出来るようになっています。

転倒したりするリスクは軽減しながら、補助輪が柔軟に動くようになっています。補助輪に頼りすぎるのではなく、自立してバランス感覚を育むことが出来ます。調節して徐々に「硬さ」を変えていくことで、真のバランス感覚が養われるというわけです。

EZ Training WheelsEZ Training Wheels

なかなか子どもの立場になって考えませんから、補助輪に調整機能を付加するなんて普通は思いつかないでしょう。しかし、確かに徐々に柔軟になっていけば、乗りやすいかも知れません。クラウドファンディングで、目標金額を大きく超える額を達成しています。



こちらは“Cordalock”、自転車の盗難を防止するロック、チェーン錠です。自転車用のロック製品はさまざまな種類のものが出ています。必要に応じてU字錠やチェーン錠などを使い分けたり、合わせて使っている人もあると思います。自転車盗が多く、深刻な被害が起きる欧米では、日本と違ってより厳重に施錠します。

CordalockCordalock

自転車本体を何か構築物などに固定してロックするのは当たり前です。さらにそれだけだと前後のホイールを盗まれたり、サドルを盗まれたりするので、複数のロックを使っている人も少なくありません。わざわざ自転車を分解して、フレームとホイールをまとめた上でロックする人も見ます。

CordalockCordalock

ただ、それぞれロックしたり、分解して一つにまとめるのは手間です。そこでこの“Cordalock”は、1つのロックでフレームに加え、前後輪、サドルをロックすることが出来ます。カギも一つだけで、1箇所施錠すればすむようになっているのでラクです。スペイン・バレンシア在住の、Mariano Lasala さんが開発しました。

CordalockCordalock

チェーンの部分も切断されにくいような素材や構造になっていますが、それでも絶対はありません。でも、こちらは、どこか1か所切断されても、その部分だけしか盗めません。それぞれ独立しているので、全部盗もうと思ったら、少なくとも3か所以上切断しなければならないのです。



特許取得済、1つの鍵でそれぞれをしっかり施錠できるという優れものです。今どきの電子製品と違って機械式なので、スマホなどは使いません。充電切れなどの心配も不要です。こちらも、クラウドファンディングで早々に目標金額を大きく上回る額に達しており、人気のほどがわかります。





こちらは“WAGGIN G1”、愛犬と行動したいサイクリスト向けの製品です。一台で、ペット用のバックパックとしても、歩行時に押したり引いたりして使うペット用ベビーカーとしても、そして自転車に接続して運べるペット用トレーラーにもなるという製品です。アメリカ・ニューヨーク州在住の、Cesar Lopez さんが開発しました。

WAGGIN G1WAGGIN G1

彼は街に出かける時、愛犬といつでも一緒にいたかったのです。自転車で牽引して移動し、駐輪した後は手で押して移動し、建物に入ったりするときは背中に背負って移動できます。駐輪した場所などに、決して置き去りにせず連れていきたいのです。工具は不要で、それぞれの形態に簡単にチェンジすることが出来ます。

WAGGIN G1WAGGIN G1

もちろん、リードを引いて歩くこともありますが、愛犬が疲れた時にはベビーカー、バッグパック、あるいはトレーラーに入れて移動できるわけです。愛犬家のサイクリストだったとしても、なかなか思いつかない製品かも知れません。こちらもクラウドファンディングで目標金額を上回る額を集めています。



WAGGIN G1WAGGIN G1

どれも自転車用品として既存のものがあるわけですが、独自に工夫や改良を加え、新たな製品に仕上げています。既存のもので満足、特に不満に思わず使っている人は多いと思いますが、このように飽き足らない人がいるおかげで、自転車用品も進化を続けていくのでしょう。





◇ 日々の雑感 ◇

熊本でまた大きな地震が発生しました。まだ救助活動も行われていますが熱中症等の二次被害も心配されます。

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